炊き込みご飯って、一年中、いろんな具で楽しめますよね。
春は筍ご飯、夏は豆ご飯ん、秋は栗ご飯やきのこご飯、冬は芋ご飯。
また、山菜ごはんや五目ご飯などもあり、飽きることはありません。
炊飯器を使えば、具を刻んで入れるだけで、手軽に作ることができますし、市販の炊き込みご飯の素を利用したら、さらに簡単!
でも、気になるのは日持ちのこと・・・。
寒い季節は心配なかったけれど、暑い季節は食中毒が気になりますよね。
ここでは、炊き込みご飯は保温ジャーに入れたままでいいのか、炊き込みご飯の保存方法、タッパーでの冷凍保存方法保存について紹介していきます。
炊き込みご飯は保温ジャーの中に入れたままでも大丈夫?
炊き込みご飯を保温ジャーの中に入れたままにしておくのは、やめましょう。
せっかく炊き込みご飯を作るなら、たくさん作って、今日の夕食と明日の朝食に食べるなんてこと、ありますよね。
でも、炊き込みご飯を炊飯器の保温モードで何時間も放置して大丈夫でしょうか?
実は、炊き込みご飯はいろいろな具材が使われているので、ご飯自体の水分のほかに、具材や調味料に含まれる水分が存在し、とても傷みやすくなっています。
でも、炊飯器で保温されていることで、常温よりも高い温度(約70℃)でキープされていますから、食中毒菌が繁殖しにくくはなっていますが、炊飯器に入れたままでの保管はおすすめできません。
それは、保温が長くなることで、炊き込みご飯の水分が抜けて、ご飯が固くなってしまったり、炊き込みご飯に使われている調味料によって、内釜に匂いがこびりついてしまったりする可能性があるからです。
目安としては、炊き込みご飯を炊飯器で保温にしたままの状態は4時間が限界です。
では、炊き込みご飯はどのように保管したらいいのかしら?
それについては、次の章で説明しますね。
炊き込みご飯の保存方法ってどうしたらいい?
炊飯器で炊き込みご飯を炊いたら、まず、密封できる容器(タッパーなど)に移し替えましょう。
その日のうちに食べる分なら、常温で保存可能です。
夏なら6時間以内、冬なら1~2日に食べきれば大丈夫です。
けれども、もっと長く保存するなら、冷凍庫に入れましょう。
食中毒菌が発生する前に冷凍庫に入れれば、安心して長く保管できます。
冷凍庫保存では、2週間~1か月日持ちします。
冷凍庫で保存する際は、炊き込みご飯の粗熱を取って、冷ましてから、広げたラップにご飯を平たくのせて包みます。
出来れば、さらに、金属トレーにのせて冷凍庫に入れると、炊き込みご飯が急速冷凍され、風味などの美味しさを保たれます。
ただし、炊き込みご飯の具材によっては冷凍保存が不向きなものもあります。
例えば、こんにゃくや山菜、筍など。
解凍すると、食感を変わってしまいますので、このような具材は取り除いて冷凍保存するか、常温保存のうちに食べきるようにしましょう。
また、魚介類や肉類が含まれるものは冷凍保存でも、劣化しやすいので、早めに食べるようにしてくださいね。
炊き込みご飯の冷蔵保存をタッパーでするには?
冷凍庫で保管すると、解凍が面倒だから、冷蔵庫で保管できないかしら?と考えますよね。
たしかに、常温保存では長持ちしないし、冷凍庫保存では長持ちするけれど、食べる時に解凍に時間がかかりそうです。
でも、ご飯の冷蔵保存はNGなのです!
残った食材をタッパーに入れて冷蔵保存するなんて、よくあることでしょうが、ご飯に限ってはおすすめできません。
なぜなら、ご飯のでんぷんが低温(0~3度)で劣化してしまい、パサパサになってしまうからです。
一度、パサパサになったご飯は、レンジで温め直しても、元に戻りにくいですから、その日に食べきれない分は面倒でも冷凍保存してください。
解凍は常温解凍ではなく、レンジで解凍すれば簡単で、美味しさもそのままです。
ほったらかしの常温保存はラクですけれど、水分が出てきて、ご飯をべちゃべちゃにしてしまうことがありますので、レンジでしっかり解凍してくださいね。
まとめ
炊き込みご飯を炊飯ジャーで保温したままはおすすめできません。
水分が抜けて乾燥してしまいますし、内釜に臭いが付いてしまうことがあります。
炊き上がったご飯は密封できる容器などに移し替え、その日に食べる分は常温保存、それ以外は冷凍保存するようにしましょう。
冷蔵保存はご飯をパサパサにしてしまうので、しないように注意してください。
あともし糖質が気になるようでしたら、こんにゃく米を混ぜて炊いてみるのもいいかもしれません。
炊き込みごはんはもちろん、冷凍もできますよ~♪
乾燥こんにゃく米『こんにゃく一膳』