毎年作る年賀状と違って、人生にそう何度もあることではない喪中はがきの作成。
時々、知人から受け取ることはあっても、いざ、自分が作ることになるといろいろ難しいものです。
特に、よくあるのが自分で喪中はがきを作ってみると、両面に差出人が印刷されていることが・・・!
ここでは、喪中はがきの差出人を両面に書くとマズいのか、差出人を裏面に書くのが良いのか、差出人の書き方の注意点について説明します。
喪中はがきの差出人を両面に書いてしまったらマズい?
本来、はがきというものは表に宛先と差出人を書き、裏に内容を書くものです。
しかし、多くの場合、裏の内容と一緒に差出人を印刷してしまうこともありますよね。
喪中はがきなど、裏面の内容が全部同じでいい時は業者に印刷を依頼して、表の宛先だけ自分で印刷したり、書いたりすることがあります。
印刷業者の書式には大体、内容と一緒に差出人が書かれていて、後は自分で宛先だけ書けばポスト投函できるようになっています。
でも、うっかり、表にも宛名と一緒に差出人も印刷したり書いたりしてしまうと、表にも裏にも差出人がある状態になってしまうのです!
失敗だから使えないということはありませんが、受け取った方としては少しくどいと感じるかもしれません。
できれば、差出人ははがきの一か所にだけになるように、印刷したり、書いたりする前にしっかり確認しましょう。
喪中はがきの差出人は裏に書く?
では、喪中はがきの差出人は表に書くのが正しいのでしょうか?
たしかに、郵便局では宛名を見て配達してくれて、配達できなかった時に差出人に送り返すのですから、両方が表にそろっているのが作業しやすいでしょう。
でも、裏に差出人を書いたとしても、郵便局が送り返せないということはありません。
しかし、喪中はがきを受け取って読む場合、内容の最後に差出人がある方が理解しやすいのではないかと、私は考えます。
それに、喪中はがきを自分で作成する場合も、裏の内容と一緒に差出人を印刷した方が、あとは表に宛名だけ手書きすればよくなり、手間が省けます。
両面とも印刷だったり、手書きだったりする場合、手間は一緒ですけどね。
とにかく、差出人は必ず書くようにすれば、表でも裏でも問題ないでしょう。
一番まずいのはどちらにも差出人がないことで、受け取った人も郵便局もすごく困ってしまいます。
喪中はがきの差出人の書き方とは?
喪中はがきの差出人は、基本的に自分です。
差出人を喪主と勘違いしてしまうことがありますが、冷静に考えてみましょう。
喪中はがきは年始欠礼のお詫びをするものですから、お葬式の喪主は関係ありません。
日頃、年賀状のやり取りをしている方に喪中はがきは送ります。
ところで、差出人を夫婦連名にする時は夫の名前の左に、妻の名前を書きます。
この時、はがきの内容にある故人との関係は、夫から見た続柄になります。
例えば、夫の父が亡くなった場合は、妻から見たら義父でも、はがきの文面では「父」になります。
妻の父が亡くなった場合、妻から見たら父でも、はがきの文面では「義父」または「岳父」と書きます。
ここが頭の中がこんがらがりそうになるので、よく注意しましょう。
ちなみに、「岳父」は妻の父を丁寧に言う言葉で、妻の母は「岳母」となります。
似たような言葉で「尊父」や「厳父」という言葉もありますが、こういった場合には使いません。
それから、年賀状では夫婦連名だけでなく、子供の名前も連名することがありますが、喪中はがきでは子供の名前は連名しないようです。
幼い子供まで喪に服し、悲しんでいるイメージがするということからでしょう。
人によって考え方が違うところですが、子供の名前も添え書きして年始欠礼のお詫びをすることもできます。
また、子供は喪に服さず、通常通り年賀状を出すなどお正月行事に参加するというのもアリではないでしょうか。
はがきでのやりとりを楽しみしている子供であれば、年賀状を受け取った後、松が明けてから寒中見舞いを出すようにするのも一案です。
喪中はがきの出し方についてはこちらが参考になります
⇒喪中はがきをポストに入れる時は輪ゴムで?投函時期は?料金別納?
まとめ
喪中はがきの差出人は裏か表のどちらか一か所に印刷されるように注意しましょう。
印刷はとても便利ですが、気を付けないと、両面に差出人がある状態になり、くどい印象になってしまいます。
それから、差出人を夫婦連名にする時は文面の故人との続柄の表記が変わります。
子供の名前は印刷しないで、添え書き程度にとどめるのが一般的なようですよ。
あまった喪中はがきや切手に関してはこちらをどうぞ