エアコンを使う季節は加湿器も同時に使いますよね。
やっぱり空気の乾燥は喉が痛むし、肌荒れも心配になりますから。
でも、加湿器をふと見ると、床が濡れていてビックリ!
もしかして、水が漏れているの?
どこを見ても異常がなく、床を拭いても、また時間が経つと濡れています。
これって、どうして?
それから、部屋で加湿器を使い始めたら、窓の結露でカビが出来てしまったなんてこと、ありませんか?
ここでは、加湿器を使うことで床が濡れる場合の対策、加湿器で結露ができてカビが生える場合の対処方法について説明します。
加湿器を使うと床が濡れる?
実は、加湿器にも種類があって、超音波タイプとハイブリッドタイプの加湿器は床が濡れやすい傾向にあります。
超音波タイプの加湿器は、タンクの中の水を、超音波振動板で霧状にして放出する仕組みになっています。
その放出される霧は粒が大きめですから、室温が低い状態で加湿器を使うと、重力の影響で床にすぐ落下してしまいます。
特に、加湿器の設置場所が低いと、床までの距離が近く、水蒸気がすぐに床に落下しがちになっちゃうんですね(;^ω^)
またハイブリッドタイプの加湿器は、タンクの水を温めてから超音波振動板で霧状にしますから、超音波タイプより霧は蒸発しやすいですが、やはり室温が低いと床が濡れてしまうことがあります。
また、加湿しすぎることでも床が濡れる原因になります。
加湿器がエアコンの送風口に近いと空気がとても乾燥してしまいますから、たくさんの水蒸気が出されてしまいます。
加湿器で床が濡れる場合の対策とは?
もし、これから加湿器を購入しようと検討中であれば、超音波タイプではない加湿器も検討してみましょう。
スチームタイプの加湿器は、タンクの中の水を温めて蒸気を放出するタイプなので、床が濡れる心配はありません。
また、ヒーターレスファンタイプの加湿器も濡らしたフィルターに風を当てる仕組みなので、床が濡れる可能性は低いです。
どちらも比較的値段が安めで、デザインもおしゃれ♪
しかも、電気代があまりかからないのでおすすめですよ~(*'ω'*)
でも、超音波タイプの加湿器を使うなら、以下のことに注意すれば、床が濡れるのを改善することができます。
1. 加湿器の設置場所を高さのあるところに変える
超音波タイプの加湿器の取扱説明書を確認すると、床より1mほど高い場所で、周囲30㎝以内には物を置かないと書いてある場合が多いです
2. エアコンの送付口付近には加湿器を置かない
3. 加湿器を使う時は、エアコンの設定温度を高めにする
4. 加湿しすぎを防止するため小まめに湿度計で確認する
湿度調整機能やタイマーが備わっている加湿器の場合は上手に利用する
加湿器で結露ができてカビ?
窓の結露は外気と室内の温度差によって発生します。
室内の湿度が高いと、外気にさらされている窓ガラスや壁で急激に冷やされ、結露が発生するわけです。
でも、適度な湿度、約50%は保ちたいですよね~。
結露を発生させないためには、小まめな換気が有効です。
また、換気扇や扇風機などで空気の滞留を防止することも結露予防に役立ちます。
それから、窓や壁の近くに加湿器を置くと、すぐに水蒸気が冷やされ、結露が発生しやすくなりますから注意しましょう。
加湿のしすぎも結露の原因になりますから、やはり床濡れ防止の対策と同様に、湿度計で小まめに確認したり、湿度計の自動湿度調整機能やタイマーを利用しましょう。
最後に、結露ができてしまったら、素早く拭き取れば、カビにはなりません。
でも、拭くのも大変ですから、結露防止シートなどを活用して結露を吸い取ったり、断熱材で結露を出来にくくしたりする方法も試してみてくださいね。
まとめ
加湿器の使用には、設置場所がとても重要です。
床濡れ防止には高さがある場所、結露防止には壁や窓から離れた場所。
さらには、エアコンからも離す必要があります。
部屋の中央がベストポジションかもしれませんが、そこに加湿器を設置できるとは限らないですよね。
そんな時は加湿器のタイプを見直したり、他の結露防止対策をしたりしてみましょう。
見えない空気のことですが、私たちが生きるのに欠かせない空気。
ベストコンディションな室内環境を整えて、快適に過ごしたいものですね。