まだ残暑の厳しい季節、秋を感じることが出来る瑞々しい新米はもちもちして美味しいですよね。
でもこんな経験をしたことがある方はいませんか?
新米なのに美味しくない…
新米の研ぎ方のポイントってある?
新米を美味しく炊くコツが知りたい!
今回は、新米がまずい原因や研ぎ方のポイント、美味しく炊くコツについてご紹介します。
新米なのにまずい理由
瑞々しい美味しさが魅力の新米、楽しみにしていたのに食べたら「何だか美味しくない…」という経験をしたことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
新米なのに美味しくないと何だか悲しくなってしまいますよね。
実は、新米なのに美味しくないのにはいくつか理由があるんです。
それは次の4つです。
1.古米などがブレンドされている
2.米の乾燥段階での調整不足
3.保管中にカビが発生するなどして変質してしまった
4.精米が不十分だった
新米であっても古米がブレンドされている場合があります。
古米がブレンドされていると当然ですが、味や甘味などが違うので美味しく感じない可能性が高いです。
古米がブレンドされている可能性は、購入時のお米の袋に「複数」と表記されていると高いんですよ。
「複数」と表記があると様々なブランドのお米が混ざっているので、古米が混ざっている可能性が高くなるだけでなく味も落ちてしまいます。
「単一」という表記であればお米のブランドは1種類のみで袋詰めされているので、古米がブレンドされている可能性は低くなります。
完全に古米がブレンドされていないわけではないですが、「複数」と表記がある物と比べると可能性は低いので、出来る限り「単一」と表記があるものを選ぶようにしましょう。
ちなみに、新米を購入後にはできるだけ空気に触れないようにして冷蔵庫で保管するのがオススメです。
ペットボトルやジップロックなどの保存袋に移し替えて保管するといいですよ。
空気に触れることが無くなると酸化を遅らせるだけでなく、気温の低い冷蔵庫内であればお米自体の呼吸を止めることが出来るので、美味しい状態を維持することが出来るんです。
美味しい新米を食べるためにも、保管方法に少し注意してみてくださいね。
新米の研ぎ方のポイントは?
新米を美味しく食べるには、研ぐ時にもポイントがあるんです。
それは「優しく研ぐ」ということです。
まず、新米を研ぐ前にできるだけ綺麗な水ですすぎをしましょう。
研ぎ始めはお米が乾燥しているので水をどんどん吸収してしまいます。
その吸収される水は水道水よりもミネラルウォーターや浄水器の水にすることで、新米を美味しく食べることができます。
そして、すすぎが終わったら優しく研いでいきましょう。
指を立てて力を入れないように円を描くようなイメージで軽く研ぐだけです。
2~3回研いだらすすぎを同じ回数程度行ってくださいね。
そもそもお米を研ぐのは米粒と米粒をすり合わせてお米に付いている残留物を取り除くことが目的です。
ですが、最近のお米は精米技術が進歩しているおかげで糠などが残っていないことが多いんですよ。
研ぎ過ぎてしまうと、お米の旨味や栄養成分を逃がしてしまいます。
あくまでも力を入れ過ぎず優しく洗うように心がけましょう。
新米のご飯の炊き方のコツ!
炊き方にもコツがあります。
通常、新米は水を少な目にして炊くのが一般的ですよね。
ですが、食べてみてパサつくような感じがあれば水分が足りない証拠です。
炊飯器の規定量の線よりも少し上まで水を入れて炊くと、丁度良い硬さに炊きあがりますよ。
さらに、炊きあがったらすぐに炊飯器の蓋を開けるのではなく15分程度蒸らしておくとより美味しくなります。
また、炊飯器にお米を入れたら氷を2.3個入れてみてください。
氷を入れると、もちもちの美味しいお米が炊きあがりますよ。
お米は水が沸騰するまでの時間が長いと甘味が増す特徴があります。
氷を入れて水温を下げることで沸騰までにかかる時間を稼ぐことが出来るので、結果的に甘いご飯が炊きあがることになるんです。
ぜひ、試してみてくださいね。
まとめ
新米なのに美味しくない理由には、古米がブレンドされていたり米を乾燥させる段階で調整が上手く出来なかったり、保管中にカビが生えるなどして変質してしまった可能性があります。
新米を購入する際には「単一」と表記のある物を選んだり、購入後は密封できる容器などに入れて冷蔵庫に入れて保管するようにしましょう。
新米を研ぐ時には、指を立てて力を入れないように円を描くようなイメージで軽く研ぐのがポイントです。
研ぎ過ぎてしまうと、旨味や栄養成分を逃がしてしまうので注意してくださいね。
炊く時には、水を規定量よりも少し多めに入れたり氷を2.3個入れるともちもちとした食感の美味しいお米に炊きあがりますよ。
購入後や研ぐ時、炊く時のひと手間で、新米の旨味をより感じることが出来る美味しいご飯に炊きあがります。
今年の新米を購入した際には、ぜひひと手間かけて美味しい新米を味わってみてくださいね。