食べきれなかったり、たくさん買い過ぎてしまったりしてケーキを冷凍保存した経験がある人も多いと思います。
冷凍保存したケーキを食べようと思ったときに早く解凍するために電子レンジを使おうと考えたことはありませんか?
今回は、冷凍したケーキを電子レンジで解凍していいのか、常温解凍する方法、また解凍したケーキの賞味期限などをご紹介します。
冷凍したケーキを解凍するには電子レンジ?
冷凍したケーキは電子レンジを使うと、早く解凍できます。
でも…あまりおすすめはできないんです。
買ってきたケーキの賞味期限って、2日くらいが目安でしょうか。
ケーキをホールなどで買うと、どうしても食べきれなかったり余ってしまったりして、冷凍保存を考えたこともあると思います。
ケーキを冷凍するには、ラップで包んだり保存容器に入れるのがベストなのですが、ケーキの種類によっては冷凍保存にむかないケーキもあることを知っていますか?
フルーツなどがたっぷりと乗ったフルーツケーキや、ショートケーキでもイチゴがたくさん入っているようなものは冷凍保存はおすすめできません。
フルーツを冷凍してしまうと、どうしてもフルーツから水分が出てしまい、解凍して食べるときに水っぽくなってしまうのでおいしさが半減してしまいます。
冷凍する前に、フルーツなどは取り除いてから冷凍するのがおすすめです。
冷凍したケーキを素早く解凍したいときに思い浮かぶのは、電子レンジではないでしょうか?
基本的にはケーキは冷蔵庫内での自然解凍が一番です。
でもどうしても時間がかかってしまいますよね。。。
室温で自然解凍した場合は、冷蔵庫の中で解凍するより早く解凍できますが、食器に当たっている部分がべちょっとしてしまいます。
電子レンジを使って急いでケーキを解凍したいときには、オート機能は使わないことが重要です。
冷凍したケーキを解凍する場合には「生もの解凍」というメニューを使用するのがおすすめです。
オート機能で解凍してしまうと、水分が余計に溶けだしてどうしてもケーキ自体が劣化しちゃうんです。
クリームが溶けてしまって柔らかくなったり、スポンジケーキが水分を吸収してしまったり。
外見的にも、クリームがべちゃっとなることも・・・
「生もの解凍」は通常の温め機能と違って、ゆっくりと解凍してくれるのでケーキに熱を加え過ぎず解凍することができます。
また、ワット数を100w~200wに下げて温めても同じ効果があります。
普段使っている500W以上で解凍するとクリーム部分が溶け、生あたたかいドロドロのおいしくないケーキになってしまうので、ワット数を下げて解凍してくださいね。
感覚的に言うと、冷凍したケーキを電子レンジを使って解凍する場合には「温める」というよりも「解凍する」という使い方になります。
中心部まで解凍できたか確認するには、爪楊枝などで刺してみるといいですよ~。
ケーキの保存方法については、こちらが参考になります
⇒クリスマスケーキっていつまで食べれる?残りの保存って冷凍できる?
冷凍したケーキを常温解凍する時の時間はどれくらい?
冷凍したケーキをおいしく解凍するには自然解凍が一番です。
通販などで冷凍ケーキを購入しても「自然解凍で召し上がってください」と書かれていることがほとんどです。
しかし、この自然解凍というのは「冷蔵庫に移して自然解凍」という意味で、常温解凍はあまりおすすめできません。
冷凍ケーキを解凍するときに、おいしく解凍する条件はケーキの温度を急激に変えず、ゆっくりゆっくりと解凍していくことです。
急激に解凍してしまうとケーキの生地が傷んでいしまったり、クリームの部分がベチョベチョになってしまい、おいしく解凍することができません。
しかし冬場の場合は常温でも解凍することができます。
冷凍ケーキを冷蔵庫で解凍する場合は、温度が約5度で3~4時間程度、常温で解凍する場合は、室温を約25度と仮定して1~2時間と約半分の時間で解凍することが可能です。
夏場はケーキが傷んでしまう原因になるので、常温解凍は避けた方が安全です。
ケーキの種類によっても異なりますが、チーズケーキやチョコレートケーキなどは完全に解凍しないで少し凍っている状態で食べてもアイスケーキのように味わうことができておすすめですよ。
冷凍したケーキの解凍後の賞味期限は?
冷凍したケーキは解凍後、なるべく早く食べるのが一番安全でおすすめです。
とくに電子レンジで解凍した場合は、一度熱を通してしまっているので、ケーキのスポンジ部分が硬くなってしまったり生クリームが傷みやすくなったりするため注意が必要です。
温めたものをもう一度冷蔵庫で保存をすると風味も落ちてしまい、おいしさが半減してしまいます。
冷凍したケーキを解凍後に長くもたせたい場合は、冷蔵庫で自然解凍させると賞味期限が長くなります。
ケーキによって賞味期限は異なりますが生クリームやフルーツが乗っているものは大体1~2日が賞味期限となっています。
しかしフルーツからどうしても汁が出てしまうのでなるべく早く食べた方が、おいしく食べられるのでおすすめです。
食べきれる分だけ解凍した方がよいと思います。
次にタルトなどの場合は大体2~3日が賞味期限です。
生クリームやフルーツが乗っていない分賞味期限が長くなっています。
また、解凍後の賞味期限だけでなく長く冷凍庫にケーキを保存しておくと、冷凍焼けを起こしてしまうことがあるので注意が必要です。
冷凍焼けとは、ケーキを冷凍しているときに空気に触れてしまったり、乾燥してしまったりすると起こる現象で、風味が落ち、食感もパサパサになってしまうのです。
ケーキが部分的に白く変色してしまう恐れもあるのでケーキを冷凍保存するときには空気に触れてしまわないようにしっかりとラップなどで包んで密閉し、あまり長期間保存しないようにすることが重要です。
まとめ
ホールで大きなケーキを購入したり、たくさんの種類のケーキを選んだりするとどうしても食べきれずに余ってしまい、ケーキを冷凍保存することもありますよね。
冷凍しておいたケーキは冷蔵庫で解凍するのが一番ですが、常温で解凍する方法や、電子レンジを使ってもおいしく解凍することができます。
冷蔵庫で自然解凍したケーキは、常温で数時間置いておくとさらに馴染んでおいしくなります。
あと、半解凍の状態でシャリシャリ感を楽しむのもアリですよ♪
ぜひ、ケーキを上手く解凍して、おいしいケーキを味わってくださいね。