おでんの具といえば、定番なのは大根や練り物、こんにゃくなど。
でも、これでは子供は喜ばないこともあります。
そんな時におすすめの具が、ウインナー!
おでんにウインナーが入っていると、一気に、子供も食欲が湧いてきます。
けれども、ウインナーを入れたことが無い人にとっては分からないことだらけ。
いつ入れるの?、どうやって入れるの?
ここでは、おでんにウインナーを入れるタイミング、ウインナーの下処理、ウインナーが割れる原因と対処について説明します。
おでんにウインナーを入れるタイミング
おでんに具を入れる順番としては、最初は煮えにくい大根やこんにゃくなどからが基本です。
これらがある程度煮えてから、練り製品などを入れ、最後にすぐ膨らんでくるはんぺんを入れたら完成です。
ウインナーを入れるとしたら、タイミングは練り製品と同じです。
ウインナーは生でも食べられるものですから、煮えにくい食材でもないし、だけど、味を染み込ませたいですよね。
だから、練り製品と同じくらいのタイミングに鍋に入れていきます。
ウインナーは煮崩れすることもないから、最初から入れても大丈夫なのでは?と考える人もいるかもしれません。
ですが、ウインナーは肉の旨味がたっぷり詰まっていて、ずっと煮込んでいると、その旨味がおでんの汁に逃げてしまいます。
そうすると、ウインナー自体の味が薄まってしまいますし、おでんの風味がウインナーの旨味に負けてしまい、イメージとしてはポトフのようになってしまうことがあります。
予定していたおでんと違ってきてしまいますよね。
ですから、ウインナーは初めから入れない方がおすすめなのです。
おでんにウインナーを入れる時の下処理は?
他の練り製品や厚揚げ、餅巾着などと同じように、ウインナーも湯通しして、表面の油を取り除くと味が染み込みやすくなります。
また、太さのあるウインナーを使う時は、表面に何本か切り込みを入れておくと、さらに味が染みこみやすいでしょう。
この湯通しの下処理は、おでんの汁を油っぽくさせないために大切な工程です。
おでんの魅力はいろいろな具が入っているのもそうですが、おでんの汁を味わいたい人も多いはず。
おでんの汁に油が浮いてしまっては、他の具も油っぽくなってしまいますし、残念ですよね。
ちょっと手間がかかりますが、湯通しは熱湯をかけてもいいですし、熱湯に入れて少し茹でるだけでも大丈夫です。
ぜひ、下処理を省かないで行ってくださいね。
おでんにウインナーを入れたら割れる?
実は、ウインナーに切り込みを入れないまま、おでんに入れると、表面がひび割れしてしまうことがあるのです。
食べられないことはないですけれど、見た目ガッカリ。
ウインナーの中の肉は加熱されると、膨張し、肉汁が出てきますが、皮は全く伸びないので、ひび割れてしまうのです。
低温で加熱すれば、ひび割れしにくいのですが、おでんは低温でも長い時間加熱していることが多い料理ですから、結局、ウインナーが割れてしまうことは避けられないでしょう。
ですから、味が染み込みやすくなるということだけでなく、ひび割れ防止のためにも、切り込みは必要です。
切り込みをすると、ウインナーの旨味が流出してしまうという意見もありますが、表面がつるつるしたウインナーでも箸でつかみやすいという利点もあります。
また、切り込みでなくて、爪楊枝やフォークなどで数か所刺して、皮に穴を空けておいても、ひび割れ防止になりそうです。
子供が楽しみにしているウインナーですから、きれいに仕上げたいですよね。
一層のこと、たこさんウインナーの状態にして、おでんに入れるのも可愛らしいですよ。
まとめ
おでんにウインナーを入れるタイミングは後半です。
大根やこんにゃくが煮えてきてから、入れるのがおすすめです。
最初から入れてしまうと、ウインナーの旨味がおでんの汁に流れてしまい、ポトフのような風味になってしまいます。
おでんにウインナーを入れるなら、湯通しして、表面の油を落とすと、味が染み込みやすくなります。
切り込みを入れるのも、おすすめです。
味が染み込みやすくなるだけでなく、ウインナーのひび割れを防止してくれます。
人によっては意外に思われるおでんのウインナーですが、ぜひ試してみてくださいね。