
クリーミーでやさしい味わいのシチューは、寒い日の夕食はもちろん、家族みんなで楽しみたい日のメニューにもぴったりですよね。
玉ねぎやにんじん、じゃがいもなど、身近な材料で作りやすいところも魅力です。
ところが、いざ鶏肉を使ってシチューを作ろうとすると、
「鶏もも肉と鶏むね肉、どっちを使えばいいの?」
「鶏肉は炒めてから煮込むの?」
「野菜と鶏肉はどちらから炒めればいい?」
「表面を焼くだけでいいの?中まで火を通すの?」
「鶏肉を入れるタイミングがよくわからない」
など、意外と細かな疑問が出てくるものです。
特に初めて作る場合は、鶏肉の火の通りも気になりますよね。
結論からいうと、シチューに使う鶏肉の部位に絶対的な決まりはありません。
迷ったときは、比較的扱いやすく、煮込み料理にも合わせやすい鶏もも肉から試してみるとよいでしょう。
また、鶏肉は表面を軽く焼いてから煮込む方法にすると、調理の流れがわかりやすくなります。
ただし、必ず炒めなければシチューが作れないわけではありません。
使う部位やレシピによって、適した方法は変わります。
この記事では、シチューに向いている鶏肉の部位から、切り方、下ごしらえ、炒める順番、入れるタイミング、煮込み方まで順番にご紹介します。
鶏肉が硬くなった、生っぽかった、水っぽくなったなど、シチュー作りで起こりやすい失敗についても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
シチューに使う鶏肉はどの部位がいい?
シチューに鶏肉を使う場合、最初に迷いやすいのが部位選びではないでしょうか。
スーパーへ行くと、鶏もも肉や鶏むね肉、ささみ、手羽元など、いろいろな種類が並んでいます。
どれを選んでも同じというわけではなく、部位によって食感や仕上がりが少しずつ変わります。
まずは、それぞれの特徴を知っておきましょう。
迷ったら鶏もも肉が使いやすい
「どの部位を買えばいいかわからない」
という場合は、鶏もも肉から試してみるとよいでしょう。
鶏もも肉は適度に脂があり、加熱しても比較的しっとりとした食感を楽しみやすい部位です。
クリーミーなシチューとも合わせやすく、じゃがいもやにんじんなどの定番野菜ともよくなじみます。
食べやすい大きさに切られているものを購入すれば、下ごしらえの手間も減らせます。
初めてシチューを作る方にも扱いやすいでしょう。
鶏もも肉を使ったシチューの特徴
鶏もも肉を使うと、鶏肉そのものの存在感を感じやすいシチューになります。
ある程度大きめに切っても食べ応えがあり、煮込んだときにもやわらかな食感に仕上げやすいのが特徴です。
ただし、
「もも肉ならどれだけ煮込んでもやわらかい」
というわけではありません。
必要以上に長時間加熱すれば、食感が変わることがあります。
シチューだからといって何時間も煮込む必要はなく、鶏肉と野菜に火が通ったら次の工程へ進むことが大切です。
鶏むね肉を使ったシチューの特徴
鶏むね肉でもシチューは作れます。
もも肉よりあっさりとした仕上がりが好みなら、むね肉を選ぶのもよいでしょう。
ただ、むね肉は加熱の仕方によってはパサパサした食感になりやすいため、火を通しすぎないことがポイントです。
「しっかり火を通さなければ」と考えて長時間炒め、そのあとさらに長く煮込むと、硬さが気になることがあります。
炒める時間と煮込む時間を別々に考えるのではなく、調理全体でどのくらい加熱するかを意識するとよいでしょう。
ささみでもシチューは作れる?
ささみを使ってシチューを作ることもできます。
ささみは淡白な味わいなので、やさしい味のシチューにも合わせやすいでしょう。
ただし、ささみも加熱しすぎるとパサつきを感じやすくなります。
大きなかたまりのまま長時間煮込むより、食べやすい大きさにして加熱時間を調整したほうが扱いやすいでしょう。
いつもと少し違うシチューを作りたいときに試してみるのもよいですね。
手羽元など骨付き肉を使う場合
手羽元などの骨付き肉を使ったシチューも作れます。
もも肉を一口大に切った場合とは見た目も食べ応えも変わり、少し特別感のある一皿になります。
一方で、骨付き肉は厚みがあるため、表面だけを見て火の通りを判断しないことが大切です。
使用するレシピに合わせて十分に加熱してください。
小さなお子さんが食べる場合は骨にも注意しましょう。
家にある鶏肉を使っても大丈夫?
「シチューを作りたいけれど、冷蔵庫にはむね肉しかない」
ということもありますよね。
そんなときに、わざわざもも肉を買い直す必要はありません。
むね肉でも、ささみでも、それぞれの特徴に合わせて調理すればシチューに使えます。
大切なのは、
「シチューには絶対にもも肉」
と考えることではなく、使う部位によって切り方や加熱時間を調整することです。
シチューには鶏もも肉と鶏むね肉のどっちがおすすめ?
もも肉とむね肉のどちらにするか迷った場合は、好みの仕上がりから考えてみましょう。
どちらか一方が必ず正解というわけではありません。
やわらかな食感を楽しみたいならもも肉
シチューの中でも鶏肉の食べ応えを楽しみたいなら、もも肉が使いやすいでしょう。
適度に脂があるため、比較的しっとり仕上げやすいのが特徴です。
特に、
「シチューを初めて作る」
「加熱時間の調整に自信がない」
という場合にも選びやすい部位です。
あっさりした仕上がりならむね肉
あっさりした鶏肉が好みなら、むね肉を使う方法があります。
クリーミーなシチューに合わせても、比較的軽い印象に仕上げられます。
ただし、もも肉と同じ感覚で長く炒めたり煮込んだりすると、食感が硬くなることがあります。
必要以上に加熱しないよう注意しましょう。
煮込みやすさにも違いがある
もも肉とむね肉では、同じように切って同じ時間加熱しても、食べたときの印象が異なります。
そのため、
「レシピでは○分と書いてあったから絶対に○分」
と時間だけで考えないことも大切です。
肉の厚みや大きさ、鍋、火加減などによっても変わります。
使っている鶏肉の状態を確認しながら調理しましょう。
最終的には好みに合わせて選ぼう
こってりしたシチューには必ずもも肉、あっさりしたシチューには必ずむね肉、と決まっているわけではありません。
家族の好みや冷蔵庫にある材料に合わせて選んで大丈夫です。
迷ったらまずもも肉で作り、次回はむね肉に変えて食べ比べてみるのも楽しいですよ。
シチューの鶏肉はどのくらいの大きさに切る?
部位を選んだら、次に考えたいのが鶏肉の大きさです。
「どうせ煮込むから適当に切ればいいかな」
と思うかもしれませんが、大きさをそろえるだけでも調理しやすくなります。
基本は食べやすい一口大にする
鶏肉は、一口で食べやすい程度の大きさを目安にします。
大きすぎず、小さすぎないサイズを意識しましょう。
市販のカット済み鶏肉なら、そのまま使える場合もあります。
ただし、大きさにかなり差があるときは、大きなものだけ切ってそろえておくと扱いやすくなります。
大きすぎると中心まで火が通るのに時間がかかる
鶏肉を大きく切ると食べ応えはありますが、その分中心まで加熱するのに時間が必要です。
外側はしっかり火が通っているように見えても、中心部分はまだ加熱が足りないことがあります。
特に厚みのある部分は注意しましょう。
小さすぎると食感が変わりやすい
反対に、細かく切りすぎればよいわけでもありません。
小さな鶏肉は火が通りやすい一方で、長く煮込むと硬さを感じやすくなる場合があります。
また、せっかく鶏肉を入れても存在感がなくなってしまいます。
具だくさんのシチューにしたいなら、ある程度食べ応えが残る大きさがおすすめです。
大きさをできるだけそろえる
大切なのは、鶏肉のサイズをできるだけそろえることです。
大きなものと小さなものが混ざっていると、小さいものは十分に火が通っているのに、大きなものはまだ加熱が必要という状態になりやすくなります。
きっちり同じサイズにする必要はありません。
「極端に大きなものがないか」
という程度に確認しておけば十分です。
野菜とのバランスも考える
鶏肉だけでなく、にんじんやじゃがいもの大きさも意識すると食べやすくなります。
鶏肉だけが極端に大きかったり、じゃがいもだけが小さかったりすると、加熱時間にも差が出ます。
すべて同じ大きさにする必要はありませんが、完成したシチューをイメージしながら切ってみてくださいね。
シチューに入れる鶏肉の下ごしらえ
鶏肉を切ったら、簡単な下ごしらえをしておきましょう。
特別に難しい作業は必要ありません。
鶏肉の余分な水分を拭き取る
鶏肉の表面に水分が多く付いている場合は、キッチンペーパーなどでやさしく拭き取ります。
表面が水っぽいままフライパンや鍋へ入れると、焼くというより蒸したような状態になり、焼き色がつきにくくなることがあります。
ただし、生肉を扱ったキッチンペーパーは再利用せず、すぐに処分してください。
下味は必要?
シチューの鶏肉には、必ず下味をつけなければならないわけではありません。
ルーやスープそのものに味があるため、下味なしでも作れます。
一方で、鶏肉そのものにも少し味をつけたい場合は、塩こしょうなどで軽く下味をつける方法があります。
濃くしすぎるとシチュー全体の味にも影響するため、控えめにしておくと調整しやすいでしょう。
塩こしょうをするタイミング
塩こしょうをするなら、鶏肉を切ったあと、焼く前に軽く振る方法があります。
そのあと長時間室温に放置せず、調理へ進みましょう。
「下味をなじませるために何時間も台所へ置いておこう」
と考える必要はありません。
小麦粉をまぶして焼く方法もある
レシピによっては、鶏肉へ薄く小麦粉をまぶしてから焼く方法もあります。
表面の仕上がりが変わるほか、シチューになじみやすく感じることもあります。
ただし、市販のルーを使用する場合などは、レシピ全体とのバランスがあります。
初めて作るときは無理に工程を増やさず、使っているレシピに沿って作ると失敗しにくいでしょう。
下ごしらえした鶏肉を長時間室温に置かない
鶏肉を切ったあと、
「野菜を切るのを忘れていた」
「ほかのおかずも作らなければ」
と、そのまま置いてしまうことがあります。
生の鶏肉は長時間室温へ放置せず、下ごしらえをしたらスムーズに加熱へ進めましょう。
また、生の鶏肉を切った包丁やまな板を、洗わずにサラダなど加熱しない食材へ使うことも避けてください。
シチューの鶏肉は皮を取る?そのまま使う?
鶏もも肉を買うと皮が付いていることが多いため、
「シチューに入れるなら取ったほうがいいの?」
と迷うことがあります。
皮を付けたままでも、取り除いても作れます。
皮付きのまま使う場合
鶏皮が好きなら、そのまま使っても構いません。
皮付きで焼く場合は、皮の面から焼いて表面に焼き色をつける方法もあります。
ただし、焼いている途中で脂が多く出ることがあります。
脂が多すぎると感じる場合は、状態を見ながら調整しましょう。
皮を取り除いて使う場合
鶏皮の食感が苦手なら、取り除いてからシチューへ入れても大丈夫です。
家族の中に皮が苦手な人がいる場合も、最初から外しておくと食べやすくなります。
どちらが正解というわけではない
皮を残すか取るかは、好みによって決めて構いません。
「シチューだから絶対に取らなければならない」
ということではありません。
一度両方試して、好みの仕上がりを見つけてみてください。
シチューの鶏肉は炒める?そのまま煮ても大丈夫?
シチュー作りで特に迷いやすいのが、
「鶏肉は先に炒めるの?」
という点です。
結論からいうと、先に表面を焼いてから煮込む方法がわかりやすいですが、レシピによっては炒めずに煮込む方法もあります。
初心者なら先に表面を焼く方法がわかりやすい
初めて作るなら、鶏肉の表面を軽く焼き、そのあと野菜や水分を加えて煮込む方法がわかりやすいでしょう。
鶏肉を焼く工程と煮込む工程を分けて考えられるからです。
ただし、この時点で中心まで完全に火を通すかどうかは、その後の作り方によって変わります。
鶏肉を炒めてから煮込むメリット
先に鶏肉を焼くと、表面に焼き色をつけられます。
また、鶏肉から出た脂を利用して、そのまま野菜を炒めることもできます。
一つの鍋で作れば洗い物を増やしにくいのもうれしいところですね。
焼き色をつけるなら何度も動かさない
焼き色をつけたいときは、鶏肉を鍋へ入れた直後から何度も混ぜ続けないようにします。
置いたら少し待ち、焼けてきたところで裏返します。
「焦げるのが心配」
と何度も動かしたくなりますが、焼き色がつきにくくなってしまいます。
もちろん、強火のまま放置するのは避けましょう。
中まで完全に火を通す必要はある?
このあと十分に煮込むのであれば、焼く段階だけで中心まで完全に火を通す必要がない作り方もあります。
表面に焼き色をつけてから、水分を加えて煮込み、最終的に中心まで十分に加熱します。
反対に、先に鶏肉へしっかり火を通しておき、あとからシチューへ戻す方法もあります。
重要なのは、
「炒める段階だけ」
ではなく、
「完成までの加熱工程全体」
で考えることです。
炒めずにそのまま煮込むこともできる
レシピによっては、生の鶏肉をスープへ入れて煮込む作り方もあります。
その場合は、十分な加熱時間を確保し、中心までしっかり火を通します。
「炒めていない=失敗」
ということではありません。
使っているレシピの手順に沿って作りましょう。
炒めない場合は火の通りを丁寧に確認する
炒めずに煮込む場合も、肉の大きさをできるだけそろえておくと加熱しやすくなります。
大きな鶏肉が一つだけ混ざっていると、その部分だけ火が通るまで時間がかかる可能性があります。
最後は一番大きな鶏肉まで十分に加熱できているか確認してください。
シチューの鶏肉はどのくらい炒めればいい?
「炒めるのはわかったけれど、何分焼けばいいの?」
という疑問もありますよね。
鶏肉を炒める時間は、肉の大きさや厚み、鍋、火加減によって変わるため、時間だけで判断するのはおすすめできません。
表面の色の変化を見ながら焼く
このあと煮込む場合は、まず表面の色が変わる程度まで焼きます。
焼き色をつけたい場合は、片面を少し焼いてから裏返しましょう。
中まで火を通そうとして長時間炒め続けると、その後の煮込みと合わせて加熱時間が長くなることがあります。
強火で一気に焼こうとしない
早く焼きたいからといって、強火で一気に加熱すると表面だけが焦げることがあります。
特に小麦粉などをまぶしている場合は焦げやすくなることがあるので、状態を見ながら火加減を調整しましょう。
表面だけ焼いてから煮込む場合
表面を焼いたあとに煮込む場合は、その後の煮込み工程で中心まで火を通します。
「焼いた時点では中心が生っぽいから失敗」
というわけではありません。
ただし、完成した段階では十分に加熱されている必要があります。
完全に火を通してから加える場合
鶏肉を別でしっかり焼いてからシチューへ加える方法もあります。
この場合は、あとから長時間煮込みすぎると食感が変わりやすいため、入れるタイミングを調整しましょう。
特にむね肉は、加熱時間が長くなりすぎないようにすると食べやすく仕上がります。
シチューは鶏肉と野菜のどちらから炒める?
鶏肉も野菜も炒めるレシピでは、
「結局どちらから鍋に入れればいいの?」
と迷いますよね。
いくつか方法がありますが、鶏肉から焼いていくと流れがわかりやすいでしょう。
まず鶏肉を焼く方法
鍋へ油を入れ、鶏肉の表面を焼きます。
焼き色がついたら、そのまま野菜を加える方法と、一度鶏肉を取り出す方法があります。
どちらでも作れます。
鶏肉をいったん取り出す方法
鶏肉の表面を焼いたあと、いったん皿などへ取り出します。
その鍋で玉ねぎやにんじんなどを炒め、あとから鶏肉を戻します。
少し工程は増えますが、鶏肉を必要以上に炒め続けなくて済むのがメリットです。
鶏肉を焼いた鍋で野菜を炒める
鶏肉を取り出したあと、そのまま同じ鍋で野菜を炒めれば、別のフライパンを用意する必要はありません。
鶏肉から出た脂が多すぎなければ、そのまま活用できます。
洗い物を増やしたくない日にも便利です。
野菜から炒めても作れる
レシピによっては、玉ねぎなどの野菜を先に炒めてから鶏肉を加える方法もあります。
「絶対に鶏肉からでなければダメ」
というわけではありません。
大切なのは、その後の工程を含めて鶏肉と野菜の両方へ適切に火を通すことです。
全部一緒に炒めてもいい?
時間を短縮したいときは、鶏肉と野菜を同じ鍋で炒めることもあります。
ただ、鍋へ材料を一度にたくさん入れると温度が下がり、水分が出て炒めにくくなる場合があります。
きれいな焼き色をつけたいなら、鶏肉を先に焼いてから野菜を加えるほうが作業しやすいでしょう。
鶏肉を炒めると水分や脂が出るのは大丈夫?
鶏肉を焼いていると、
「思ったより水が出てきた」
「鍋の底に脂がたくさんある」
ということがあります。
鶏肉から水分が出ることはある
鶏肉を加熱している途中で水分が出ること自体は珍しくありません。
特に鍋へ一度にたくさん入れた場合は、温度が下がって水分がたまりやすくなることがあります。
水分が多いと焼き色がつきにくい
水分が多くたまると、鶏肉が「焼かれる」というより「蒸される」ような状態になります。
焼き色をつけたい場合は、鶏肉を詰め込みすぎないようにしましょう。
また、焼く前に表面の余分な水分を拭いておくこともポイントです。
脂が多いと感じる場合
皮付きのもも肉などを焼くと、脂が多く出ることがあります。
そのまま野菜を炒めてもよい場合がありますが、あまりにも多いと感じるなら量を調整しましょう。
熱い脂を扱うときは、やけどにも注意してください。
鍋に鶏肉がくっつくときは?
鶏肉を入れた直後に無理にはがそうとすると、表面が崩れてしまうことがあります。
焼けてくると動かしやすくなる場合があるため、少し待ってから確認してみましょう。
ただし、鍋の材質や状態によっても異なります。
焦げている場合は、そのまま放置しないでください。
シチューに鶏肉を入れるタイミングはいつ?
シチュー作りで最も迷いやすいポイントの一つが、鶏肉を入れるタイミングです。
これは、
「鶏肉をどこまで焼いているか」
によって考え方が変わります。
表面だけ焼いた鶏肉は煮込み工程でしっかり加熱する
表面だけを軽く焼いた鶏肉は、中心まで完全に火が通っていないことがあります。
そのため、野菜や水分と一緒に煮込み、中心まで十分に火を通します。
「焼いたから、あとは温めるだけでいい」
と考えないようにしましょう。
完全に火を通した鶏肉は後から戻す方法もある
先に鶏肉へ十分に火を通している場合は、長時間煮込み続ける必要はありません。
野菜を煮込んでから途中で戻すなど、鶏肉の加熱時間が長くなりすぎないように調整できます。
むね肉などの食感を保ちたい場合にも使いやすい方法です。
炒めずに入れる場合
生の鶏肉をそのまま煮込むレシピなら、煮込み工程で十分に火を通します。
この場合も、大きさをそろえておくと加熱ムラを防ぎやすくなります。
鍋へ入れたあとは、肉同士が大きなかたまりになっていないか確認しましょう。
最初から煮込む場合
鶏肉を最初から入れて煮込むと、手順がシンプルになります。
ただし、煮込み時間が長くなりすぎると部位によっては食感が硬くなることがあります。
野菜がなかなかやわらかくならないからといって、鶏肉もずっと煮続ける必要があるとは限りません。
途中から鶏肉を加える方法
鶏肉を先に焼いて取り出し、野菜をある程度煮てから戻す方法もあります。
鶏肉と野菜それぞれの加熱時間を調整しやすくなるのがメリットです。
じゃがいもやにんじんなど、火が通るまで時間のかかる野菜を大きめに切った場合にも便利です。
最後に鶏肉を加えてもいい?
すでに中心まで十分に加熱した鶏肉なら、仕上げに近い段階でシチューへ加えて温める方法もあります。
ただし、生や半生の鶏肉を最後に入れ、短時間温めるだけで済ませるのは避けましょう。
鶏肉の状態に合わせて考えることが重要です。
部位によってタイミングを調整しよう
もも肉、むね肉、ささみ、手羽元では厚みや食感が異なります。
すべて同じタイミングで入れなければならないわけではありません。
特にむね肉やささみは加熱しすぎによるパサつきが気になりやすいため、長く煮込みすぎないよう意識してみてください。
シチューの鶏肉は何分くらい煮込む?
鶏肉を入れるタイミングと一緒に気になるのが、煮込み時間ですよね。
「10分なら大丈夫?」
「30分煮込んだほうがやわらかくなる?」
と時間で考えたくなりますが、一律には決められません。
煮込み時間は鶏肉の大きさによって変わる
同じもも肉でも、小さな一口大と大きなかたまりでは中心まで火が通る時間が違います。
また、鍋の大きさや材料の量、火加減によっても変わります。
そのため、時間はあくまで目安として考えましょう。
鶏もも肉を使う場合
一口大のもも肉なら、表面を焼いてから野菜と一緒に煮込む方法が使いやすいでしょう。
火の通りを確認しながら、必要以上に長く加熱しないようにします。
鶏むね肉を使う場合
むね肉は加熱しすぎるとパサつきを感じやすいため、長時間煮込み続ける方法が必ずしも向いているとは限りません。
先に表面を焼いて一度取り出し、途中から戻す方法も検討できます。
手羽元を使う場合
手羽元は一口大のもも肉とは厚みが違います。
骨の周囲まで十分に火が通るよう、使用するレシピに沿って加熱しましょう。
長く煮込めばおいしくなるとは限らない
煮込み料理というと、
「長く煮れば煮るほどおいしくなる」
というイメージがあるかもしれません。
しかし、シチューの鶏肉は必要以上に長時間加熱すると、食感が変わる場合があります。
鶏肉と野菜に適切に火が通ったら、次の工程へ進みましょう。
市販のルーを使うならパッケージも確認する
市販のシチュールーを使う場合は、商品ごとに作り方が異なることがあります。
水分量やルーを入れるタイミング、煮込み時間などはパッケージの説明も確認してください。
自己流に大きく変えるより、まず基本の作り方を試すほうが失敗を減らせます。
シチューを煮込むときはふたをする?しない?
「煮込むなら、ふたをしたほうがいいのかな?」
と迷うこともあります。
ふたをするかどうかで、水分の減り方が変わります。
ふたをすると水分が逃げにくい
ふたをすると蒸気が外へ逃げにくくなるため、水分を保ちながら煮込みやすくなります。
ただし、火が強すぎると吹きこぼれることがあります。
ふたをしないと水分が減りやすい
ふたをせずに煮込むと、蒸気が逃げるため水分が減りやすくなります。
思った以上に煮詰まることもあるため、長時間そのままにしないようにしましょう。
途中でシチューの状態を確認する
ふたをする場合もしない場合も、鍋をずっと放置しないことが大切です。
火加減や水分量をときどき確認しましょう。
特にルーを加えたあとはとろみがつき、鍋底が焦げやすくなることがあります。
シチューの鶏肉をやわらかく仕上げるコツ
せっかくシチューを作ったのに、
「鶏肉だけ硬い」
となると残念ですよね。
特別な材料を用意しなくても、いくつかのポイントを意識するだけで失敗を減らせます。
鶏肉を小さく切りすぎない
早く火を通そうとして鶏肉を細かく切ると、加熱時間が長くなったときに食感が変わりやすくなります。
食べやすさと火の通りやすさのバランスを考え、一口大程度を目安にしましょう。
炒めすぎない
このあと煮込むのに、最初の炒める段階で長時間加熱すると、合計の加熱時間が長くなります。
表面を焼いてから煮込む作り方なら、
「ここで完全に仕上げなければ」
と考えなくても大丈夫です。
最終的に十分火が通るように調整しましょう。
必要以上に煮込みすぎない
野菜がやわらかくなるまで待っている間に、鶏肉をずっと煮続けてしまうことがあります。
野菜を大きく切った場合などは、鶏肉だけ先に取り出しておく方法もあります。
強火でグツグツ煮続けない
早く完成させようとして強火で激しく沸騰させ続ける必要はありません。
吹きこぼれや煮詰まり、鍋底の焦げつきにもつながります。
レシピに合わせた火加減で煮込みましょう。
むね肉は特に加熱しすぎに注意する
むね肉を使う場合は、もも肉以上に加熱時間を意識したいところです。
先に焼いて取り出しておき、野菜がある程度やわらかくなってから戻すなど、工程を分ける方法もあります。
鶏肉を途中から戻す方法も便利
「野菜はまだ硬いけれど、鶏肉はもう十分加熱されている」
という場合は、鶏肉を一度取り出しても構いません。
すべての材料を最初から最後まで一緒に煮なければならないわけではありません。
材料ごとの状態に合わせて調整すると、作りやすくなります。
シチューの鶏肉が硬い・パサパサになるのはなぜ?
シチューを食べてみたら、
「鶏肉が思っていたより硬い」
「むね肉がパサパサしている」
ということがあります。
そんなときは、加熱工程を振り返ってみましょう。
最初に炒めすぎている
表面を焼くつもりが、中までしっかり火を通すまで炒め、そのあと長時間煮込んでいないでしょうか。
加熱工程が重なると、結果的に火を通しすぎることがあります。
煮込み時間が長すぎる
「シチューだから長時間煮込むほどいい」
とは限りません。
特に一口大の鶏肉なら、必要以上に長時間煮続けなくても十分に火を通せます。
鶏肉を小さく切りすぎている
細かく切った鶏肉は早く火が通ります。
その分、大きく切った野菜と同じ時間煮込んでいると、鶏肉だけ加熱しすぎになることがあります。
部位によって食感は違う
もも肉とむね肉では、もともとの食感が違います。
前回もも肉で作ったシチューと同じ食感を、むね肉で完全に再現できるとは限りません。
部位の特徴を生かして調理することも大切です。
硬くなった鶏肉はどうする?
すでに鶏肉が硬くなっている場合は、
「もっと煮込めばやわらかくなるかも」
と追加で長時間加熱する前に、一度状態を確認しましょう。
一口で食べにくい場合は、小さめに切ったりほぐしたりしてシチューとなじませる方法もあります。
次回は入れるタイミングを変えてみる
毎回鶏肉が硬くなるなら、次回は入れるタイミングを変えてみましょう。
先に表面だけ焼いておく、途中で取り出す、野菜をある程度煮てから戻すなど、少し工程を変えるだけでも仕上がりは変わります。
シチューの鶏肉が生っぽい!火が通ったか確認するには?
鶏肉を使う料理では、十分に加熱することがとても大切です。
特に大きめに切った場合、
「表面は白いけれど、中まで大丈夫かな?」
と不安になることがあります。
見た目だけで判断しない
鶏肉の色は一つの参考にはなりますが、見た目だけで安全性を断定するのは避けましょう。
中心まで十分に加熱することが重要です。
一番大きな鶏肉を確認する
大きさにばらつきがある場合は、小さい肉ではなく一番大きなものを確認します。
小さいものに火が通っていても、大きなものの中心部分は加熱が足りない可能性があるためです。
中心温度を確認するとわかりやすい
家庭で鶏肉を調理する際は、食品用温度計があると中心温度を確認できます。
厚生労働省では、食肉について中心部を75℃で1分間以上、またはそれと同等の加熱をすることを案内しています。
感覚だけに頼らず、心配な場合は温度を確認するとわかりやすいでしょう。
生っぽい場合は追加加熱する
切ってみて加熱不足が疑われる場合は、そのまま食べずに追加加熱します。
「少しくらいなら大丈夫だろう」
と判断しないようにしてください。
ルーを入れたあとでも追加加熱する
シチューが完成してから鶏肉の加熱不足に気づいた場合も、十分に追加加熱します。
ただし、とろみのあるシチューは鍋底が焦げやすいため、混ぜながら状態を確認しましょう。
余熱だけに頼らない
「火を止めておけば余熱で通るだろう」
と考えず、十分な加熱を確認してから食べるようにしましょう。
特に厚みのある鶏肉や骨付き肉を使う場合は注意してください。
鶏肉シチューでよくある失敗と対処法
シチューは比較的作りやすい料理ですが、毎回まったく同じように仕上がるとは限りません。
よくある失敗と対処法を知っておくと、慌てず対応できます。
鶏肉が硬くなった
鶏肉が硬くなった場合は、これ以上むやみに煮込み続けないようにします。
小さく切ったり、食べやすくほぐしたりしてシチューとなじませる方法もあります。
次回は炒める時間や煮込み時間を短くしてみましょう。
鶏肉が生っぽかった
加熱不足が疑われる場合は、必ず追加加熱します。
ほかの具材がすでにやわらかくなっている場合は、鶏肉だけ取り出して十分に加熱し、戻す方法も考えられます。
鶏肉が鍋にくっついた
焼き始めてすぐに動かした場合や、鍋の状態によっては鶏肉がくっつくことがあります。
無理にはがしてボロボロにするより、少し焼けるのを待ってから動かしてみましょう。
ただし、焦げている場合は火加減を調整してください。
シチューが水っぽくなった
思ったよりサラサラしている場合は、まず使用した水分量やルーの量を確認します。
野菜から水分が出ていることもあります。
すぐにルーを大量追加するのではなく、レシピを確認しながら調整しましょう。
シチューが濃くなりすぎた
煮込みすぎて水分が減ると、シチューが濃くなることがあります。
水分を追加する場合は一気に大量に入れず、少しずつ状態を確認しながら調整しましょう。
鍋底が焦げそうになった
ルーを入れたあとは、とろみがつくため鍋底が焦げやすくなります。
火を強くしすぎず、鍋底から混ぜるようにします。
焦げたにおいがする場合は、そのまま激しくかき混ぜると焦げた部分が全体へ広がることがあるため注意してください。
じゃがいもが煮崩れた
じゃがいもを小さく切りすぎたり、長時間煮込んだりすると崩れやすくなります。
次回は少し大きめに切る、途中から加えるなど、加熱時間を調整してみましょう。
鶏肉シチューを作るときに避けたいNG行動
おいしく作ることも大切ですが、生の鶏肉を扱う以上、衛生面にも気を配りたいところです。
生の鶏肉を室温に長時間置く
下ごしらえをした鶏肉を、調理まで長時間台所へ置いておくのは避けます。
必要な材料を先にそろえてから鶏肉を準備すると、作業がスムーズです。
生肉を触った調理器具をそのまま使う
生の鶏肉を切った包丁やまな板を、そのままサラダや仕上げ用の野菜に使わないようにしましょう。
手や調理器具も適切に洗います。
鶏肉を洗わない
生の鶏肉を水道水で洗うと、水しぶきによって周囲へ細菌が広がる可能性があります。
表面の水分が気になる場合は、キッチンペーパーなどで拭き取り、使用したペーパーはすぐ処分します。
鶏肉を大きく切りすぎる
大きな鶏肉は食べ応えがありますが、中心まで火が通るのに時間がかかります。
初心者の場合は、食べやすい一口大程度にしておくと調理しやすいでしょう。
強火で一気に仕上げようとする
火を強くすれば早く完成するとは限りません。
表面だけ焦げたり、シチューが吹きこぼれたり、鍋底が焦げたりする原因になります。
必要以上に長時間煮込む
鶏肉も野菜も十分やわらかいのに、
「煮込み料理だからもう30分」
と時間を追加する必要はありません。
材料の状態を見て仕上げましょう。
火の通りを確認せずに食べる
特に大きめの鶏肉や骨付き肉は、表面だけを見て判断しないようにします。
中心まで十分に加熱されていることを確認してください。
完成後のシチューを室温に長時間置かない
食べ終わったシチューを、
「あとで冷蔵庫へ入れればいいかな」
と長時間放置するのは避けましょう。
保存する場合は適切に冷まして冷蔵するなど、食品を安全に扱うことを優先してください。
鶏肉シチューに合う野菜と入れるタイミング
鶏肉シチューには、さまざまな野菜を合わせられます。
ただし、すべての野菜を最初から一緒に煮込む必要はありません。
玉ねぎ
玉ねぎはシチューの定番野菜です。
最初に炒めてから煮込む方法が使いやすく、鶏肉ともよく合います。
くし切りや薄切りなど、好みの食感に合わせて切り方を変えてみましょう。
にんじん
にんじんは火が通るまで少し時間がかかるため、最初のほうから煮込みやすい野菜です。
大きく切る場合は、その分加熱時間も考えておきましょう。
じゃがいも
じゃがいもも定番ですが、煮込みすぎると崩れることがあります。
煮崩れが気になる場合は、少し大きめに切ったり、ほかの野菜より遅めに加えたりする方法があります。
ブロッコリー
ブロッコリーは長時間煮込むとやわらかくなりすぎたり、形が崩れたりすることがあります。
別に加熱して仕上げに加えると、形を残しやすくなります。
きのこ
しめじやマッシュルームなどのきのこも、鶏肉シチューに合わせやすい食材です。
種類によって大きさが違うため、食べやすく整えて加えましょう。
かぼちゃ
かぼちゃを入れると、ほっくりとした食感を楽しめます。
ただし、煮込みすぎると崩れやすいため、入れるタイミングに注意します。
白菜
白菜を使うと、定番のじゃがいもシチューとは少し違った仕上がりになります。
白菜から水分が出るため、最初の水分量を増やしすぎないようにしましょう。
ほうれん草
ほうれん草は最初から長く煮込むより、下ごしらえして仕上げに加える方法が使いやすいでしょう。
彩りを加えたいときにも便利です。
シチューのじゃがいもが煮崩れるときは?
鶏肉はちょうどよく仕上がったのに、
「じゃがいもが全部崩れてしまった」
ということもあります。
少し大きめに切る
小さく切るほど火は通りやすくなりますが、煮崩れもしやすくなります。
煮込み時間が長くなりそうなら、少し大きめに切ってみましょう。
長時間煮込みすぎない
じゃがいもが十分やわらかくなっているのに煮込み続けると、さらに崩れやすくなります。
竹串などで状態を確認しながら調理しましょう。
途中から加える方法もある
ほかの材料より少し遅らせて加える方法もあります。
鶏肉とじゃがいもを必ず同じタイミングで鍋へ入れる必要はありません。
材料ごとの加熱時間を考える
シチュー作りが上手になるポイントの一つは、
「全部同じ時間煮る」
と考えないことです。
鶏肉、にんじん、じゃがいも、ブロッコリーでは火の通り方が違います。
それぞれに合わせて入れるタイミングを調整しましょう。
冷凍した鶏肉でもシチューは作れる?
冷凍庫に鶏肉があると、
「これをシチューに使えないかな?」
と思いますよね。
冷凍した鶏肉も、適切に扱えばシチューに利用できます。
適切に解凍してから使うと扱いやすい
家庭で冷凍した鶏肉は、適切に解凍してから調理すると切りやすく、加熱状態も確認しやすくなります。
冷蔵庫へ移して解凍する方法なら、室温へ長時間放置せずに済みます。
冷蔵庫で解凍する場合
使う予定に合わせて冷凍庫から冷蔵庫へ移します。
大きなかたまりほど時間がかかるため、夕食に使うなら余裕を持って準備しましょう。
解凍中に出る液がほかの食品へ付かないよう、容器や袋に入れておくと扱いやすくなります。
電子レンジの解凍機能を使う場合
急いでいるときは電子レンジの解凍機能を利用する方法もあります。
ただし、部分的に加熱が始まることがあります。
解凍後は放置せず、早めに調理へ進みましょう。
凍ったまま鍋へ入れてもいい?
大きなかたまりの冷凍鶏肉をそのままシチューへ入れると、外側と中心で火の通りに差が出やすくなります。
特に初心者なら、適切に解凍して食べやすい大きさへ整えてから調理するほうが扱いやすいでしょう。
解凍後に出た水分を拭き取る
解凍すると鶏肉から水分が出ることがあります。
焼く前に表面の余分な水分をキッチンペーパーなどで拭き取っておくと、炒めやすくなります。
解凍したら早めに調理する
解凍した鶏肉を、
「やっぱり今日は使わないから」
と長時間そのままにしないようにします。
解凍方法や保存状態にもよりますが、基本的には解凍したら早めに調理することを心がけましょう。
忙しい日に鶏肉シチューを手早く作るコツ
シチューは工程が多そうに見えますが、順番を決めておけば意外とスムーズに作れます。
材料を先にまとめて準備する
調理を始めてから、
「じゃがいもを切っていなかった」
「牛乳を出していなかった」
となると、そのたびに手が止まります。
必要な材料を最初に確認しておくとスムーズです。
火の通りにくい野菜の大きさを調整する
大きなにんじんやじゃがいもは、火が通るまで時間がかかります。
急いでいる日は、普段より少し小さめに切るなどして調整できます。
ただし、小さくしすぎると煮崩れやすくなるので注意しましょう。
野菜を電子レンジで下ごしらえする方法もある
レシピによっては、火の通りにくい野菜を電子レンジであらかじめ加熱する方法もあります。
鍋で煮込む時間を短縮したいときに便利です。
電子レンジ対応容器を使用し、加熱しすぎないよう様子を見ながら行いましょう。
鶏肉を焼いた鍋をそのまま使う
鶏肉用と野菜用で別々のフライパンを使う必要はありません。
鶏肉を焼いた鍋でそのまま野菜を炒めれば、洗い物も減らせます。
工程を増やしすぎない
おいしく作ろうとして、
「鶏肉を別で焼いて、野菜を別で炒めて、さらに別鍋でスープを……」
と工程を増やしすぎると大変です。
忙しい日は基本の作り方を優先し、無理なく続けられる方法を選びましょう。
初心者でも迷わない!鶏肉シチューを作る基本の流れ
ここまで細かく説明してきましたが、
「結局、どんな順番で作ればいいの?」
と思った方もいるかもしれません。
そこで、一般的な流れを簡単に整理してみましょう。
実際に作るときは、使用するルーやレシピの説明を優先してください。
STEP1:鶏肉と野菜を準備する
まず鶏肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなどを準備します。
鶏肉は食べやすい一口大程度にし、極端に大きさが違うものがないようにします。
野菜もそれぞれ食べやすく切りましょう。
STEP2:鶏肉の下ごしらえをする
鶏肉の表面に余分な水分があれば拭き取ります。
必要に応じて軽く塩こしょうをします。
生の鶏肉を触ったあとは手を洗い、使用した包丁やまな板も適切に扱ってください。
STEP3:鶏肉の表面を焼く
鍋に油を入れ、鶏肉の表面を焼きます。
このあと煮込む作り方なら、ここで必要以上に長時間炒める必要はありません。
焼き色をつけたい場合は、何度も動かさずに焼きましょう。
STEP4:野菜を炒める
鶏肉をいったん取り出すか、そのまま野菜を加えます。
玉ねぎ、にんじんなどを炒めます。
じゃがいもの煮崩れが気になる場合は、入れるタイミングを少し遅らせてもよいでしょう。
STEP5:水分を加えて煮込む
レシピに指定された水分を加えます。
表面だけ焼いた鶏肉を取り出していた場合は、適切なタイミングで戻します。
沸騰したあとも必要以上に強火で煮続けず、火加減を調整します。
STEP6:鶏肉と野菜の火の通りを確認する
にんじんやじゃがいもがやわらかくなっているか確認します。
鶏肉についても、一番大きなものまで十分に火が通っていることを確認してください。
STEP7:ルーを加える
使用するルーの説明に従って加えます。
商品によっては、一度火を止めてからルーを溶かす方法が指定されている場合があります。
自己流にせず、パッケージを確認しましょう。
STEP8:とろみを確認して仕上げる
ルーがしっかり溶けたら、再び適切な火加減で温めます。
鍋底が焦げないよう、ときどき混ぜながら仕上げます。
牛乳などを加えるレシピの場合も、指定されたタイミングに従いましょう。
これで基本の鶏肉シチューの完成です。
余った鶏肉シチューはどう保存する?
たっぷり作ったシチューが余ることもありますよね。
翌日も食べる予定なら、保存方法にも気を配りましょう。
鍋のまま長時間室温に置かない
「明日の朝に食べるから、このままでいいかな」
と鍋を室温へ長時間置いておくのは避けましょう。
作った料理は適切に保存することが大切です。
冷蔵するときは速やかに冷ます
大量のシチューを深い鍋のまま置いておくと、中心部まで冷めるのに時間がかかります。
保存する場合は、浅い容器へ小分けするなどして速やかに冷まし、冷蔵庫へ入れましょう。
容器の耐熱温度なども確認してください。
保存容器へ移す場合
保存容器へ移すなら、一度に食べる分ずつ分けておくと便利です。
翌日に必要な量だけ取り出せるため、全量を何度も温め直さずに済みます。
保存中に異変を感じたら無理に食べない
見た目やにおいなどに明らかな異変を感じた場合は、
「加熱すれば大丈夫かな」
と無理に食べないようにしましょう。
保存期間だけでなく、実際の状態も確認してください。
翌日の鶏肉シチューを温め直す方法
冷蔵したシチューを翌日に食べる場合は、全体を十分に温め直します。
鍋で温め直す場合
鍋へ移し、混ぜながら温めます。
シチューはとろみがあるため、表面は温かくても鍋底付近だけ焦げることがあります。
弱めの火から様子を見ると扱いやすいでしょう。
鍋底からしっかり混ぜる
温め直すときは、表面だけを混ぜるのではなく、鍋底から全体を混ぜます。
冷たい部分が残らないようにしましょう。
電子レンジで温める場合
電子レンジを使うなら、対応している容器へ一食分ずつ入れると温めやすくなります。
一度に大量に入れると加熱ムラが起きやすくなります。
途中で一度混ぜる
電子レンジでは中心と外側で温度差ができることがあります。
途中で取り出して全体を混ぜ、必要に応じて追加加熱すると均一に温めやすくなります。
容器や蒸気が熱くなっていることがあるので注意してください。
鶏肉の中心まで十分に温める
シチュー全体が十分に温まっているか確認します。
大きな鶏肉が入っている場合は、その中心までしっかり温めましょう。
シチューの鶏肉についてよくある質問
最後に、鶏肉シチューを作るときによく迷いやすいポイントを簡単にまとめます。
シチューには鶏もも肉とむね肉のどちらがいい?
どちらでも作れます。
迷ったら、比較的しっとり仕上げやすいもも肉が扱いやすいでしょう。
あっさりした仕上がりが好みなら、むね肉も選択肢になります。
鶏肉は炒めないで入れてもいい?
炒めずに煮込むレシピもあります。
その場合は、煮込み工程で中心まで十分に加熱してください。
使用するレシピの手順に沿って作りましょう。
鶏肉は何分くらい炒める?
大きさや火加減によって異なるため、時間だけで決めるのは難しいです。
このあと煮込むなら、表面の色が変わり、好みに応じて軽く焼き色がつく程度まで焼いてから煮込み工程へ進む方法があります。
鶏肉と玉ねぎはどちらから炒める?
鶏肉から焼き、いったん取り出してから玉ねぎなどを炒める方法がわかりやすいでしょう。
ただし、野菜から炒めるレシピもあります。
必ず鶏肉が先という決まりではありません。
鶏肉を最初から煮込んでも大丈夫?
十分に加熱できる作り方なら可能です。
ただし、必要以上に長時間煮込むと、部位によっては硬さやパサつきが気になることがあります。
鶏肉を後入れしてもいい?
あらかじめ十分に加熱してある鶏肉なら、野菜を煮込んだあとに戻す方法もあります。
加熱しすぎを防ぎたいときにも便利です。
鶏肉が硬くならないようにするには?
炒めすぎ、煮込みすぎ、小さく切りすぎに注意しましょう。
特にむね肉は加熱時間が長くなりすぎないようにすることがポイントです。
鶏肉が生っぽかったらどうする?
そのまま食べず、十分に追加加熱してください。
一番大きな鶏肉の中心まで火が通っているか確認しましょう。
むね肉でもやわらかいシチューは作れる?
作れます。
最初に長時間炒めすぎず、必要以上に煮込み続けないことを意識するとよいでしょう。
先に焼いて取り出し、途中から戻す方法もあります。
手羽元でもシチューは作れる?
手羽元でも作れます。
ただし、一口大のもも肉とは厚みが異なるため、骨の周囲まで十分に加熱してください。
冷凍した鶏肉でも使える?
適切に保存されていた鶏肉であれば、解凍してシチューへ使えます。
冷蔵庫などで適切に解凍し、解凍後は早めに調理しましょう。
シチューの鶏肉で迷ったときのチェックリスト
最後に、シチューを作る前に確認したいポイントをまとめます。
- 部位に迷ったら鶏もも肉から試してみる
- むね肉でもシチューは作れる
- 鶏肉は食べやすい一口大程度にする
- 大きさをできるだけそろえる
- 表面の余分な水分を拭き取る
- 生の鶏肉を長時間室温へ置かない
- 初心者なら表面を軽く焼いてから煮込む方法がわかりやすい
- 焼き色をつけたいときは何度も動かさない
- 炒めすぎない
- 野菜との加熱時間の違いを考える
- 鶏肉を最初から最後まで煮込み続けなくてもよい
- むね肉は特に加熱しすぎに注意する
- 一番大きな鶏肉まで十分に加熱する
- ルーを入れたあとは鍋底の焦げつきに注意する
- 使用するルーやレシピの作り方も確認する
- 完成したシチューを長時間室温へ放置しない
すべてを完璧に覚える必要はありません。
まずは、
「大きさをそろえる」
「炒めすぎない」
「煮込みすぎない」
「中心まで十分に火を通す」
という基本を意識してみてくださいね。
まとめ|シチューの鶏肉は部位・炒め方・入れるタイミングを意識しよう
シチューに使う鶏肉には、もも肉、むね肉、ささみ、手羽元など、さまざまな選択肢があります。
どれか一つだけが正解というわけではありませんが、
「初めてでどれを使えばいいかわからない」
という場合は、比較的扱いやすい鶏もも肉から試してみるとよいでしょう。
鶏肉は食べやすい大きさに切り、表面の余分な水分を拭き取ってから調理します。
先に表面を軽く焼き、そのあと野菜と一緒に煮込む方法なら、初心者でも工程を理解しやすいでしょう。
ただし、鶏肉は必ず炒めなければならないわけではありません。
炒めずに煮込むレシピもあります。
大切なのは、最終的に中心まで十分に加熱することです。
また、
「長く煮込めばもっとやわらかくなるはず」
と思って必要以上に加熱すると、特にむね肉などはパサつきが気になることがあります。
鶏肉と野菜では火が通るまでの時間も違うため、必要なら鶏肉をいったん取り出し、あとから戻しても構いません。
シチュー作りでは、
「鶏肉は何分焼かなければいけない」
「絶対にこの順番でなければいけない」
と難しく考えすぎなくても大丈夫です。
使う部位や肉の大きさ、野菜の種類、レシピに合わせて調整していけば、作りやすくなります。
まずは鶏肉の部位を選び、食べやすい大きさにそろえるところから始めてみてください。
炒める時間と煮込む時間の両方を意識すれば、鶏肉も野菜も食べやすい、やさしい味わいのシチューに仕上げやすくなりますよ。