「さぁ、夕飯を作ろう!」と思ったら、冷凍しておいたお肉を解凍し忘れていてカチコチだった!なんてことありませんか?
包丁で切ろうとしても固くて切れないとき、どうしていいのか困ってしまいますよね。。。
今回は、冷凍してカチンコチンになったお肉の切り方や、お肉を冷凍しても使いやすい保存方法、冷凍したお肉を焼く時は解凍したほうが良いのかということについてご紹介します。
冷凍肉の切り方ってどうしたらいい?
カチカチに固まった冷凍肉は、半解凍すると切れやすいです。
お肉を買ってもすぐに料理に使わない時は、冷凍保存する方が多いですよね。
でも、食事を作ろうとした時にお肉を解凍しておくのを忘れていた!なんてことありませんか?
仕方がないからそのまま切ろうとしても、本当にカッチカチ!!
固くて切れないのって困りますよね。
そんな時でも大丈夫です!
冷凍されているお肉を半解凍すれば、切りやすいしケガをする危険も少なくてオススメですよ。
半解凍は、お肉をジップロックなどの袋に入れて流水や氷水につけておくと少しずつ解凍されていきます。
解凍しきってしまわないように気を付けながら、半解凍程度になったら取り出して切るようにしましょう。
全て解凍しきってしまうと、お肉を全て使い切ってしまわないといけません。
それは、衛生面の問題で食中毒の危険性があるということと、お肉を再冷凍しないほうがいいからです。
実は解凍した肉って、もう一度冷凍してもおいしくないんです。。。
冷凍したお肉を解凍する時、ドリップと呼ばれる水分が出てしまいます。
このドリップにはお肉のうま味が含まれているので、出てしまうとお肉の美味しさがなくなってしまいます。
また、ドリップが出てしまうことによってお肉の水分が抜けてしまうので、再冷凍したお肉を再び解凍して調理してもお肉がパサパサして美味しくありません。
もちろん、半解凍したものを再冷凍した場合でも、多少味が落ちたりパサついたりしますが全解凍ほどではありませんよ。
冷凍肉を切る包丁は?
使う包丁に関しては、半解凍した場合は普通の包丁でもいけます。
もし肉の半解凍が面倒だと感じる場合は、冷凍ナイフを持っておくのもいいかもしれません。
両面が刃になっているタイプは、片面がパン切り包丁になっていることが多いです。
硬いものを切る時って、背の部分を押させて力を入れて切ることが多くありませんか?
この切る時に上から力を入れようとすると、両面が刃になっているとケガをしやすいんです。
過去にざっくりとケガをしたことのある私としては、片面だけが刃になっているものを、おススメしたいですね。
肉を冷凍しても使いやすくする保存方法とは?
忙しい主婦の皆さんは、買ってきたお肉をトレーごと冷凍庫に入れてしまうという時もあるかもしれません。
でもちょっと待ってください!
買ってきた後にひと手間加えるだけで、調理するのがとても楽になるんですよ。
それは、使いきれる分や1回分ずつラップに包むだけです!
こうしておけば半解凍して残りを再冷凍して…という手間が省けますし、1回に使うお肉の量も分かりやすいなど便利ですよ。
我が家の場合は、豚肉などは100gずつ小分けにしたり、鶏肉は1枚ずつラップに包むなどして冷凍保存しています。
特に塊肉の場合には、冷凍のままのお肉を切るのはかなり力が必要ですし、結局切れなかったなどとても大変です。
また、冷凍のままで切ろうとすると手が滑ったりして危険です。
買ってきた時に切っておけば後から調理する時に便利ですし、手が滑る危険性もないので安全ですよ。
冷凍のままで売っているお肉を買ってきた場合は、上の章でも載せた「冷凍食品専用の包丁」で切るのがベストですが、そんな包丁を備えている家庭も少ないと思います。
冷凍食品専用の包丁は、のこぎりのように歯がギザギザしていてるモノが多いです。
同じように刃がギザギザしている包丁にはパン切り包丁がありますが、刃の厚みが全然違って薄いです。
間違ってもパン切り包丁で、冷凍のお肉を切らないようにしてくださいね。
冷凍のままのお肉を買ってきた時は、お肉が全て使い切れる使い道を考えて調理してから冷凍する方法がオススメです。
多少面倒くさいかもしれませんが、作り置きになるので食事を作る時の手間を省くことが出来てラッキーですよ~。
冷凍肉を焼く時は解凍してから?
冷凍したお肉を半解凍にしたり、残りを再冷凍したりするのは面倒くさい!という主婦の皆さん。
分かります!
私も同じです笑
毎日仕事や家事に追われて大忙しなので、少しでも時短になるようなことは試したいですよね。
そんな時は、冷凍のお肉をそのまま焼いてしまいましょう!
解凍しなくてもOKなんて、お手軽ですし、時短にもなっていいですよね♪
もちろん、お肉自体に下味をつけるような料理の場合は解凍してからじゃないとできませんが、味付けをしながら調理する場合には解凍しなくてもいいんです。
ステーキは冷凍したお肉をそのまま焼くほうが美味しいとも言われているんですよ。
冷凍したお肉を解凍せずに調理する時に必要なものは、鍋やフライパンの蓋と水70mlのたった2つだけなんです!
焼く方法は、
①冷凍してあるお肉を鍋やフライパンに入れる
②水70mlを入れて蓋をして、強火で3分加熱する
③火を止めてそのまま1分程放置する
④あとはいつも通り調理するだけ!
とっても簡単ですよね!
特別なことをするわけでもないので、気負うこともないし手軽にできると思います。
この方法は、蓋をして水を入れて加熱することで水が水蒸気になるんです。
その水蒸から放出される熱をお肉が吸収してくれるので、冷凍したままでも内部まで火が通るという仕組みなんですよ。
解凍せずにそのまま調理すれば、解凍する時に出てしまうドリップを防ぐことが出来ますし、解凍するための手間は時間を省くことが出来るので忙しい主婦にはありがたいですね。
おいしい冷凍肉の解凍方法は?
焼く以外で冷凍肉を使う時のおすすめの解凍方法は、冷蔵庫の中での自然解凍です。
常温で放置するのや電子レンジを使うのと違って、時間はかかりますけどね。
凍った肉の内側と外側の温度差を小さくすることで、溶けた時にでる水分(うまみ成分がつまっている)を最小限に抑えることができるんです。
あと1章でふれた氷水をつかう解凍方法も、肉外側の温度を低いまま解凍できるので、旨味成分を逃がさずに解凍できますよ~。
まとめ
冷凍したお肉を切る時には、半解凍程度まで解凍してから切ると切りやすくて安全です。
半解凍程度までであれば、残った分を再冷凍しても大丈夫です。
ただし、解凍しきってしまわないように注意してください。
解凍しきってしまったら、すべて料理に使いきるなどして再冷凍しないほうがいいですよ。
再冷凍すると味も落ちますし、パサパサするので美味しくありません。
調理しやすいように、お肉を買ってきたらなるべく早めに小分けにして冷凍保存するようにしましょう。
冷凍のままのお肉を買ってきた時には、全て使い切れる使い道を考えてから解凍して調理してから冷凍保存することをオススメします。
冷凍したお肉は解凍しなくてもそのまま調理に使うこともできますよ。
加熱する時に水70mlを入れて蓋をして加熱するだけのとっても簡単な方法です。
安売りなどでお肉を多めに買ったりするときには、ぜひこの方法でお肉を保存・調理して美味しく食べれるようにしちゃいましょう。
保存方法や調理の仕方ひとつでいつもの料理を美味しく変身させることができたり、時短にもなる方法は主婦の強い味方になりますね。