バレンタインといえば手作りチョコレート!と考えたことが一度はありませんか?
板チョコを切ってからゆっくりと溶かし好きな形に固めていく手作りチョコレートですが、作るポイントなどをおさえておくと簡単に作ることができます。
今回は、バレンタインの手作りチョコレートを作るときの板チョコのきれいな切り方や砕き方、板チョコを固める方法などをご紹介します。
板チョコのきれいな切り方とは?
板チョコをキレイにまっすぐ切るには、温めた包丁を使うといいですよ!
板チョコをきれいに切ろうと思ってもなかなか難しいですよね。
きれいな切り方の前に、まずは板チョコが冷えて固まりすぎている場合があるので、ビニール袋などに移して体温で少し温めると切りやすくなります。
また、温めると言えば電子レンジですがあまり強く加熱すると溶けてしまうので、10秒ずつ様子を見ながら温めると安心です。
包丁を使ってきれいに板チョコを切る切り方を知っていますか?
それは包丁を温めることで、きれいに板チョコを切るという方法です。
まずは包丁に熱湯をかけていきます。
ポットや鍋で少量のお湯を沸かし、包丁の刃の部分に熱湯をかけます。
包丁の刃が温まったら水気をしっかりと拭き取り、刃が熱いうちに板チョコを切るときれいな切り方ができます。
イメージとしてはギュッと包丁に力を入れて押し当てるのではなく、温まった包丁の熱で溶かしていく感じです。
何度も切る場合は、一度チョコを切ると包丁自体が冷めるので、再度お湯で温める必要がありますね。
アーモンドやピーナッツが入っているチョコは、10秒ほど沸騰したお湯につけ、包丁を前後に動かしながら切るといいですよ。
他にもコンロの火で直接包丁の刃を温める方法もありますが、長く炙りすぎると刃が傷んでしまうので注意してください。
板チョコをきれいに割るには?
板チョコの表面の溝は、表面の面積を増やして製造時に早く冷えて固まりやすくする目的だったり、製造時に早く型から外れるようにするためのモノです。
見た目でキレイに割れやすいイメージを持つことが多いですが、板チョコをキレイに割る事って難しいんです。
コツとしては、銀紙がついたまま左右の親指をくっつけるようにチョコを持ち、内側(凹凸がある方)に曲げるように力を加えるのがいいですね。
あとは、銀紙が付いたままの状態で、ホットプレートで使うようなヘラやカードなどを当てて板チョコを折ると、わりかしキレイに割れやすいです。
ただ、やはり時の運みたいところがありますけどね。。。(;^ω^)
冷蔵庫に入れて冷やし固くしてからの方が、キレイに割れる確率が上がりますよ♪
板チョコの砕き方ってどうしたらいい?
板チョコの砕き方や細かくする方法を知っていますか?
一番簡単な方法はすりこぎの棒や麺棒を使った砕き方です。
包丁の背の部分を使うのもアリですね。
まずは板チョコを袋に入ったまま適当に手で折って割ります。
次にすりこぎを使って袋の上からトントンと叩いていきます。
表側から叩いたら、さらに裏返して叩くとまんべんなく砕くことができます。
手で触った感触で細かくなったと思ったら完成です。
片側の袋を開けてお皿に出すだけなので、まな板や包丁を汚さずに済みますし、綿棒も袋の上から叩いているだけなので汚れません。
後片付けが簡単なすりこぎの棒を使った砕き方は、手軽にできるので初心者にもおすすめです。
次にもう少し細かく砕きたい場合には、スライサーを使用した砕き方があります。
大きめのボウルとスライサーを準備します。
袋から板チョコを取り出してボウルの上に乗せ、スライサーで削っていきます。
このときに千切りスライサーを使うときれいにできます。
スライサーの代用としては、野菜の皮をむくピーラーや、大根を下す時に使うおろし金あたりでしょうか。
他にもキリとトンカチを使った砕き方もあります。
板チョコよりも厚いチョコレートや硬い種類のチョコレートの場合、すりこぎの棒やスライサーでは砕きにくい恐れがあります。
そんなときにはチョコレートの袋の上にキリを当て、上からトンカチを打って砕いていきます。
キリの場所をずらしていくと全体をきれいに砕くことができます。
板チョコを溶かして固めるには?
板チョコを溶かして固めるときにもポイントがいくつかあります。
まずは板チョコを溶かすときには、ゆっくりと溶かしていくことが重要です。
直火にかけたりしないで、鍋と湯せん用のボウルを使用して溶かしていきます。
鍋のお湯は50度が適温です。
鍋の上に湯せん用のボウルを置いてその中に砕いた板チョコ入れてゆっくりと溶かします。
ゴムベラなどでかき混ぜて溶かしていくのですが、このときに急いでかき混ぜてしまうと空気が入ってしまい、その気泡のせいで口当たりが悪くなる恐れがあるので注意が必要です。
チョコレートはゆっくりと混ぜることがポイントです。
テンパリングの方法
次につやのあるチョコレートにするために大切な「テンパリング」という作業です。
湯せんで溶かした板チョコの温度を40度~45度にします。
次にボウルに水を張り、さらに冷やしていきます。
板チョコの温度が25度~27度になるまで冷やしてください。
仕上げにもう一度湯せんをします。
最後の湯せんは板チョコの温度が30度になったら完了です。
湯せんをして板チョコを溶かし、一度冷やしてからもう一度湯せんするというテンパリングをしてから固めるとツヤが出て見た目もきれいなチョコレートに仕上がります。
板チョコを溶かして固めるときには固めたチョコレートを取り出すときのことを考えて、シリコン製の型を使うのがおすすめです。
シリコン製の型にチョコレートを溶かして固めると取り出すときに裏から押し出すだけできれいに取り出すことができます。
テンパリングの簡単なやり方です
⇒テンパリングを簡単に温度計不要で?チョコは難しい?うまくいかない?
まとめ
板チョコを使って手作りチョコレートを作るときの板チョコの切り方や砕き方、溶かして固める方法などをご紹介しました。
包丁を温めるだけで簡単に板チョコを切ることができたり、すりこぎ棒で叩くだけで袋のまま板チョコを砕くことができたり、すぐにでも試せるものばかりです。
ぜひ板チョコでおいしい手作りチョコレートを作ってみてはいかがでしょうか?
・テンパリングを失敗する原因は?やり直しできる?成功するコツは?