大事にしまっておいたチョコレート。
とっておきの時にいざ開けてみると、なんと、表面が白っぽくなっていてビックリ!
これって、もしかしてカビ?!
もう、食べられない?
ここでは、チョコって白くなるモノなのか、チョコが白いのってカビ? 白くなったチョコは食べられるのかについて説明します。
チョコって白くなるものなの?
チョコレートを家で作ったことがある人ならご存知かもしれませんが、チョコレートはお菓子作りの中でも温度管理が難しいことで知られています(;^ω^)
家でチョコレートを作る場合、たいていカカオマスや砂糖などの原料から作り始めることはなく、すでに出来上がっているチョコレートを買ってきて、さらに生クリームなどを加えたり、型に流したりして作ります。
チョコレートは温めると溶けるのが特徴ですが、ここで大事なのが温度管理!
急激に温度を上げたり下げたりすると、冷やし固めて出来上がったチョコレートが白っぽくなってしまうので、湯せんで少しずつ温めたり、電子レンジを使う場合でも秒単位で少しずつ温めていきます♪
お店や工場などで作られた既製品なら問題ないと思いますが、手作りチョコの場合は白くなってしまうこともあるでしょう。
もちろん、手作りでも丁寧に作業を進めて行けば、白くならず、上手に出来上がります。
それから、出来上がった後も正しく保管されていないと、白くなることがあります。
夏場は暖かい場所に保管しないように気を付けている方が多いと思われますが、冬でも暖房が効いた部屋や車の中は要注意です。
溶けたチョコが再度冷やされた時に、チョコの表面が白くなってしまいます。
チョコの白いのはカビ?
チョコの表面にできた白いツブツブ、白いまだら模様になる時もあります。
まさか、カビ?!と思われたかもしれません。
でも、水分が少ないチョコにカビの発生は考えにくいものです。
念のため、カビかどうかの確認してみましょう。
白い部分が大きく盛り上がっていたり、かび臭かったりした場合はカビの可能性がありますから,絶対口にしないようにしてください。
カビは水分が多いと出来やすいので、洋酒が入ったボンボンショコラや生クリームを加えた生チョコなどは注意が必要です。
ところで、チョコレートのパッケージに、表面が白くなっていても食べられるようなことが書かれていることがあります。
これはチョコレート特有の現象で、原料の砂糖や脂肪分が溶けて、表面に再結晶化して白く付着している状態なのです。
チョコレートを温めると溶けるのは分かりますが、成分だけが溶け出してしまうこともあるのですね~。
チョコが白くなったものは食べれる?
表面に白く付着しているのはカビではなく、砂糖や脂肪分ですから、食べても全く問題ありません。
しかし、チョコレートの風味は落ちてしまっていますし、見た目もよくないので、やはり出来れば、最高に良い状態でチョコレートを味わいたいですよね(^^♪
白くなった砂糖や脂肪分は温めて溶かせばなくなり、再度、温度に気を付けて冷やせば、元の表面に光沢のあるチョコに戻りますが、ちょっと面倒ですよね。。。
それならそのまま刻んで、ココアのように溶かして飲んでも美味しいです。
チョコレートの保存は冷蔵庫に入れておけば間違いないのかもしれませんが、湿気を吸ってしまう恐れがあります。
アルミホイルで包み、さらにジップ付きの袋に入れ、しっかり空気を抜いて密閉しておくと品質劣化の心配がありませんよ~。
例倉庫で保存したチョコレートは食べる分だけ取り出し、室温に戻してから食べると、ちょうど良い口どけが楽しめそうです♫
まとめ
チョコレートは製造過程も、保管方法も、非常に温度管理が重要です。
白くなっても食べられるのはよかったですが、出来れば、ツヤのある状態でチョコ本来の味や風味を最高に味わいたいもの。
賞味期限の長いチョコレートですが、持ち運びや保管には十分な注意が必要ですね。