さつまいもといえば、ふかしたり焼き芋がおいしいですが、実は茎の部分も食べられます。
でもスーパーでさつまいもの茎が売られているのって、あまり見かけませんよね。
さつまいもの茎を頂いた場合、どう調理したらいいんでしょう?
今回は、さつまいもの茎の食べ方や調理法、皮はどうしたらいいのかについて紹介していきます。
さつまいもの茎の食べ方!
秋になると「さつまいも」の身の部分(!?)は食べますよね。
でも茎の部分も食べられるんですよ~。
食べ方をあげてみますと
・さつまいもの茎と油揚げの煮物
・きんぴらや炒め物
・佃煮
・サラダ
・天ぷら
・キムチ
・味噌汁
・ぬか漬け
あたりでしょうか。
私が子供の頃、父方の祖父から「さつまいも」をもらった時に、茎の部分も一緒にもらいましてね。
「この茎どうするの??」と思ったのですが、母が調理してくれて初めて「さつまいもの茎」が食べれることを知りました。
後々祖父に聞いたところ
「戦争の頃に芋づる(さつまいもの茎の部分)をイヤほど食べた」
「自分はもう食べたくない」
「でも食べれるのを知っているし、もったいないから持っていった」
らしく、私の母も「さつまいもの茎」の調理の仕方を知らなかったそうです。
母は自分の実家にこっそり電話して、母方の祖母からさつまいもの茎の調理方法を聞いたそうです。
芋づるの調理法の前に皮は?
さつまいもの茎の皮って、「取った方がいい」という人もいれば「取らなくてもいい」という人もいます。
茎の部分の違いもあると思うんですけど、茎が太い場合は皮をとらないと、食感が固く感じてボソボソすることも多いです。
ウチの母は、さつまいも茎の皮は全て取っていますね。
葉がついている細い方から太い方へ、ハシの方の皮を爪先でつまみ引くようにすると、皮がむきやすいです。
ていねいに皮をむいたあと、5センチほどの長さに切り、30分ほど水につけてアクを抜いてくださいね。
手早くアクを抜きたい時は、サッと湯がいてザルにあけてから水で洗ってください。
アクを抜いておかないと、意外とニガミがありますよ~。
さつまいもの茎のレシピ
調理方法をあげていきますよ~。
さつまいもの茎と油揚げの煮物
①サッと湯がいて水洗いをしてアクを抜きます。
②サラダ油で茎を油揚げを炒めます。
③そこに水としょうゆ、砂糖を入れ煮てください。
さつまいもの茎と鶏肉の煮込み
①皮をむきアクを抜いた茎と鶏肉ををごま油で炒めます。
②そのまま塩、みりん、日本酒を入れて煮込みます。
お好みで砂糖で甘くするのもいいかもしれませんね。
煮込み時間は、短い方がシャキシャキ感が残りますよ~。
鶏肉の代わりに、牛と豚の合い挽き肉を使ってもおいしいですよ~。
さつまいもの茎のきんぴら
①アクを抜いた茎の部分をサラダ油で炒めます。
②すこし柔らかくなったら、しょうゆ、砂糖、酒で味を調えます。
めんつゆで味付けしもいいかも♪
③水分がが少なくなってきたら、ゴマ油を少し加えて絡ませます。
④器に盛って、お好みでゴマをふりかけると完成です!!
さつまいもの茎の佃煮
①鍋に1センチほど水を入れ、沸騰したら皮を剥いてアクを取った茎を入れます。
②茎が柔らかくなったら、醤油とみりんを入れて中火で煮ていきます。
③味見しながら砂糖を入れていき、水分がなくなるまで煮詰てください。
さつまいもの茎のサラダ
①サラダとはいえ、皮をむいた茎を熱湯で軽くゆでてください。
②ドレッシングやポン酢をかけます。
ポン酢をかける場合は、上からかつおぶしをまぶしたりしてもアクセントが出ますね!
さつまいもの茎の天ぷら
水溶き粉に5本ほど入れ、180℃の油であげます
薄く切ったニンジンやかぼちゃ、さつまいもやしめじなんかと、かき揚げってのもおいしいですよ~!
さつまいもの茎のキムチ
①皮をむいてアクを抜いた茎を、濃いめの塩水に20分~30分つけます。
②ザルに入れて水分を切り、キムチの素とよく混ぜて一晩寝かせてください。
さつまいもの茎の味噌汁
淡泊な味付けだけに、皮を剥かないと火が通っても口にスジが残るのがわかります。
皮をむいてアクを取った茎を水にいれ、火が通ったら味噌を溶かして入れてください。
沸騰させたらミソの風味が飛ぶので、注意が必要ですね。
うすあげやわかめなどの具を入れるとおいしいですよ♪
さつまいもの茎のぬか漬け
皮をむいた茎を、ぬかに漬けます。
水で洗ってそのままぬか漬けにすることもできますが、皮を剥いてアクを抜いてから漬けた方が口当たり的にもおすすめですね。
まとめ
ウチの近くのスーパーでは、お惣菜として「さつまいもの茎の煮物」を売っていたりします。
私の祖父の世代(90歳代)だと、戦争の食糧難の時代に食べたという方も多いそうです。
茎とはいえ、ほんのりさつまいもの香りもしますし、調理法によってはシャキシャキと口当たりもいいんですよ~♪
私は、油揚げとの煮物が好きですね♪
さつまいもの茎の保存方法についてはこちらを参考にしてくださいね
⇒さつまいもの茎の保存方法。下処理は?食べ方ってどうしたらいい?