これから寒くなってくると欠かせない防寒アイテムのマフラー。
巻くだけで暖かくなっておしゃれもできるので冬には手放せない方も多いと思います。
ですがそんなマフラーの臭いが気になってしまう時はありませんか?
毎日マフラーを洗ってしまうと大切なマフラーが傷んでしまうこともあるので悩みますよね。
今回はマフラーを傷めずに臭いを消すおすすめの方法と、ウールやカシミヤの場合の注意点をご紹介します。
マフラーの臭いを取るにはアクリル製の場合どうする?
マフラーの臭いが気になった時に臭いを取る方法として、比較的安価なアクリル製のマフラーの場合は、その都度洗ってしまえばいいかなとも思います。
ただお気に入りのマフラーだと、洗濯をし過ぎて傷んでしまったり縮んでしまうと悲しいですよね。
気になる臭いを消す...と聞くと頭に思い浮かぶのはファブリーズなどの消臭スプレーではないでしょうか?
シュッとスプレーするだけで簡単に臭いを取ってくれて便利ですよね。
また、臭いを消してくれるだけではなく、芳香剤の役割もありさらに除菌もしてくれるのでいい事ばかりです。
ですが、このファブリーズをアクリル製のマフラーに使っても大丈夫なのか気になりますよね。
心配いりません。
もちろん大丈夫です。
ファブリーズは水をベースに作られていて、なんと消臭成分はトウモロコシ生まれの成分で出来ているのです。
さらに除菌成分は化粧品や薬用石鹸などに使われている有機系の成分で、果物や野菜に含まれている酸の成分と同じものを使っています。
マフラーは首に巻くのでどうしても口元についてしまいますが、ファブリーズは安心の成分しか入っていないので、気にすることなくファブリーズでマフラーの臭いを取ることができます。
ただマフラーが汚れている場合、その汚れている所へファブリーズをスプレーしてしまうとシミになってしまうことがあるので注意してください。
もしシミになってしまった場合は、水で濡らした布を固く絞って優しくトントンと叩いて汚れを取り除いてください。
あまりファブリーズをかけ過ぎてしまうとマフラーがベタベタしてしまう恐れもあるのでマフラーが乾いた後に、水で湿らせた布で拭き取ると綺麗になります。
またどうしても洗濯したい場合はアクリル素材は化学繊維なので、ネットに入れて手洗いモードなどで優しく洗うことも可能です。
ウールのマフラーが臭い場合どうしたらいい?
羊の毛で出来ているウールのマフラーはとても暖かくて丈夫です。
毛玉が出来にくいので冬の寒さ対策にはぴったりなのですが、洗濯をすると生地が縮んでしまったり締まってしまうのであまりおすすめはできません。
どうしても洗濯でマフラーの臭いを取りたい場合には、洗濯機の水圧によってマフラーの生地が縮んでしまうので、ぬるま湯で手洗いしなければいけないため少し大変です。
そんなウールのマフラーの臭いを取る方法として「お風呂場に干しておく」というのを聞いたことがありませんか?
湿気の多い所に干しておくことで水分に臭いを吸収させて気になる臭いを取るという仕組みです。
この時に注意しなければならないのは必ず水分を吸わせた後に陰干しをしてきちんと乾かすことです。
そうしないとマフラーに水分を与え過ぎてしまい雑菌が繁殖して余計に臭ってしまったり、カビの原因を作ってしまう恐れがあるので水分を吸わせた後はしっかりと乾かすようにしてください。
また「アイロンのスチームを使う」という方法もあります。
やり方は簡単で、マフラーの表面にアイロンがつかないように注意して、アイロンから出る蒸気だけを当てるようにして臭いを取るという先ほどと同じ原理を利用した方法です。
マフラーにアイロンを直接当ててしまうとマフラーの生地を傷めてしまうので気をつけてください。
ウールのマフラーにもファブリーズを使うことが可能ですが、注意も必要です。
ファブリーズの主成分は水です。
水によって生地が縮んでしまう恐れのあるウールに、あまりたくさんファブリーズをスプレーしてしまうのは良くないです。
適量を守ってスプレーをし過ぎないように気をつけてくださいね。
カシミヤのマフラーが臭い場合どうしたらいい?
カシミヤのマフラーと聞くと高級品で丁寧に手入れしなくては...と思いますよね。
カシミヤとは、カシミール地方に生息しているヤギの毛のことで素材がとても柔らかいのが特徴です。
カシミヤのマフラーが臭くなってしまっても、洗濯するのは少し緊張してしまいます。。。
もしも洗濯でマフラーの臭いを取りたい場合には、洗濯の方法として必ず30度以下の水を使い丁寧に優しく手洗いで行うことが大切です。
また長時間水に浸さないことも大切で、すすぎまでを短時間で行い生地を傷めないように細心の注意が必要です。
カシミヤはシワがつきやすいのも特徴なのでやはり洗濯はなるべく避けたいですね。
なのでもっと手軽にカシミヤのマフラーの臭いを取る方法として「夜寝る前にマフラーを外に干しておく」という意外な方法もあります。
これは気になる臭いを水分と一緒に飛ばす方法で夜寝る前に外に干しておくことで夜露の水分を使い臭いを飛ばしてしまうのです。
そして日中に外で陰干しをします。
ポイントは風通しの良い場所に干すことと、マフラーを裏返して干すということです。
風通しの良い場所に干すことで、水分が原因で増えてしまうカビの繁殖を防ぐことができますし、裏返しにしておくことでマフラーが日焼けしてしまうのを防ぐことができます。
もちろんファブリーズを使って臭いを取ることも可能です。
ファブリーズも臭いを吸着させて水分と一緒にその臭いを蒸発させるという仕組みなので、カシミヤのマフラーにスプレーしても大丈夫です。
ですがあまりにもカシミヤの毛が細すぎるマフラーだと毛と毛の間にファブリーズの液が入り込み、毛が固まってしまう恐れがあるので気を付けてください。
まとめ
マフラーがいい匂いだと気分も良くなりますね。
首に巻きつけるマフラーは直接肌に触れているので、臭いの原因が実はたくさんあるのです。
汗や唾液、ホコリに寄ってきた雑菌が繁殖してしまった臭い、他にも加齢臭や飲食店の臭いなど、できれば臭いのするマフラーは避けたいですよね。
ファブリーズをスプレーしたり、お風呂上がりに浴室にかけておくだけで簡単に臭いを消すことができます。
寒い冬には暖かくていい匂いのするマフラーで、楽しくお出かけしてみてはいかがですか。