味噌汁をたくさん作って、何度かに分けて食べること、よくありますよね。
いちいち作るのは大変ですから、朝のうちにまとめて作って、夕飯の時も食べるなんてことも。
だから、味噌汁はお鍋に入れたままにしておいて、夕方、もう一度、温め直すことになりますけど、これって大丈夫?
味噌汁、悪くなってない?
今回は、味噌汁を鍋に入れっぱなしでいいのか、味噌汁の作り置きの保存、味噌汁は冷凍できるのかについて紹介していきます。
味噌汁を鍋に入れっぱなしなのは良いの?
一般的に、味噌汁は発酵食品である味噌を使っていることから、傷みやすい食べ物です。
特に、梅雨時期や夏場など、気温が高くなってきた時は要注意!
3~4時間に1度、よくかき混ぜて、沸騰させて、食中毒菌の発生を抑制する必要があります。
ほとんどの菌が75℃以上1分以上の加熱で死滅しますけれど、ノロウィルスは90℃以上で1分半以上加熱しないと死滅しないので、気を付けましょう。
それから、常温している間は鍋にフタをしてください。
常温保存する場合、鍋のままの方が加熱しやすいですが、頻繁に加熱できない時は、タッパーなどに入れて、冷蔵保存するのがおすすめです。
鍋のまま、冷蔵庫に入れてもいいですけれど、できれば、1回に飲む量ごとにタッパーで小分けした方が使いやすいでしょう。
飲まない分まで、何度も再加熱して、冷蔵保存を繰り返すと、風味が落ちてしまいます。
最初から冷蔵保存する予定であれば、味噌を入れない状態で保存しておいて、飲む時に、味噌を溶かした方が風味豊かで美味しく出来上がります。
味噌汁の作り置きの保存ってどうしたらいい?
作り置きの味噌汁は、冷蔵庫に保存した方が安心です。
けれども、鍋のままに冷蔵庫に入れると、冷蔵庫の臭いが移ってしまうことがありますので、タッパーなど、密封できる容器に移し替えるのがおすすめ!
冷蔵庫で保存すれば、1~2日は日持ちします。
でも、それ以上長く保存するなら、冷凍保存です。
冷凍保存の仕方については次に説明しますね。
味噌汁の保存って冷凍もできる?
味噌汁は冷蔵庫で保存しても1~2日しか日持ちしません。
でも、冷凍庫で保存したら、約2週間日持ちします。
タッパーに1回に使う量ごとに小分けしてから、冷凍庫に入れておき、使う前に冷凍庫から出して、自然解凍し、食べる直前に温めます。
だけど、味噌汁をもっと美味しく冷凍保存する方法もあります。
それは、味噌汁を完全に作ってしまわないで、具と味噌を別々に冷凍します。
タッパーではなく、密封できる袋などでも保存ができますから、冷凍庫の中でかさばりません。
味噌汁を飲む時は、お湯に具と味噌を入れて溶かすだけ!
解凍する時間もかからないので、とても便利ですし、風味豊かな味噌汁が出来上がります。
ただし、注意点としては冷凍保存できない具があることです。
特に、豆腐・じゃがいも・こんにゃくは冷凍すると食感が変化して美味しくなくなってしまいますので、気を付けてください。
また、味噌玉を作って、冷凍保存する方法もあります。
味噌玉とは、顆粒だしと味噌と具材、それぞれ1回分を一つのラップで包んで、団子状にまるめたもの。
これを冷凍保存すると、約1か月日持ちします。
使う時は、お椀に味噌玉を入れて、お湯を注ぎます。
会社のお昼ご飯でも手軽に味噌汁が作れて、お弁当と一緒に食べられます。
冷凍保存する時は豆腐などの具を避けて、油揚げやわかめなどの具にした方がいいですけれど、食べる時にお湯をかけた後に、豆腐などを入れれば、簡単に豆腐の味噌汁が作れます。
シャキシャキ感のある長ネギなども最後に付け加えてもいいですね。
まとめ
味噌汁を作って、鍋に入れたまま、常温保存するなら、3~4時間に一回火を入れて、よくかき混ぜて、雑菌の繁殖を抑えましょう。
なるべく、食べきれない味噌汁は冷まして、冷蔵庫や冷凍庫に入れた方が安心です。
冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約2週間、日持ちします。
味噌汁を作ってしまわないで、材料だけで保存しておくと、飲む時にお湯をかけて混ぜるだけで美味しい味噌汁が作れる方法もあります。
味噌汁は身体にいいですから、上手に保存して、毎日飲むようにしましょう。