なぜにクルマの運転免許証の写真って、こうも写りが悪いの?とお困りのあなた。
流れ作業だから仕方ないのでしょうか?
更に規則だからと、普段かけている眼鏡を、急に外すように指示され、調子が狂ってしまったなんてこともありますよね。
そうならば、写真撮影の際に、眼鏡や帽子、かつら、ウィッグ、髪型にどんな決まりがあるのか事前に知っておきたいですね。
ここで、一挙にご紹介したいと思います。
次こそは、万全の準備で撮影に挑めますよ!
免許証の写真を撮る時に眼鏡はどうする?
まず最初に、現在の道路交通法施行規則では、必ず眼鏡を取って、免許用の写真を撮らないといけないわけではないのです。
ただし、たまにメガネを取るように言われることも。。。
ならば「なぜ取るように言われることがあるの?」という疑問が出てきますよね。
「普段、眼鏡を掛けて運転しているのに、眼鏡を取った免許証の写真はおかしくない?」って考えるのも当然です。
メガネを取るように言われる一番の理由は、眼鏡により人相、主に目元が分からなくなってしまう恐れがあるからなのです。
例えば、
・眼鏡のレンズに光が反射して、目元が分からなくなる
・レンズが色付きの眼鏡で、目元が分かりにくい
・サングラスももちろん、ダメです笑
・眼鏡の縁で目元が分かりにくくなる、または縁が完全に目元にかかっている
といったことが懸念事項なのです。
これらがクリアーできていれば、本来は外す必要はありません。
反射させない対策として、少しアゴを引いて、眼鏡のレンズと光が垂直になるのを避けることで、防止することもできます。
だたし、写真を撮る側の都合もあるようです。
いまだに、ストロボ撮影を行っているところは、反射を嫌って、眼鏡を全員に取るよう指示することがあるようです。
最近は、LED照明を使い、高感度撮影を行うところが増えてきているので、外さなくて良いところも多くなってきています。
先にお話ししたような、目元が分かりにくくなる眼鏡をかけている方は、事前に鏡で確認して、ご自分で対策を取るようにして下さいね。
免許証の写真で帽子はいい?
従来の道路交通法施行規則では、無帽、正面、上三分身(おおよそ胸から上)となっていました。
これにより、ガン治療中などの方は、大変辛い思いをすることもあったようです。
「決まりだから・・・」、この言葉だけで済ましてはいけないこともありますよね。
そんな方々の声を受けて、2018年6月15日に当時の国家公安委員長より、変更の通達がありました。
顔の輪郭が分かり、頭部を覆っている医療用の帽子は着けたままで、写真撮影して良いということになったんです。
全国統一で対応するようにと、人々の声が規則を変えたのですね。
もちろん、どんな帽子でもオッケーな訳ではありませんよ!
おしゃれ用の装身具として見られる帽子は、今でも取る必要があります。
カツラについても同じような配慮があります。
皮膚障害の方や治療中の方は、常識的なカツラならば、着けたままで問題ありません。
薄毛の方用のカツラも同じです。
ここは、隠密にしておきたいところですものね。
もしも、分かったとしてもそっとしておいてくれます。
でも、おしゃれ用のウィッグは装身具扱いになってNGです。
派手な金髪のものとか、宴会用のハゲ面なんてもちろん、ダメですよ!
おふざけはいけません('ω')ノ
免許証の写真で髪型の注意点は?
髪型についても、やはり気を付けることは、人相が分かり、輪郭がしっかり見えることが大切です。
具体的には、以下のようなことに気を使いましょう!
・幅広なヘアーバンドで頭部の大部分が隠れている
・長い前髪で目元が完全に隠れている
・横髪で顔の輪郭の一部が明らかに隠れている
といった感じです。
いずれも、顔の一部を隠してしまうことに問題があります。
注意して下さいね。
ここまでは、一般的な話でした。
女子のみなさんは「キレイに写真を撮影してもらうこと!」、これも非常に大切なお話しですよね。
その場合は意外にも、髪をしっかりまとめることが重要なのです。
具体的には、NG行為ギリギリで横髪で輪郭を隠すようにするよりも、横髪を後ろで結わいたり、留めたりすることが大切です。
顔にライトがきちんと当たることにより、明るく、キレイに写ります!
是非、実践してみて下さいね。
まとめ
今まで禁止だと思っていた眼鏡、帽子、カツラも、時代とともに機材が変わり、規則が変わったことで、オッケーなものも増えてきました。
最初から諦めずに、チャレンジしてみて下さい!
そして髪型も、写真を撮られることを意識することで、ずいぶん変わります。
今までの意識を換えて、免許証の写真に挑んでみてはいかがでしょうか。