トイレの扉をあけてアンモニアのニオイがする時は、原因が「尿石」の場合があります。
体から出た成分がニオイの元となっているわけですが、除去するにはコツがいります。
今回は元掃除屋だった筆者が、市販されている洗剤で尿石を除去するのにおすすめな洗剤、尿石を除去するコツについて綴って行きます。
尿石を除去するのに市販されている洗剤のおすすめは?
「尿石」って、トイレの便器の内側のふちにこびりつく、アンモニア臭の原因となる塊のことです。
糖尿病をもっていたり、薬の関係などで、尿石ができやすい体質があると言われています。
でもね、ちょっとお掃除が行き届かなかったりすると、、、黄色い黄ばみから始まってこびりつき、さらにはだんだん石のように固まっていくんです!
この尿石、「石」という漢字が使われているだけあって、硬くてなかなか除去できないんですよね~。
体から出る汚れには「酸性洗剤」を使うことが多いのですが、この尿石も酸性洗剤を使うことで除去しやすくなります。
でもね、尿石を溶かすような強力洗剤って、ホームセンターやドラッグストアだといいお値段がします(^-^;
正直お掃除で、あまりお金を使いたくないじゃないですか!?
ということで、元掃除屋だった僕の尿石を落とすおすすめの洗剤は・・・ずばり「サンポール」です!!
成分として「塩酸」が入っていて、安い割には尿石に効くんですよ~♪
ただし、塩素系の洗剤と絶対混ぜないように気をつけてくださいね!
塩素ガスが発生して、事故の元になります!!
尿石を取る方法とは?
実際に僕が現場でやっていた、尿石の落とし方を書いていきますよ~(*'▽')
まず尿石がたまりやすい便器内側のフチに、サンポールをかけていきます。
このままだと、かけた洗剤が下に流れて行ってしまうんですよね。。。
なので、すぐに下に流れないように、かけたサンポールの上から「トイレットペーパー」をはりつけます!
トイレットペーパーにサンポールが染み込むことで、洗剤がとどまるようにするわけです。
いわゆる「サンポールで湿布」ですね('ω')
貼り付けたトイレットペーパーの上から、さらにサンポールをかけてください。
このまま5分ほどおきましょう。
ここから「スコッチブライト」を使って、こすっていきます。
酸性のサンポールが尿石を柔らかくしてくれているので、スコッチブライトで削り落とします!!
キレイに除去できますよ~♪
ブラシや普通のスポンジだと、残念ながら尿石は落ちないんですよね。。。
僕は業務用の茶色のスコッチブライトを使いましたが、写真の緑色のものが手に入りやすいです。
お鍋のコゲ落としなんかで使っている人も多いかも(*'▽')
研磨剤が入っていて、汚れを削り落としてくれます。
ただし、プラスチックとかで使うと傷だらけになっちゃいます。
使う場所を選びますね、こやつは(笑)
ちなみに1000番以上の耐水ペーパーも、便器の陶器部分で僕は使っていましたね。
1000番以下の目の粗い耐水ペーパーだと、傷がつきやすくなります。。。
一般に白い色の便器が多いと思いますが、水色やピンク、黄色といったカラー便器もありますよね。
色が付いた便器は、特に表面に傷つきやすいので、カラー便器には耐水ペーパーは使わない方がいいでしょう。
掃除屋の中には「金たわし」や「マイナスドライバー」を使って、尿石を削っている人間もいましたが・・・
陶器に傷がついて、あとあと黒くなって目立つことが多いです。
使わない方がいいですよ~。
マイナスドライバーで削るなら、傷がつきにくい割り箸で代用することをおすすめします♪
クレンザーで尿石を削り落とそうとする人もいますが、市販されているクレンザーは、キッチン用のアルカリ性の場合が多いです。
尿石を溶かしたり柔らかくする効果は無いので、削るだけの目的になりますね。
酸性のクレンザーですが、清掃用の問屋以外で見かけたことはないですね、残念ながら(;^ω^)
まとめ
尿石を除去するには、酸性洗剤が有効です。
洗剤の力を有効に使うために「湿布」をすることで、より尿石を除去しやすくなりますよ!
便器は陶器なので、場合によってはキズがつくことがあります。
便器にあった道具でお掃除してくださいね!!