コンパクトなセラミックヒーターは、家のあちこちに置いて使うのがおすすめです。
キッチンや脱衣場、トイレなど、ちょっと暖まりたいときに便利です。
しかし、使っていると何やら焦げ臭い感じがしたり、温風が出なくなったり、故障かな?と思うことがあります。
今回は、セラミックヒーターが焦げ臭い時使い続けていいのか、温風が出ない理由と寿命について紹介していきます。
セラミックヒーターが焦げ臭い場合そのまま使って大丈夫?
足元を暖めるだけなど使い勝手がいいセラミックヒーターはとても人気です。
しかし、よくあるのが使っていると焦げ臭い感じがするという症状です。
何やら燃えている?と心配になりますよね。
実は、この焦げ臭い感じがするのは、セラミックヒーターに付着したほこりが原因です。
長年愛用しているセラミックヒーターや、シーズンオフでしまっていたセラミックヒーターによくみられる症状です。
焦げ臭いと感じたら、ヒーターの使用を中止します。
ほこりをチェックする際はヒーターの電源を抜きましょう。
フィルターを確認して、掃除機でほこりを吸い取ります。
水洗いはできないので、外ではたくか、掃除機でほこりを除去します。
かなりほこりが舞うので、マスクをしてから行いましょう。
メガネで目を覆うのもおすすめです。
フィルター掃除は1か月に1度ぐらいが目安です。
ほこりはフィルターだけでなく、温風吹き出し口などにもほこりが付いていることがありますので確認しましょう。
それでも、焦げ臭いのが改善されない場合は、内部にほこりが溜まっている可能性があります。
しかし、内部は分解できないため、ほこりを除去することはできません。
この場合は残念ながら、セラミックヒーターの寿命と考え、買い替えを検討することをおすすめします。
セラミックヒーターから温風が出ない理由
使っていたセラミックヒーターからひんやりした風が出てきたら、ショックですよね。
温風が出ないなんて、セラミックヒーターが故障したと考えてしまうでしょう。
しかし、故障と決めつける前にいくつか確認してみましょう。
実は、フィルターにほこりが溜まっている場合でも温風が出ないことがあります。
フィルターにほこりが溜まると、セラミックヒーターの内部に熱がこもってしまって、温風が出なくなります。
この場合は、ほこりを掃除機などで吸い取れば、温風が出るようになります。
また、室温調整機能が付いているセラミックヒーターでは、設定温度が室温に達すると、自動的に温風ではなく、冷風が出ることがあります。
設定温度を上げれば、温風が出るようになるでしょう。
しかし、それでも温風が出ない場合は、ヒーター内部の配線が断線するなどの故障と考えられます。
セラミックヒーターの場合、修理するより、買い替えの方が費用がかからないことが多いようです。
セラミックヒーターの寿命については、次で説明しましょう。
セラミックヒーターの寿命ってどれくらい?
愛用しているセラミックヒーター、一体、いつまで使えるのかが気になることでしょう。
一般的に暖房器具の寿命は6年と言われています。
大切に使用していたとしても、配線などが次第に傷んでしまいます。
傷んだ配線による漏電は火災にも発展しかねないため、6年程度使用したら、買い替えを検討するのがおすすめです。
セラミックヒーターの内部にほこりが溜まって焦げ臭い程度なら、まだ使えるというのも安心できません。
溜まったほこりが湿気などで水分を含むと、電気が通りやすくなります。
そこに少しでも電気が流れると、発熱する恐れもあります。
たかがほこりと言えども、非常に危険です。
中には、セラミックヒーターを分解して、ほこりの除去を試みる人もいるようですが、安全な使用とは言えません。
思い切って、買い替えすることをおすすめします。
まとめ
セラミックヒーターが焦げ臭い時は、フィルターや吹き出し口にほこりが溜まっていることが原因かもしれません。
電源コードを抜いてチェックしてみましょう。
温風が出ない時も、フィルターに溜まったほこりが原因の時があります。
フィルターは1か月1度程度、お手入れするのがおすすめです。
また、設定温度が室温に達していると、温風が出ない時があります。
故障と思ったら、設定温度も確認してみましょう。
セラミックヒーターの寿命は約6年です。
気になる症状があったり、使用して6年が経過したりしたら、買い替えを検討しましょう。