おでんの素を使うと、本当に簡単に美味しいおでんが作れてしまいます。
出汁を取ったり、調味料を計量したりは面倒ですから、便利で助かります。
だけど、ちょっとアレンジして、オリジナルの味付けにしたい時もあります。
それに、おでんの素だけでは味がぼんやりしている時、何を付け足したらいいのか知りたいですよね。
今回は、おでんの素にひと手間加えるなら何を入れるといいのか、市販の素をさらに美味しくする方法、味が薄いと感じた場合の対処法について紹介していきます。
おでんの素にひと手間加えるなら?
おでんの素だけでも十分美味しいけれど、さらに加えるなら、追い出汁です!
200㏄の水に、昆布だしを小さじ1杯、鶏がらスープの素を小さじ1杯入れて、煮立たせ、いつものおでんにこれを加えます。
一度、煮立たせたら、火を止めて、おたま3杯分の水溶き片栗粉を入れて、とろみをつけます。
すると、汁がとろとろのおでんになります。
おでんは汁が好きな人も多く、これなら、おでんの汁と具を絡めながら食べられます。
隠し味として、ちょっと調味料をプラスするなら、オイスターソースウスターソース、味噌、コンソメがおすすめです。
中でも、オイスターソースは魚介エキスがたっぷり含まれていますから、おでんの汁とピッタリ合います。
目安としては、1リットルのおでんの汁に、オイスターソースを大さじ1杯ぐらい入れます。
簡単に味に深みを出すことができる、裏技です。
市販のおでんの素を美味しくするコツとは?
やはり、ここでもキーワードになるのが出汁!
出汁がよく出る具を入れることが、市販のおでんの素を使っても、高級料亭のおでんにランクアップさせるコツです。
おすすめなのが、鶏団子。
鶏ひき肉200gにみじん切りした長ネギ、卵黄、味噌、生姜、醤油を混ぜ、スプーンなどで丸めて、おでんの鍋に入れます。
鶏の出汁が、おでんの汁とよく合って、さらに美味しくなります。
それから、もう一つ、おすすめなのが野菜巾着。
湯通しした油揚げを半分に切って、その中にトマトや玉ねぎ、しいたけ、ベーコンなどを詰め、爪楊枝などで口を止めてから、おでんの鍋に入れます。
油揚げはとってもよく出汁が出ますし、トマトなどの酸味があるものを足すと、甘くなりがちなおでんの汁が引き立ちます。
梅干しや焼きネギなどでも、同様の効果が得られるそうなので、試してみてください。
あと、少し手間がかかりますけれど、牛すじもとっても美味しい出汁が出ます。
時間がある時に下処理をして冷凍しておいて、おでんを作った時に使えるとすごく便利です。
おでんの素の味が薄いと感じた場合の対処法
市販のおでんの素を使って、おでんを作ってみたものの、イマイチ味が薄いことがあります。
そんな時、何を足したらいいのでしょうか?
醤油?、塩?、それとも、何?
失敗しないのは、味噌だれをつけて食べること。
味噌に砂糖か、みりん、それから、酒を入れて、煮立たせて、味噌だれを作ります。
これに、七味唐辛子やおろしにんにく、すりごまなどを入れてもいいですね。
砕いたクルミやピーナッツをトッピングしてもアクセントになります。
味噌だれをお皿に盛って、つけながら食べれば、味の濃さもお好みで調整できます。
おでんの鍋に味噌を溶き入れて、名古屋風の味噌おでんにするのもおすすめです。
おでんの味が薄い時、醤油を入れても味が決まりにくく、味噌の方がうまくいきます。
また、カレー粉やカレールーを少し足して、カレーうどん風にするのも美味しいです。
意外な組み合わせに思うかもしれませんが、おでんの大根や練り物はカレー味も合いますよ。
さらに、意外な組み合わせとしては、トマト缶をプラスする方法もあります。
ウインナーやつみれが入ったおでんに入れると相性がよく、トマトの酸味が気になる時は、一煮立ちして、酸味を飛ばせば大丈夫です。
まとめ
おでんの素にプラスするなら、追い出汁がおすすめ!
隠し味としては、オイスターソースなどが使えます。
出汁がよく出る鶏団子や野菜巾着をおでんの具としてプラスするのも、さらにおでんを美味しくしてくれます。
おでんの素では味が薄いと感じる時は、お皿で味噌だれをつけて食べれば間違いなく、美味しくなります。
この味噌だれを自分オリジナルにアレンジすることもできて、楽しいですよ。
さらに、おでんの鍋に味噌やカレー、トマト缶をプラスするのも、いつもと違うおでんが味わえます。