お弁当にりんごを入れたいけれど、食べる時になると茶色っぽく変色しているのが残念です。
可愛いうさぎなどに飾り切りしても、変色していると、ガッカリ・・・。
何か変色を防ぐ方法はないかしら?
ここでは、時間が経っても、酢でりんごの変色を防ぐ方法とその他の変色を防止する方法、変色て栄養は変わるのかについて紹介していきます。
りんごの変色は酢で防げる?
意外と思われるかもしれませんが、酢でりんごの変色を防ぐことができるんですよ~!
りんごは切った瞬間は問題ないですけれど、しばらくすると必ず変色が始まってしまいます。
これはりんごのポリフェノールが酸化したことが原因です。
りんごを切ったことで、ポリフェノールは空気に触れ、褐色に変わっていきます。
この現象はりんごだけでなく、桃やバナナ、アボカド、ナス、じゃがいも、れんこんも起こります。
変色をしないようにするには、ポリフェノールを酸化させないことになりますが、どうしたらいいのでしょうか?
酢でこの変色を防ぐことができます!
ポイントは酢単独ではなく、酢を水で薄めたものを使います。
酢だけでは変色を促進するだけですが、この酢水に浸けると変色しにくくなります。
酢と水の割合は、水200㏄に対して、酢は大さじ1/2杯。
5分ぐらい漬けておくと、効果があります。
リンゴの変色を防ぐ方法
酢以外にも
・塩
・砂糖水
・はちみつ水
・レモン水
・炭酸水
にもりんごの変色を防ぐことができます。
酢水だけでなく、りんごの変色を防ぐものがいろいろあります。
代表的なのは塩水です。
塩に含まれるナトリウムイオンがりんごのポリフェノールの周囲に膜を作り、酸素が触れないようにしてくれます。
また、水に浸けることで、空気に触れさせないようにできます。
やり方は、200㏄の水に小さじ1/2杯の塩を入れて、5分ぐらいりんごを浸けておきます。
急いでいる時は5分しなくても変色を抑制する効果がありますから、朝の忙しい弁当作りにはちょうどいいですね。
それから、砂糖水や蜂蜜水でも変色を防ぐことができます。
砂糖や蜂蜜による粘り気で表面をコーティングして、酸化を抑えます。
塩水に浸けると、リンゴがややしょっぱくなってしまいますから、砂糖水や蜂蜜水を使うのもいいですよね。
特に、蜂蜜は砂糖よりも濃いので、変色を抑制する効果が高いようです。
200ccの水に大さじ2杯の蜂蜜を混ぜ、りんごをしっかりと浸します。
水からリンゴが出てしまうと、その部分だけ変色しやすくなってしまいますから、気を付けましょう。
必要であれば、蜂蜜水をたっぷりと作ったほうがいいですね。
研究によりますと、蜂蜜水に数分浸すだけで、一日中、りんごの変色を抑制できたという結果もあるらしいです。
また、レモン水、炭酸水でも効果があるそうです。
レモン水の場合は、レモンのビタミンCが酸素よりも先にポリフェノールと結合することで、変色しないようにしてくれます。
炭酸水の場合は、炭酸に含まれるクエン酸が変色を抑制してくれます。
思い出してみると、カットしたフルーツに炭酸水を加えて作るフルーツポンチに入れたりんごは変色しません。
この原理が働いていたのですね。
いろいろなものでりんごの変色を抑制できますが、一番効果が高いのは塩水です。
でも、塩やレモンの味が気になる人は、砂糖水や蜂蜜水に浸けるのがおすすめ!
この方法は外国のパティシエなども利用していて、変色防止だけでなく、りんごの甘みを増やし、美味しくなります。
りんごの切り口は変色することで栄養が変わる?
りんごの切り口は空気の酸素に触れることで、ポリフェノールが酸化し、変色してしまいます。
ですから、変色した部分は栄養価が落ちていると言えます。
だけど、この変色はりんごの切り口だけで、中までには及んでいません。
変色部分は若干、水分が抜けているかもしれませんが、それほど味の変化はありませんし、全体的には大きく栄養を損失しているとは言えないのではないでしょうか。
また、変色するりんごほど、ポリフェノールが豊富とも捉えることができます。
ポリフェノールは抗酸化作用があり、肌のシミ予防に効果があります。
酸化したポリフェノールはオレンジジュースなどに浸すと、酸素とポリフェノールの結合をオレンジジュースのビタミンCが解いてくれます。
変色したりんごも、元通りの色になっていきます。
まとめ
りんごの変色は酢水で防止することができます。
また、塩水、砂糖水、蜂蜜水、レモン水、炭酸水でも可能です。
塩水に浸けると、一番変色が防げると言われていますが、味が変わってしまうのが気になるなら、蜂蜜水がおすすめです。
変色した部分は栄養が無くなったとも言えますが、それもりんごの断面だけで、中身は変色していませんから、全体的には問題ありません。
りんごの変色を上手に防止してみてくださいね。