久しぶりの大雪で、頑張って雪かきしたものの、この集めた雪はどこに捨てたらいいの?
雪国なら捨てる側溝があるようですが、年に数回しか雪が降らない地域では困ってしまいますね。
ここでは、雪かきした雪を捨てる場所がない時の注意点、雪かきした雪を道路にをまいてもいいものなのか、側溝に雪を捨てても良いかについて説明します。
雪かきしても捨てる場所がない
雪かきして出来た大きな雪山。
そもそも玄関から道路に出るまでの雪をどかしたり、車に積もった雪を払ったりしたのに、この雪を捨てなければ邪魔で仕方ないですよね。
ひとしきり、子供たちが滑り台にしたり、かまくらにしたりと、雪遊びが楽しめますが、その後は早くどかしてしまいたくなります。
業者に運んでもらう手段もありますが、依頼が殺到していたり、かなり待たされたりしてしまうこともあります。
また、悪徳業者も存在し、法外な額を請求されてしまう場合がありますから、利用の際には細心の注意が必要です。
それから、なんとなく邪魔にならない場所に集めたところ、それが他人の土地だったり、近所の迷惑になってしまったりして、ご近所トラブルや隣人トラブルの原因となってしまう可能性もあります。
知らないうちに法を犯してしまうこともありますから、雪を集める場所をきちんと確認してみましょう。
雪が早く溶けるようにするっていうのも、一つの手かもしれません。
雪かきした後、道路に雪をまくのはアリ?
雪かきした雪を置く場所がないからと、クルマが走る道路に雪をまく人をたまに見かけます。
実は、道路に関する法律で、交通に支障をおよぼす恐れのあるものを道路に置いたり、積んだりしてはならないと定められているんですよね。。。
違反すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金とされています。
ですから、雪も障害物と判断することができますから、道路に雪をまくというのは法律違反になりますね。
実際に、道路に雪が捨てられると通行の邪魔になってしまいます。
中には道路のハシに寄せられた雪をあえて道路に撒いて、雪を早く溶かそうと考える人もいるかもしれませんが、道路が凍結してしまうこともあり、大変危険です。
また、車の通行で雪が踏み固められて道路がデコボコになってしまいます。
それによって、車やバイクが滑りやすくなり、事故が起こってしまうことも考えられます。
最悪、道路にまいた雪で事故が起きた場合、賠償請求をされる可能性もないとも限りません。
雪かきした後、側溝に捨てても良い?
下水道に雪を捨てるのも、雪が詰まって排水のさまたげになりますからダメです。
水流で雪が解けそうなイメージがありますが、大量の雪は水の流れをせき止めてしまいます。
違反した場合は、5年以下の懲役または100万円以下の罰金とされています。
同様に、河川も禁止です。
豪雪地域などには市区町村が定めた雪捨て場というのが存在します。
学校の校庭、空き地、河川敷、埠頭など、住んでいる地域によって違いがありますから、お住いの地域の役所に確認してみるとよいでしょう。
また、町内会などで一時的に雪捨て場を設定する場合もありますから、近所の方とのコミュニケションも大切です。
もしかしたら地域によっては、側溝や排水溝に雪を捨てているところもあるかもしれません。
ご近所さんと、確認をとりあってみてくださいね。
でも、雪があまり降らない地域ではそのような指定された雪捨て場はありません。
その場合は、自宅に降り積もったら雪を雪かきした時は、敷地内の一部に集めておくのが正解です。
それなら早く雪を溶かそうとお湯をかけると、かえって、雪がつるつるに凍って大変滑りやすくなり、危険です。
敷地内で出来るだけ日の当たる場所に雪を集めて、溶けるようにしましょう。
また、出来た雪山を足場にして、泥棒が2階に侵入する場合があります。
雪山の場所をよく検討し、2階部分も油断せずに施錠をするのが非常に大切です。
まとめ
せっかく汗をかいて、きれいに雪かきをしても、その後で思わぬことでトラブルに起こしたくないですよね。
こんな時こそ、自分だけでなく、周囲のことにも気配りをしましょう。
何もかも真っ白にする雪景色、そして楽しい思い出を台無しにしないよう、雪かきした雪の始末までしっかり行ってくださいね。