色鮮やかで香ばしい香りが楽しめる鮭の炊き込みご飯は手軽に作れて、とても美味しいメニューです。
栄養も豊富だから、家族みんなで食べることも多いでしょう。
しかし、炊きあがってみると、なんだか生臭いことがありませんか?
ここでは、鮭の炊き込みご飯が生臭い原因、冷凍した鮭で炊き込みご飯を作るコツ、冷凍できるのかについて紹介していきます。
鮭の炊き込みご飯が生臭い…
せっかく作った鮭の炊き込みご飯。
炊飯器の蓋を開けたら、プーンと生臭いなんて、本当にショックですよね。。
鮭の炊き込みご飯が生臭い原因は、血とトリメチルアミンという成分です。
トリメチルアミンは魚の旨味成分でもありますが、時間の経過とともに増殖し、アンモニア臭を発生するようになってしまいます。
やはり、新鮮な魚を使うのがおすすめです。
血もトリメチルアミンも水に溶けやすいため、調理の前に水で洗い流すだけで臭みが取れていきます。
流水でサッと3秒洗ったら、ペーパータオルで水分を拭き取りましょう。
それでも、臭みが気になる時は15分ほど牛乳に浸けるのも、おすすめの方法です。
ひと手間かかりますが、美味しい炊き込みご飯のためです。
もし、炊きあがってから生臭さが気になるときは、すだちなど柑橘系のものを振ると気にならなくなります。
しかし、もっと簡単に鮭が生臭くならない作り方があります。
それは、次で詳しく説明しましょう。
冷凍した鮭で炊き込みご飯を作るコツ
冷凍した鮭はパサつきがちです。
しかし、冷凍した鮭でも美味しい炊き込みご飯を作る3つのコツを紹介しましょう。
まず、1つ目は生鮭に塩を振り、10分置いてから塩焼きします。
甘口の鮭を焼いたものでもOKです。
それから、米と一緒に炊飯器に入れて、炊いていきます。
あらかじめ焼いた鮭は生臭くなりにくく、香ばしさが出ます。
米の方も下準備をしてから炊きましょう。
米は突然、塩分濃度が高い醤油を加えた水に浸けると、水分を吸収しにくくなってしまいます。
これが米に芯が残ってしまう原因です。
先に水だけで浸けて、十分に水分を吸収させてから、醤油などの調味長を加えて炊きましょう。
それから、美味しくなる3つ目のコツは旨味の強い、昆布としめじを使うことです。
昆布にはグルタミンさん、しめじにはグアニルさん、そして、鮭にはイノシン酸というそれぞれ異なる旨味成分があります。
そして、この3つが合わさると相乗効果が生まれ、美味しさが倍増するのです。
特に、しめじは冷凍保存したものを使うのがおすすめです。
グアニル酸は冷凍することで増えます。
冷凍した鮭やしめじで美味しい炊き込みご飯が作れるなんて、嬉しいですね。
冷凍ストックしておいて、思い立った時に手軽に作れるでしょう。
鮭の炊き込みご飯は冷凍できる?
美味しい、美味しい炊き込みご飯は、ついつい具だくさんになって、たくさん出来上がってしまうことがあります。
冷蔵保存の目安は約3日です。
食べ切れない時は、冷凍保存しましょう。
約2週間日持ちします。
但し、こんにゃくを使っている場合は冷凍保存ができませんので、気をつけましょう。
1食分ずつ小分けにして、ラップにくるみ、さらに密封できる袋に入れて、冷凍庫にいれます。
意外に思われるかもしれませんが、アツアツのご飯のうちに包みましょう。
そうすると、ラップの中に水滴が残り、解凍した時にご飯がパサつくのを防いでくれます。
アツアツのうちに作業をするのはラップを包むところまでです。
アツアツのまま、冷凍庫に入れると、冷凍庫内の温度が上がってしまい、他の食品に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
ラップで包む時はなるべく平たい状態にするのがおすすめです。
こうすることで、冷凍庫の中で早く凍結します。
ラップに包んだら、粗熱が取れるのを待ってから、冷凍庫に入れましょう。
解凍は冷蔵庫解凍がおすすめです。
食べる前にレンジで温めると、温かい炊き込みご飯が食べられます。
まとめ
鮭の炊き込みご飯を作る時は、鮭を水で洗い、生臭くなる成分を取り除きましょう。
また、生鮭を炊飯器に入れるのではなく、あらかじめ焼いた鮭を使ってご飯を炊くと生臭くなりません。
たくさん作った炊き込みご飯は小分けにして、冷凍保存しましょう。
冷蔵庫解凍して、レンジで温めると、いつでも美味しい炊き込みご飯が食べられます。