食事や弁当のおかずに重宝する鮭は、まとめ買いして冷凍保存しておきたいものです。
しかし、パックのまま、そのまま冷凍庫に入れていませんか?
実は、あるひと手間をかけるだけで、より美味しく保存できるのです。
ここでは、鮭の冷凍はパックのままでいいのか、鮭を冷凍した場合の日持ち、冷凍した鮭のグリルを使った焼き方について紹介していきます。
鮭の冷凍はパックのままでもいい?
鮭を買ってきたパックのまま冷凍するのは、おススメできません。。。
鮭のパックをそのまま冷凍庫に入れるのは一番簡単ですよね。
しかし、それでは冷凍焼けを起こしやすく、水分が出て、魚の臭みが強くなってしまうことがあります。
パックの鮭の下に敷いてある吸水シートも一緒に冷凍してしまっていますから、臭みが強くなるのも当然でしょう。
冷凍焼けを起こすと、水分が抜けて、身がパサパサになってしまいます。
おすすめの方法は鮭の切り身に塩を軽く振って、10分放置してからラップで包み、さらに密封できる袋に入れてから冷凍します。
塩を振ってから10分以上放置すると、身が固くなりますから、気を付けましょう。
こうすることで、塩が魚の臭みを取り、風味豊かに美味しく焼き上がります。
また。ラップと密封できる袋の二重包装のため、冷凍焼けを起こすことなく、焼いてもふっくらとジューシーに仕上がります。
鮭を冷凍した場合の日持ちは?
一般的に、鮭を生のまま冷凍保存した場合は2週間程度日持ちします。
焼いてから冷凍保存した鮭は、1か月程度日持ちします。
長期に保存すると、冷凍焼けを起こしたり、味が落ちてきたりします。
早めに使い切ることをおすすめします。
また、パックのまま保存するよりも、ひと手間加えてから保存した方が鮮度を保ったまま、保存できます。
冷蔵庫保存でも、購入した翌日以降に使用する場合はトレーのまま冷蔵庫に入れるのではなく、トレーから出しましょう。
下に敷いてあるシートが魚から出る水分を吸収していますが、そのままでは臭みが魚に付いてしまうからです。
魚の水分をキッチンペーパーで拭き取り、ラップで1枚ずつ包んで冷蔵庫保管します。
それから、味噌やオイルなどで漬け込んだ状態で冷蔵保存するのもおすすめです。
鮭に下味が付きますから、調理時間を時短することができます。
また、漬け込んだ魚は冷蔵保存でも3~7日程度、日持ちを伸ばすことが可能です。
冷凍した鮭を解凍して販売していることもあり、家庭で冷凍すると再凍結になってしまうこともあります。
再凍結した鮭はかなり味が落ちてしまうため、できれば、冷蔵庫保存のうちに食べ切ってしまいましょう。
鮭を冷凍した場合の焼き方はグリルの場合どうしたらいい?
冷凍保存の方法も、冷蔵保存の時とさほど変わりません。
味噌やオイルに漬け込んだ状態でも、冷凍保存することができます。
鮭1枚に酒小さじ1を振りかけ、20分放置してからキッチンペーパーで振り取ってからラップに包んでから、冷凍保存しておくと、解凍後に美味しく食べられます。
解凍はレンジよりも冷蔵庫解凍か、氷水に浸けて解凍するのがおすすめです。
氷水に浸ける時は鮭が浮いてしまうので、皿などで押さえるようにしましょう。
また、氷水が浸入しないように、袋を二重にしたり、輪ゴムで留めたりしておきます。
冷凍の鮭によくある悩みは、身がパサパサしてしまうことです。
グリルで焼く時にいくつかのコツをつかんで焼くと、このようなことは解消されます。
まず、冷蔵庫に入れて、鮭を半解凍しておきます。
それから、グリルの温度をしっかり上げてから、鮭を焼き始めます。
温度が上がった状態で焼くと、鮭の旨味を逃がさずにふっくらと焼くことができます。
片面焼きのグリルの場合、お皿に盛る時に見える面を下にして焼いていきます。
両面焼きのグリルの場合は、お皿に盛るのと同じ状態で焼いていくと、きれいに仕上がります。
また、焼き過ぎるのもパサつく原因になります。
最初の面を7、裏面を3の割合で焼いていくと、ほどよくふっくらと焼きがります。
まとめ
鮭は買ったパックのまま、保存するのはおすすめできません。
鮭の水分を拭き取り、ラップに包んで冷蔵保存しましょう。
冷凍庫に入れる時は、さらに密封できる袋に入れます。
解凍は冷蔵庫や氷水を使いましょう。
上手に保存して、ふっくらと美味しい鮭を食べてくださいね。