手作りチョコって、温めて溶かしたものを型に入れて冷やして固めるだけでしょ?
簡単に言えばそうですが、実際に作ってみると結構むずかしいもの。
ちょっとした温度の違いが原因で失敗してしまうこともあります。
チョコ作りで重要な温度管理のことをテンパリングと言い、これがチョコの美味しさを引き出す大切な作業になります。
ここでは、チョコ作りのテンパリングを簡単に温度計を使わずにする方法、テンパリングは難しい? テンパリングがうまくいかない時のあるモノの効果について説明します。
テンパリングを簡単に温度計不要でするには?
チョコ作りに挑戦したいけど、そもそも料理初心者だから調理器具がそろっていないとお困りの方('ω')ノ
ここでは、温度計がなくてもできるテンパリングの方法を紹介します。
まず、チョコを細かく刻み、チョコ全体の2/3程度の量をレンジで10~20秒温めて、チョコを取り出し、空気が入らないように押し付ける感じでかき混ぜます。
そして、再度、レンジで10~20秒温め、チョコをかき混ぜるのを繰り返します。
チョコ全体が溶けたら、残り1/3のチョコもゆっくり混ぜて溶かしていきます。
この工程で、チョコの温度が下がりだしています。
かき混ぜていると段々ツヤが出てきます。
とろみが出てくるまでかき混ぜたら、再度レンジで10秒程度ずつ温めていきます。
レンジから取り出して、少し混ぜてみてください。
ヘラですくって垂らすと、タラタラと途切れることなく流れ落ちるぐらいまで温めます。
サラサラになってしまうと、温め過ぎです。
これで、テンパリングは終了です。
上手に出来た場合はヘラやスプーンに付着したチョコがすぐに固まり出しますから、温度計がなくてもテンパリング成功を見極めることができます。
3分経っても固まらない時は、最初の温める工程からやり直してみましょう。
湯煎のお湯が入ってしまったなどの水分混入がないなら、作り直しが可能ですよ~。
テンパリングしたチョコは素早く型に流し込みます。
時間がかかる時は、湯せんやドライヤーでチョコを冷やさないようにしましょう。
チョコのテンパリングは難しい?
そもそも、チョコが液状の時は艶やかな感じですが、冷やし固めると艶を失っていきます。
でも、高級チョコは艶を失わず美しいまま。
これがテンパリングの効果です。
チョコに含まれるココアバターは温度によって構造が違う結晶化が起こり、食感に違いを出します。
これを最適な結晶化させるために温度調整することがテンパリングです。
ショコラティエやパティシエは、テンパリングのコツをつかんでいるから、美味しいチョコを作ることができるのです。
では、素人にチョコ作りは絶対無理かというと、そうでもありません。
チョコのテンパリングは失敗しても再チャレンジ可能な場合もありますし、何度かチャレンジしているうちに、コツが分かってきて、上手に完成させることができます。
コツは水分混入、急激な温度変化など細かなことに注意すること。
面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば難しく感じることはなく、簡単に美味しいチョコを作ることができます。
ちなみにパティシエなどプロは、少しでも効率を上げるためにも大理石を使っている場合が多いですね
⇒テンパリングで大理石を使うのはなぜ?値段は?代用品となるものは?
テンパリングがうまくいかないときは?
いろいろ注意して頑張っているけれど、どうしてもチョコのテンパリングがうまくいかない時。。。
わかります、わかります。
私も、何度うまくいかなかったことか。。。
こんな時のお助けアイテムを紹介します。
〇ノンテンパリングチョコ
既にテンパリングされていますから、溶かすだけでそのまま使えます
〇テンパリングの素
溶かしたチョコに混ぜるだけで、成分が分離しにくくなります
ちょっとした手助け(!?)のおかげで、テンパリングがうまく成功したり、失敗を減らすことができます㊙
どうしてもうまくいかないや…と言う人は、試してみるのもいいんじゃないでしょうか(*'ω'*)
あと、テンパリングを成功するちょっとしたコツはこちらです
⇒テンパリングを失敗する原因は?やり直しできる?成功するコツは?
まとめ
温度計がなくても、チョコの様子をじっくり見ながらテンパリングができるのは嬉しいですね。
最初からチョコ作りのコツが分かっていれば、失敗も少なくなりそう。
困った時にはお助けアイテムを利用して、楽しくチョコ作りしてくださいね。