すき焼きは卵をつけて食べるのが一般的ですが、中には卵が苦手とか、アレルギーという人もいますよね。
そもそも、卵をつけるのはどんな意味があるのでしょうか?
ここでは、すき焼きを卵で食べるのはなぜなのか、すき焼きをつける卵以外のもの、卵なしですき焼きを食べるポイントについて紹介していきます。
すき焼きを卵で食べるのはなぜ?
実はすき焼きに卵をつけて食べる理由を探っていくと、江戸時代まで遡ることになります。
江戸時代初期には、すでに鍋料理が定着しており、第5代徳川綱吉によって生類憐みの令が発令されると、軍鶏鍋が主流になりました。
しかし、軍鶏は淡白な味わいだったため、卵をつけて味をプラスしたのが始まりと言われています。
その名残がその後、牛鍋にも影響し、今ではすき焼きを卵で食べるようになっています。
すき焼きを卵で食べる理由については、他にもいろいろ説があります。
溶き卵にくぐらせて食べることで、アツアツのすき焼きで舌を火傷させないためという説もあります。
また、昔は味噌で煮込むなど、すき焼きの味付けが濃いめで、溶き卵をつけて味をまろやかにしたという説もあります。
それから、牛肉の臭みを消すために、卵につけて食べるようになったという説もあります。
牛肉は高級料理だったため、おなじように高級品だった卵を使う食べ方をしていたという説もあります。
しかし、どれも昔ならではの理由です。
生卵で食べる方法が好きな人も多いですが、卵をつけなくても、今のすき焼きは美味しく食べられます。
次では、卵以外のすき焼きのつけだれについて紹介しましょう。
すき焼きを卵以外をつけて食べる?
すきやきは好きだけど、卵は好きではない人もいるかもしれませんね。
うっかり卵を切らしていることもあるでしょう。
卵の代わりになる食材を紹介します。
まずは、鍋でよく使われる大根おろしです。
湯豆腐や寄せ鍋などを大根おろしで食べたことはありませんか?
すき焼きを大根おろしでさっぱりと食べるのもおすすめです。
大根には消化酵素が含まれていて、すき焼きの食べ過ぎで胃もたれになるのを防いでくれるでしょう。
お好みで、七味トウガラシやレモン汁を加えるのも美味しいです。
また、とろろもすき焼きのつけだれにぴったりです。
牛肉の甘辛さととろろがよく合います。
生卵も加えても、美味しいでしょう。
しゃぶしゃぶに使うゴマダレや梅ソースも、すき焼きに使えますが、すき焼き自体に味付けがされているので、好みが分かれるところです。
それから、とても意外なのが、すきやきを豆乳につける食べ方です。
ミスマッチのようにも感じるかもしれませんが、口コミで評判です。
すき焼きにつける豆乳は少し温めると、大豆の香りがしてきます。
さらに、くずした豆腐を加えるのもおすすめです。
卵を入れると、味が薄まってしまうとか、生卵が苦手な人もいます。
卵以外の食材でも、すき焼きは美味しく食べられます。
すき焼きを卵なしで食べるための味付けのポイントは?
すき焼きを卵につけて食べる方法は、お好み焼きにソースとマヨネーズをかけて食べるようなものかもしれません。
すき焼きの甘辛さを、とき卵でマイルドにさせる食べ方が、牛肉にとてもマッチしています。
しかし、とき卵なしで食べる人も多く存在します。
海外でも日本食ブームで、すき焼きもよく食べられていますが、溶き卵は無いです。
それは、生食に対する警戒心やあまり生卵を食べる習慣がないことによるものです。
あらかじめ卵なしで食べるすき焼きは、やや味付けを控えめでも良いでしょう。
他のつけだれを用意するのであれば、味付けを変えなくても問題ありません。
つけだれがなくても、すき焼きは美味しいという意見もたくさんあります。
卵を付けない方が、肉本来の味がしっかりと味わえるという口コミもあります。
いろいろ試して、自分好みの食べ方を見つけましょう!
まとめ
すきやきに卵をつけて食べる理由は諸説あり、昔ならではのもの多く、現在では卵をつけなくても十分にすき焼きは美味しく食べられます。
卵の代わりに、大根おろしやとろろ、豆乳などを付けて食べるのも、おすすめです。
卵なしで食べるすき焼きは、やや味付けが控えめでも十分かもしれません。
物足りなければ、いろいろなつけだれを試してみましょう。