ホットカーペットで床をポカポカにしたら、もうやみつき!
ほどよい温かさがたまりませんよね。
でも、ホットカーペットをずっとつけっぱなしで大丈夫かしら?
壊れたり、発火したりすることはある?
ここでは、ホットカーペットをつけっぱなしにすると壊れたり火事になるのか、ペットにはどうなのかを説明します。
ホットカーペットをつけっぱなしにしたら壊れる?
ホットカーペットをつけっぱなしにすること自体では壊れることはないです。
しかし、カーペットの上にクッションなどをずっと置きっぱなしにしていると、その部分だけ熱くなりすぎて、故障してしまうことはありますよ。
時々、クッションの位置を変えると安心ですね。
また、重いものを置いたまま使用するのも良くないとされています。
ホットカーペットを使っていて、やってしまいがちなのは、そのまま寝てしまうこと。
とても気持ちがいいものですけれど、低温火傷や脱水症状などの恐れがありますので、注意してください。
低温火傷とは、体温よりも少し高い温度だけど、長時間、肌に触れることで火傷してしまうことです。
ホットカーペットの場合、広範囲で低温火傷になってしまうことがあり、意外に肌の深部までダメージを受けてしまうので気を付けましょう。
また、ホットカーペットに長時間あたっていると、汗をかいて、脱水症状になってしまうことがあります。
うっかり、ホットカーペットの上で寝ている人に毛布などをかけてしまいたくなりますけれど、その場合は、ホットカーペットの電源をオフにしてくださいね。
ホットカーペットをつけっぱなしにすると火事になる?
ホットカーペットはストーブのように炎が出ませんから、火事になりにくいイメージがあります。
でも実際にはホットカーペットによる火事が発生しています。
原因になるのは、カーペットの中に仕込まれている熱線のダメージによる断線です。
使用年数が長いことや、カーペットをシーズンオフに片付ける時に出来た折れジワ、テーブルの脚などによる部分的な負荷によって、断線が起きてしまうことがあります。
また、カーペットの上に敷物があることで、加熱が均一にならず、部分的に過加熱になってしまい、そこから発火する事案もありました。
やはり、正しい方法で使用することはもちろんのこと、不在時は電源をオフにした方が安心ですね。
ペットにホットカーペットをつけっぱなしにするのは良い?
最近では、ペット用の小型のホットカーペットが販売されていて、寒がりの猫ちゃんなどに重宝されているようです。
しかし、ペットでも低温火傷の心配がありますので、ご注意ください。
設定温度を低めにしても、やはり、広範囲で低温火傷してしまうことがあります。
とくに、ずっと動かないで寝るペットは要注意です。
動物は体毛が長いために熱さに鈍感だから、自分では気づきにくく、飼い主が気付いた時には体毛が抜けて、肌が炎症を起こしてしまうことがあります。
もし、低温火傷をしてしまったら、動物病院を受診しましょう。
また、人間と同様に、脱水症状も起こしやすいです。
このように、脱水症状や低温火傷をさせないためには、ホットカーペットの上に毛布などを敷いて使うのがおすすめです。
温かさがイマイチかもしれませんが、高齢だったり、持病があったり、また、子供のペットは熱過ぎることに気づかないことがありますので、飼い主が気を配ってくださいね。
まとめ
ホットカーペットのつけっぱなしで壊れることは考えにくいですが、カーペットの上にクッションなどがあると、その部分だけ温まり過ぎになり、故障することがあります。
また、一番気を付けてほしいのは低温火傷ですので、ホットカーペットの上で寝てしまわないようにしてください。
それから、カーペットの中にある熱線が断線してしまうと、火事になってしまう恐れがあります。
カーペットの上にテーブルの脚などを載せて負荷をかけたり、カーペットを片付けるために折り曲げたりしないようにしましょう。
ペットでもホットカーペットによる低温火傷をすることがありますので、使う時はカーペットの上に毛布などを敷くのがおすすめです。