春の山菜である「タラの芽」。
山菜の天ぷらには欠かせないですよね。
タラの芽にはトゲがあるものを良く見かけますがが、とげがないモノも存在することをご存知ですか?
今回は、タラの芽のとげありととげ無しの違い、トゲは食べれるのか、とげがある場合の天ぷらの下よりについて紹介していきます。
タラの芽のとげありととげ無しの違いって?
いかついあのトゲトゲの木が特徴だと思っていたタラの芽。
あの特徴を失ったトゲなしの木もあるとのことで、調べてみると確かにありました。
ツルツルの木の先にタラの芽がでているものが。
なんとも衝撃的だったので、どんな違いがあるのか調べてみました。
とげの有無で呼び名が違う
トゲありの木とトゲなしの木があるとなると、同じタラの木でも2種類あることになりますよね。
そのためきちんとそれぞれの呼び名があります。
・トゲのある木→オダラ
・トゲの無い木→メダラ
トゲトゲ=オス、無いものをメスとしての呼び方ですね。
なんとも覚えやすい!
トゲなしはタラの芽らしからぬ味?
通常食べられるトゲありの木のタラの芽。
春の山菜に欠かせない「苦味」がありますよね。
この少しの苦みが大人にはたまらなく、春を感じる旬の味になっているかと思います。
しかし、トゲの無い木のタラの芽にはこの特徴でもある「苦味」がありません。
苦味が苦手な方はもちろん、子供や年配の方には食べやすいかもしれませんね。
春を感じる風味や苦みがなく、美味しくないと感じる方もいるようです。
確かにこの風味や苦みがあるから感じる春だったり、山菜のいいところなので、少し寂しい気もしちゃいます。
どちらが好みだとしても、木のトゲを見れば苦味の有無がわかるという点は面白いですね。
タラの芽のトゲは食べられる?
タラの木の「オダラ」はトゲトゲがあるのが特徴でした。
しかし木ではなく、「タラの芽」をよく見るとなんとココにもトゲがあるんですよね。
私も春には田舎の道の駅に行き、タラの芽を買うのですがたしかに緑が鮮やかなタラの芽に茶色いトゲがありました。
そのとげってどうしたらいいのか、取ったほうがいいのか・・・。
下処理に少し悩むところですよね。
そんなタラの芽についているトゲですが、実は火を通せば問題なく食べられます!
「口の中が痛いなんてヤダよぉ~」と思ったアナタ。
大丈夫です。
口の中を血だらけにするつもりはありません!
口当たりが悪そうですが、このトゲは火を通せば柔らかくなり、口当たりも気にならないほどに。
とげがあることさえ忘れてしまうくらいです。
どうしても気になる方や、少し育ちすぎたタラの芽のトゲは包丁で軽くトゲをそぎ取ってもいいですね。
そんなに慎重になるようなことはないですよ♪
タラの芽にとげがある場合の天ぷらの下処理は?
やっぱりタラの芽といったら天ぷらですよね。
いざ準備を始めているとタラの芽についたトゲが気になる・・・。
取るべきなのか悩みどころですが、先ほども紹介した通りそのままで大丈夫です!
天ぷらでも熱を通すことでこのトゲは柔らかくなり、食べても気にならないくらいになります。
サクサク美味しく食べているときに「いたっ」とならないか不安ですが、大丈夫ですよ。
私も家族もトゲを取ってない天ぷらを何度も食べてますが、何もきになりません。
むしろ家族はとげがあることを知らないと思います!
他の調理方法でも同じ。
タラの芽のトゲについては、火を通せば心配いりません。
まとめ
春を感じるタラの芽は、タラの木の種類によって苦みの強さが違うことが分かりました。
あの苦みと風味が好きなんだ!という方はぜひトゲトゲのある木「オダラ」のタラの芽を。
苦味が苦手な方はトゲのない木の「メダラ」のタラの芽を選ぶといいでしょう。
春が近づき、山へ山菜取りに行く方はぜひ参考にしてみてくださいね。
また、木ではなくタラの芽本体にもトゲがあり下処理が面倒だと感じてしまいますよね。
しかしこの芽についているトゲ、火を使って調理すれば柔らかくなりまったく気にならないんです。
タラの芽ったらさりげなく主婦の味方・・・♪
今年の旬もぜひ頂こうと思います。