秋の味覚といえば栗。
素朴な甘さで、料理にもお菓子にもぴったりですよね。
栗を使ったメニューは、見るだけでも季節を感じられます。
ただ、生栗を自分で扱うのは少々ハードルが高いと感じる方も多いのではないでしょうか?
栗の下準備の方法はいろいろとありますが、今回は電子レンジで栗を加熱すると爆発するのか、電子レンジで栗を蒸す時と皮むきする時の注意点についてご紹介します。
栗を電子レンジにかけると爆発する?
そうなんです。
栗って少し手間をかけないと、電子レンジの中で爆発しちゃうんです。。。
秋は栗の美味しい季節ですよね。
でも、生栗を調理するのは「難しそう」「面倒」といったイメージから、避けている方も多いかもしれません。
「簡単に調理できれば、もっと身近な食材になるのに…。」と思いますよね。
近頃は、様々な調理機器で簡単に料理をすることができますが、中でも時短調理の強い味方が電子レンジ。
栗の調理にも電子レンジが使えるならお手頃で簡単。
栗を使った料理がうんと身近になりますね!
同じく秋の味覚の銀杏などは、封筒に入れて電子レンジにかけると殻がむきやすくなるのはご存じの方も多いはず。
同じように栗の皮むきにも使えそう!と思いませんか?
しかし、栗を電子レンジにかけるのは注意が必要なのです。
皮つきの栗をそのまま電子レンジに入れると、なんと栗が爆発したり最悪、発火することさえあるというのですから、とっても危険です。
栗の外側の固い皮を鬼皮といいますが、電子レンジにかけることによって中の栗の実の温度が上がります。
温度が上がった結果、栗の実に含まれた水分が膨張することで外側の鬼皮が破裂してしまうのです。。。
卵やウインナーなどが電子レンジにかけられないのと同じですが、ご存じの通り栗の鬼皮はとっても固いですよね。
なので、電子レンジの中で爆発すると、ものすごい衝撃になるんです(;´・ω・)
栗をそのまま電子レンジにかけるのは絶対にやめてくださいね!
最悪、ケガをしたり電子レンジが壊れてしまう可能性もあります。
栗をレンジで蒸す時に注意することは?
皮つきの栗をそのまま電子レンジにかけると爆発してしまうので注意が必要ですが、ちょっとした下準備をするだけで栗を電子レンジにかけて蒸すことが可能になります。
まずは栗をよく洗い、栗の下側の固い部分を切ります。
生栗の皮はかなり固いので、包丁を使う場合はケガしないように十分ご注意くださいね。
耐熱容器に栗と浸るくらいの水を入れたら、ラップを二重にして加熱します。
目安は500Wで5分から10分程度ですが栗の大きさなどでも変わるので、途中様子を見ながら加熱をしてください。
同様の方法でシリコンスチーマーを使うのも、しっかりと甘味を引き出せるのでおすすめです。
ただ、一度にたくさんの栗を電子レンジにかけると爆発する危険があるので少量ずつ加熱してください。
栗の鬼皮にフォークで穴を開けて、電子レンジで加熱する方法もあるようですが、穴がしっかりと開いてない場合には爆発をしてしまいます。
しっかりと栗を切るか、鬼皮に深く切り込みを入れるほうが安心ですよー。
栗を電子レンジで皮むきする場合の注意点
栗が爆発しないように鬼皮に切れ目を入れ、耐熱容器に栗と水を入れたら電子レンジにかけ、少しさましてから皮むきをします。
この時にも、しっかりと栗の下側の固い部分を切るか深く切り込みを入れておく方が鬼皮をむきやすくなりますよ。
また、電子レンジでの加熱前にひと手間加えて、栗の上のとんがり部分に十字の切り込みを入れておくのもおすすめです。
電子レンジで加熱する前の栗の鬼皮はとても固く、たくさんの栗の皮むきをするのは手が痛くなってしまいますが、電子レンジで加熱をした後は皮むきがずいぶんと楽になりますよ。
また、最近は電子レンジなどで加熱するだけで皮がむきやすい品種の栗もあるので、試してみるのも良いですね。
もし固い皮を剥いて中の薄皮が黒い場合は、こちらを参考にしてみてくださいね
⇒栗の渋皮が黒い。ぬめりがあるけど食べれる?どこまで剥いたらいい?
まとめ
秋が旬のおいしい栗。
電子レンジを使うことで簡単に下準備をすることができますが、固い鬼皮をそのままで電子レンジにかけてしまうと、栗が爆発してしまいます。
鬼皮にしっかりと切り込みを入れることで、爆発を防ぐことができますよ。
また電子レンジで蒸すことで、表面の硬い鬼皮をむきやすくなります。
皮をむきやすくするポイントは、先端部分に十字の切り込みをいれることです♪
手軽に使える電子レンジを使って、今年は料理やお菓子といろいろな栗のレシピを楽しんでみてはいかがでしょうか。