寒さが和らぎ過ごしやすい暖かな季節である春。
春が旬の野菜にはたけのこがありますよね。
このたけのこですが、重曹を使ったアク抜きで茶色に変色した場合、食べても大丈夫なのでしょうか?
今回は、重曹を使ってアク抜きをしたたけのこが変色した場合食べても大丈夫なのか、重曹を入れ過ぎた時の対処法や簡単なアク抜き方法についてご紹介します。
たけのこに重曹を使って変色したら食べれる?
重曹で変色しても、たけのこは食べれますよ(*'▽')
たけのこのアク抜きで重曹を使ったことがある人は多いです。
ですが、アク抜きするだけだったのに何故かたけのこが茶色く変色してしまった!という経験がある人は多いんですよ。
茶色く変色してしまうと、そのまま食べても大丈夫なのか不安になりますよね。
実は、重曹を使ってアク抜きをしたたけのこが茶色く変色しても食べられるんです!
食べられると分かると安心ですね。
そもそも重曹はベーキングパウダーの代用品として、パンケーキなどの「膨らし粉」として使われているんです。
また、柑橘類の酸味を中和するためにふりかけて使われていたりするので、安全性の高い食品添加物なんですよ。
ですので、重曹を使って茶色く変色したたけのこを食べても問題ないんですね。
重曹の過剰摂取は有害で、体重1㎏当たり重曹1.26gの摂取で呼吸器に問題が生じると言われています。
ですが、たけのこのアク抜きで重曹をそんなに使うことは無いので、過剰な心配はしなくて大丈夫ですよ。
万が一、重曹の量を間違えたとしても、身体に影響を及ぼすまでの量を入れるような間違いはしないと考えられるので、安心して使ってくださいね。
ただし、掃除用(工業用)の重曹は使うのを控えましょう。
重曹には食品用や掃除用があり、掃除用の方が安いのでつい掃除用を買ってアク抜きに使いたくなりますがやめておいたほうがいいです。
食品用の重曹は人の身体に入っても問題ないように清潔な場所で製造されていて、食品衛生法の基準もクリアしています。
そのため、ちょっと値段が高いんですね。
しかし、掃除用の重曹は人の身体に入ることを想定して製造されていないので多くの不純物が混ざっているんです。
当然ですが、食品衛生法もクリアしていないのでアク抜きだからと言って掃除用の重曹を使うのは適切ではありません。
必ず食品用の重曹を使うようにしましょうね。
たけのこに重曹を入れすぎた場合の対処法
茶色く変色してしまったたけのこを食べても問題ないと言われても、見た目が悪くなってしまうのは嫌ですよね。
せっかくの料理が美味しく見えなくなってしまいそうです。
茶色く変色したたけのこを元通りにすることは出来ませんが、1日程度水に浸けておくと多少色が薄くなる効果が期待できますよ。
途中、朝・昼・晩と3回は水を交換するのがポイントです。
水に浸けたり水を交換する手間が面倒な場合や水に浸けても色が薄くならなかった場合は、調理法でごまかしましょう!
煮物や炒め物などの濃いめの味付けで色が気にならないような料理に使えば、たけのこが変色していることを気にしなくてすみますよ。
たけのこのあく抜きを簡単にする重曹の使い方とは?
重曹を使ったたけのこのアク抜き方法は、水1~2Lに対して重曹を小さじ1杯程度でOKです。
早くアク抜きを終わらせたいとか、よりしっかりとアク抜きしたいと考えて重曹を多く入れても茶色く変色することになってしまいます。
重曹の量は守るようにしてくださいね。
茹で時間は30分以上かけるようにすることもポイントです。
ただし、茹で時間が長くなり過ぎるとたけのこが柔らかくなり過ぎるので、時間を見ながら注意して茹でましょう。
固さの目安は、たけのこの根元の固い部分に串を刺してスッと通る程度でOK!
スッと串が通ったら火からおろしましょう。
まとめ
重曹を使ってアク抜きしたたけのこが茶色く変色しても食べられます。
重曹は安全性の高い食品添加物なので問題ないんですよ。
ただし、重曹は必ず食品用のものを使うようにしてくださいね。
重曹を入れ過ぎて茶色く変色してしまったたけのこは、1日水に浸けて朝昼晩と水を交換すると完全ではないですが色を薄くさせることができます。
それでも気になったり、色が薄くならなかったら濃いめの味付けにするなど調理法でごまかしてくださいね。
重曹を使ってアク抜きする時は、水1~2Lに対して重曹小さじ1杯程度を入れて茹でるようにしてください。
茹で時間は30分以上かけるようにして、柔らかくなり過ぎないように様子を見るようにしましょう。
さまざまな料理に使える便利なたけのこ。
重曹を使って上手にアク抜きして、歯ごたえや香りを楽しみながら味わってくださいね。