毎日の食卓に欠かせない炊きたてのほかほかご飯。
おいしいご飯を食べようと思ったのに炊飯器でご飯を炊いた時、ご飯がべちゃべちゃになってしまうことがありませんか?
今回は、そんなご飯がべちゃべちゃになってしまう原因や対処法、べちゃべちゃのご飯をそのまま炊飯器で保温しておくとどうなるのかなどをご紹介します。
ご飯がべちゃべちゃになる原因って何?
炊飯器で炊いたご飯がべちゃべちゃになってしまう原因はいくつかあります。
米自体に原因がある
まずは「米自体に原因がある」場合です。
米の品質が悪いと、炊飯器で正しく炊いてもべちゃべちゃになったりおいしくなかったりします。
また、米の保存状態も重要です。
品質のよい米でも、湿気のある場所で保存していると米が傷んでしまいご飯の風味が落ちたり、食感が悪くなったりするので注意が必要です。
ご飯の炊き方に問題
次に考えられる原因は「炊き方に問題がある」という場合です。
米を計量するときに、米の分量を間違えていたり、米の分量が正しくても水の分量を間違えていたり、正しく炊飯器に米と水がセットされていないとべちゃべちゃのご飯になってしまいます。
洗米のしすぎ
また、洗米のし過ぎも禁物です。
米を洗いすぎて米の表面が傷付いてしまったり、洗っているときに水を吸ってしまうので、水加減を正しく計量しても水分量が多すぎてべちゃっとした食感になることがあります。
同じような原因として、米の浸漬時間が長すぎるということも考えられます。
長く水に浸してしまうと米のデンプン質が溶け出してしまい、べたついた食感になります。
ちなみに米の適切な浸漬時間は、冬場なら最低1時間、夏場なら最低30分最高でも90分程度が目安です。
これ以上長く水に浸けても、米が水を含める量は決まっているため意味がありません。
炊飯器に問題がある
最後に考えられる原因は「炊飯器に問題がある」という場合です。
炊飯器が故障していてはおいしいご飯を炊くことはできません。
また、炊飯器が濡れていたり、汚ていたりしても正常に動かないためご飯がべちゃべちゃになってしまう可能性があります。
ご飯がべちゃべちゃになる場合の対処法は?
炊飯器で炊いたご飯がべちゃべちゃに炊きあがった場合、少しマシにする方法は次章で触れますが、基本的に炊き方を考える必要があります。
まずは米を新しいものに変えることです。
米が原因の場合、品質の悪い米や傷んでしまった米は使わないほうが安全です。
また、新しい米を購入した際には保存場所にも気を付けるといいですよ。
米をシンクの下やキッチン周りに保存していませんか?
実はシンクの下は風通しが悪く、米の保存場所には適していません。
キッチン周りはお湯を沸かしたり、食器を洗ったりするので水分や湿気が多く米が痛みやすくなってしまうのであまりおすすめできません。
そのため米は密閉容器などに入れ、野菜室に保存しておくのがポイントです。
次の対処法は炊飯器にセットするときに米と水の分量をしっかりと計量することです。
また浸漬時間が長くなりすぎないようにも注意してください。
また、炊飯器に汚れや故障している箇所がないかなどメンテナンスを定期的に行うようにすることも重要な対処法です。
べちゃべちゃになってしまったご飯を硬くするのは難しいのでお粥やお茶漬けにして食べるとあまり気にならずに食べることができますよ。
ご飯のベちゃべちゃを保温しておくとどうなる?
べちゃべちゃに炊けてしまったご飯をそのまま炊飯器に保温しておくと、少しだけべちゃべちゃが解消される場合があります。
しかしそのまま長く保温しておいても、普通のほかほかご飯に戻すことはできません。
黄色く変色して風味が落ちてしまうこともあります。
また、保温すると炊飯器の蓋の部分に水滴がついてしまい、その水滴がご飯に落ちて余計にべちゃべちゃになってしまうこともあるので注意が必要です。
保温以外にも炊飯器には「再加熱」というモードがあります。
あまりにも水分が多くべちゃべちゃのご飯の場合は再加熱するのがおすすめです。
保温よりも水分が飛びやすく、べちゃべちゃを解消する効果が期待できます。
他にも、電気レンジを使う方法もあります。
お皿にべちゃべちゃご飯をよそい、ラップをかけずに電子レンジで温めます。
電子レンジで加熱することで水分を飛ばしてべちゃべちゃを解消するという方法です。
炊飯器で保温を続けるよりもご飯が硬くなりやすいですよ。
まとめ
炊飯器で炊いたご飯がべちゃべちゃになってしまう原因や対処法などをご紹介しました。
べちゃべちゃになってしまう原因は、米や炊飯器などさまざまで水や米の分量を間違えないようにすることも大切です。
米の品質や保存方法にも注意して、正しく炊飯器を使い美味しいほかほかのご飯を味わってくださいね。