ペットや植物など、初めて迎える冬に不安を感じているあなた。
そのお気持ち分かります。
寒さで凍えてしまわないか、必ず一定の温度帯に保ってあげないといけないような繊細なペットだったら…より不安は募りますよね。
そこで具体的に、暖房はつけっぱなしにしても火事にならないのか?つけっぱなしにする場合の暖房の適温は?つけっぱなしのまま外出しても問題ないのか?
この3つに焦点を当てて、お話ししていきたいと思います。
可愛い家族と、安全に快適に越冬できる手助けができますように。
暖房はつけっぱなしだと火事になる?
まずは、エアコンの暖房機能をお使いの方。
余程のことがない限り、火事は起こらないので、ご安心を。
なぜならエアコンは、他の暖房機器と違って高温になる箇所がないからです。
エアコン本体に火災を起こす要素がありません。
ただし、あなたがペットのために、冬の間中つけっぱなしを考えているなら、念のため準備を。
エアコンの効率を良くし、節電のためにも、フィルターの掃除をして下さい。
合わせて室外機の掃除も。
万が一のことを考えて、室外機の周りには燃えやすい物は置かないようにすべきです。
エアコンのコンセント周りのホコリも払っておくことで、発火の可能性を限りなくゼロにできますよ。
しかし、エアコン以外の暖房機器を使う場合は、話が変わります。
石油ストーブやファンヒーター、ガスストーブのつけっぱなしは、大変危険です!
一酸化炭素中毒の危険性があるからです。
最低でも1時間に1回、10分程度の換気が必要です!
電気ストーブは、一酸化炭素中毒の心配はありませんが、熱くなるヒーターの部分やコンセント周りのホコリはきちんと掃除をしておかないと、発火の危険性があります。
今、挙げたストーブとヒーターに共通して言えることは、内部が大変熱くなるため、近くに燃えやすい物を絶対置かないようにすることも大切です。
転倒にも気を付けないといけませんね。
最後に電気カーペットですが、つけっぱなしでも火災の可能性は低いです。
一般的には、コンセント周りの掃除だけでオッケーです。
ただし、ペットがいる場合は、爪研ぎや噛み癖により中に隠れている電熱線が傷まないようにしないといけません。
保管の際も、折り畳んだカーペットの上に重いものを乗せて、電熱線を傷付けないよう、取り扱いに注意が必要ですね。
暖房をつけっぱなしにするときの温度は?
冬場のエアコンの場合、お昼間の活動時は23℃程度、就寝時はお布団を被るため、15~21℃が適温と言われていますが…
つけっぱなしにしていると、電気代が気になる方もいらっしゃるのでは?
実は、設定温度を1℃下げると、10%節電できるというデータがあるのです。
そこで、効果的に部屋を温め続けるために工夫が必要になりますね。
温かい空気は上にたまる傾向があります。
まずは、エアコンの風向きは、下に向けます。それと同時に、サーキュレーターや扇風機を上に向けて回し、上にたまった空気を循環させるようにするのです。
また、湿度が加わると暖かく感じるので、加湿器を併用したり、窓際から冷えるのを防ぐために、カーテンを引いたり、断熱の効果を高めるために、窓に梱包用のプチプチを貼るのもお勧めですよ。
ちなみにエアコンは、寒い部屋を温める際に、最も電力を使います。
節電のためと思って、弱風にするのではなく、自動にして一気に室温を上げてしまう方が、返って節電になります。
室温が上がり切れば、後は保つだけなので、電力は最低限しか消費しなくなるのです。
意外ですが、こまめにエアコンのスイッチを点けたり消したりするより、つけっぱなしの方が結果的に節電になることもあります。
以上から総合すると、つけっぱなしにする場合の適温は、20℃と言えますね。
暖房をつけっぱなしで外出?
ペットを飼っている場合、大切な家族のために暖房はつけっぱなしにしててあげたい!でも、そのまま外出しても大丈夫なの?と不安が入り乱れ、心の中で葛藤ですよね…
そこで、できる限り不安を解消するためにやるべきことをお話ししたいと思います。
エアコンの暖房機能をお使いの場合、先にお話しした通り事前の掃除、特にコンセント周りに注意が必要です。
また、リモコンをイタズラされて、モードが替わっていたら大変です!
冬に冷房とか、強風とか…考えただけで寒気がしますよね。
ですから、イタズラされないところにしまっておくが、そのままリモコンを持ってお出かけ下さい。
石油ストーブとファンヒーター、ガスストーブ、電気ストーブの場合は、つけっぱなしをおすすめできないです。。。
電気カーペットも、常に中の電熱線が見えてきたり、傷付けられていないか確認しながら、使用しても良いも思います。
まとめ
大切なペットと越冬するために、何が必要か、お分かりいただけましたか?
一番は、安全性と光熱費を考えて、エアコンが良いと思われます。
購入費は断トツで高額になりますが…
石油ストーブとファンヒーター、ガスストーブ、電気ストーブの場合は、つけっぱなしをおすすめできないです。
電気カーペットも使い方次第です。飼われているペットの性格も考えつつ、くれぐれも安全第一で暖房機器をお使いになって下さいね。
▼参考記事▼