オイルヒーターって暖かいのに、空気が乾燥しない、汚れないということで、大変人気が出ています。
また、炎が出ないので、小さな子供やペットがいる部屋でも使いやすい利点もあります。
一方で、火を使わないオイルヒーターは、火事には絶対にならないのか不安に感じている方もいますよね。
どんなにいい暖房器具でも、火事は困ります。
ここでは、オイルヒーターはタオルや布団を乾かすことで火事になることはあるのか、つけっぱなしでも大丈夫なのかについて紹介していきます。
オイルヒーターでタオルを乾かすことで火事になりやすい?
オイルヒーターはパネルの中に入っているオイルを電気で温めて、その放熱で部屋を温めていきますから、そのパネルに洗濯したタオルなどを乾かすとすぐに乾きそうですよね。
パネルを触っても、程よい温かさですから、これでタオルが燃えるなんて考えられない!
でも、パネルの表面は60度ぐらいありますし、長く触ると火傷しますから危険です。
子供やペットがいる家庭などは、オイルヒーターガードを使って、パネルに触れないようにするといいですね。
では、どうして、タオルをかけると火事になるのでしょうか?
覆われたパネルは放熱が上手くできないので、オイルヒーター自体が故障したり、過剰に放熱しようとするので、電源コードやコンセントに負荷がかかり過ぎて、発火してしまったりすることがあります。
オイルヒーターに洗濯物を引っかけるのは絶対にしないでくださいね。
また、自分としてはオイルヒーターに引っかけていないけれど、室内干しの洗濯物がいつの間にかオイルヒーターに覆いかぶさってしまうことがあります。
人が通った時に、ぶら下げていた洗濯物が落ちたけれど気づかなかったとか、子供のいたずらということもあります。
そういったことも考慮して、オイルヒーターの周辺にある物に考慮してください。
オイルヒーターでの火事は布団の近くで使うから?
オイルヒーターを置いている部屋に布団をびっちり敷いて寝ることもあるでしょう。
でも、このオイルヒーターに布団が引っかかっていると、やはり、放熱が上手くできないので、故障や発火の恐れがあります。
寝ている間に布団がずれたり、ベッドから落ちたりすることもありますので、1m程度、離しておいた方が安全です。
とにかく、オイルヒーターを覆うのはNGですから、気を付けてくださいね。
オイルヒーターをつけっぱなしにすると火事になる?
オイルヒーターは炎が出ない分、安全に思われがちですが、実はかなり消費電力を使う暖房器具です。
ですが、基本的にはつけっぱなしで使う物。
オイルヒーターの性質上、オイルが暖まるまでに約1時間、さらに部屋が暖まるまでにもう1時間ぐらいかかりますから、スイッチを小まめにオン・オフするのは非効率です。
ですが、オイルヒーターを付けたまま、外出してしまうのは避けましょう。
消費電力が大きい分、異変が起きやすいのがネックです。
日頃から、延長コードを使ったり、タコ足配線にしたりせず、コンセントも二口あっても、オイルヒーター専用に使うなど、十分に配慮が必要です。
配慮を怠ると、異常発熱による火災も考えられますから、必ず注意してください。
万が一、異変が起きても、在宅中であれば、すぐに気づいて対処できますが、不在でしたら、大きな火災になってしまうことも考えられます。
できれば、外出時はスイッチをオフにするだけでなく、コンセントを抜くように習慣づけておくと、確実です。
炎が見えない分、うっかりスイッチを切り忘れやすいので、あらかじめ、タイマー機能で一定時間を過ぎたらオフになるようにしておくのもいいですね。
まとめ
オイルヒーターに直接、濡れた洗濯物をかけて乾かすのは絶対にやめましょう。
引っかけたものが燃え出すわけではないですが、オイルヒーターが故障したり、電源部分から発火したりする恐れがあります。
オイルヒーターを設置している部屋で布団を敷く時も、1mぐらい離して、寝返りで布団がずれたり、ベッドから落ちたりしても、オイルヒーターにかからないように注意しましょう。
オイルヒーターは徐々に温まるものですから、通常、つけっぱなしで使用するものですが、消費電力が大きい家電ですから、万が一のことを考えると、留守中の使用は控えてください。