1月7日に無病息災を願って食べる七草粥。
七草を全て知っていますか?
すずな・すずしろ・せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ。
この7つを使って作る七草粥ですが、青臭く、まずいと感じている人も多いのではないでしょうか?
そんな七草粥の臭いをマシにする方法や子供でも食べやすいアレンジ方法などをご紹介します。
七草粥の臭みをマシにするには?
七草粥は独特な臭みがあり苦手な人もいるのではないでしょうか?
そんなときに一工夫すると七草粥の臭みが気にならず、美味しく食べることができますよ。
簡単にできる方法をいくつかご紹介します。
そもそもどうして七草粥が臭いのかというと食材である七草自体が、アクの強いものばかりであることと、味が染みにくいものが多いからです。
七草粥を白粥で作るとどうしても臭みが目立ってしまうので、少しアレンジすると臭みがマシになります。
七草をごま油でさっと炒めてからお粥の上に乗せると、ふりかけのように味が濃くなるので臭みが気にならずに美味しく食べられます。
また、和風のアレンジとして醤油やみりん、砂糖などで七草をあえるとほうれん草のおひたしのように甘みが出ます。
変わり種としては、中華風にアレンジする調理法です。
鶏ガラスープの素などを使って七草粥を作るといい香りがして臭みも気になりません。
ここにお餅を入れても、とろみが出てよく合いますよ。
一番お手軽なのは、出来上がった七草粥に梅を乗せるだけで青くさい臭いが気にならなくなるのでおすすめです。
七草粥がまずい・・・
七草粥がまずいといわれてしまう原因を知っていますか?
それは「アク」が一番の理由です。
七草から出るアクが原因で、草っぽい独特の臭いが目立ってしまいます。
七草粥を美味しく作るには、下処理でどれだけアク抜きしておくかがポイントです。
おいしくなる七草がゆの下処理方法
七草粥を気軽に作ることのできる「春の七草セット」のようなものでも、下処理さえしっかりとおこなえば、臭みの気にならない七草粥を作ることが可能です。
まずは、七草の葉っぱを切っていきます。
お粥に合うように1cmほどに切り揃えます。
スズシロ(大根)とカブ(スズナ)は3mmほどにスライスしてからいちょう切りにします。
ここからが重要です。
このまま米と一緒に炊いてしまうと、青臭さが気になるまずい七草粥になってしまいます。
切り終わった材料に塩を小さじ1ほどかけて揉んでいきます。
その後、10分ほどそのまま放置してください。
鍋に熱湯を沸かしておき、10分たった材料を1分ほどさっとゆでていきます。
葉がきれいな緑色になったら、鍋から出して冷水をかけてザルにあげれば下処理は完了です。
この下処理をしっかりとすることで臭いの原因となるアクを取り除き、美味しい七草粥になります。
このように下処理で七草のアク抜きをしっかりとおこなってから、最後にお粥に混ぜ込むのが一番美味しい七草粥の作り方です。
七草粥を子供でも食べるようにするには?
七草粥には独特の臭いがあるので子供は苦手で食べない場合がありますよね。
そんな七草粥を子供でも食べるようにする方法があります。
まずは臭みが気にならないようにするために風味付けをする方法です。
鶏ガラスープなどを使って調理をすると気になる臭いも少なくなり子供でも食べるようになります。
また、子供の好きな卵を入れて卵雑炊のような調理方法もおすすめです。
だしを入れて煮込み、仕上げに卵を入れると色味も綺麗で七草粥でも食べやすくなります。
白粥だと食べる子供は少ないと思いますが、七草粥を味噌やお醤油で味付けをしてあげると良いかもしれませんね。
また、七草粥をお粥という形ではなく変わったアレンジで食べる方法を知っていますか?
四国地方や瀬戸内海の方では、七草を和え物やおひたしのような調理法で食べている地域もあります。
他にも七草だけでなく、根菜を加えたり、油揚げや鶏肉を加えたりする地域もあったりと白粥だけでなくさまざまな七草の調理法があります。
鶏肉などが入っていると子供でも食べやすいですよね。
あとお米から煮込んで作ると、クセがないまろやかな七草粥になりますよ!
⇒七草粥に大根の葉を入れる?ご飯から作るのもアリ?夜食べてもいい?
まとめ
七草粥は広く親しまれている食べ物ですが、どうしても臭いが気になってしまいますよね。
しかし、きちんとアク抜きの処理をして、青臭さを取り除けば美味しく食べることができますよ。
意外とフリーズドライだと食べれるという人も。
他にも醤油や鶏ガラスープなどを使って和風や中華風など、いろいろな味のアレンジも楽しめます。
ぜひ美味しい七草粥を味わってくださいね。
▼参考記事▼
七草粥に大根の葉を入れる?ご飯から作るのもアリ?夜食べてもいい?