暖房器具の中でも、しっかりと部屋が暖まると人気の石油ストーブ。
電気代がかからないのがいいですよね。
石油ストーブを購入したけれど、部屋のどこに置くのがいいかしら?
今回は、石油ストーブは部屋のどこに置くのがいいのか、床が熱くなる、床を保護する方法について紹介していきます。
石油ストーブはどこに置くのがいい
石油ストーブは窓際や壁際に置くのがいいですよ~!
石油ストーブで暖まりたいから、やっぱり、自分が座るそばに置くものでしょうか?
でも、安全に使いたいから、石油ストーブは部屋のすみに置いておく?
せっかくですから、ちゃんと暖まる方法を知りたいですよね。
実は、石油ストーブを置く場所によって部屋の温まり方が全然違うのです。
温風の循環を考慮して、部屋のどこに置くかを決めるのがポイントです。
部屋の中でも冷気が流れ込んでくるのは、窓際や壁際です。
石油ストーブでいくら室内を暖めても、窓際や壁際がひんやりしてしまいます。
暖かい空気は部屋の上の方に溜まり、窓際壁際で冷やされて、足元に冷気が漂う「コールドドラフト」現象です。
そこで、おすすめなのが窓際や壁際に石油ストーブを置く方法です!
窓際や壁際を背にして、石油ストーブを置くと、部屋全体が早く暖まります。
サーキュレーターや扇風機で室内の空気を循環させると、さらに効率よく暖められます。
省エネになっていいですね。
ところで、石油ストーブでも四角いタイプでなくて、丸いタイプのものもあります。
四角いタイプは放射型と言われ、燃焼筒の背面や側面に反射板があり、熱がストーブの前面に強く放射されます。
四角い放射型の石油ストーブは、窓際や壁際に置くのが最適です。
丸いタイプは対流型の石油ストーブで、放射線状で暖められるのが特徴です。
燃焼筒がストーブの中央にあり、ストーブの周囲全体に熱が放射されます。
その場合は、部屋の中央に置くのがおすすめです。
リビングとダイニングがつながったような広い部屋の中央に置いて、部屋全体を暖めてくれます。
広い部屋には、対流型の石油ストーブが適しているでしょう。
対流型の石油ストーブにはデザインに優れたものが多く、人気があります。
石油ストーブで床が熱くなる?
室内全体が暖かくなる石油ストーブですが、ストーブの前の床が熱くなっていて驚いたことはありませんか?
石油ストーブに限らず、電気ストーブやファンヒーターなどの暖房器具を使う時、床が熱くなりがちです。
暖房器具は暖かいけれど、ずっとストーブの熱や温風が当たっている床は熱くなってしまいます。
床がフローリングの場合、熱で乾燥して変形してしまうことがあります。
また、カーペットの場合は色あせなどの恐れもあります。
石油ストーブなど、床に置いて使う暖房器具を使用する場合は、敷物を敷くのがおすすめです。
石油ストーブから床を保護するにはどうしたらいい?
敷物もさまざまなものがありますが、石油ストーブから床を守るには断熱シートが良いでしょう。
敷物の厚さにもよりますが、薄手の敷物などではストーブの熱を伝えてしまって、結局、床にダメージを与えてしまうことがあります。
その点、断熱シートなら床に熱を伝えることがありません。
ストーブを動かすことで床を傷つけるのも、防いでくれます。
しかし、銀色のアルミの貼った断熱シートはインテリアに映えないという欠点があります。
ホームセンターや通販などでは、ストーブに敷くマットや置台などがいろいろ販売されています。
キャスターなども移動しやすいと人気ですが、石油ストーブを載せたままでは使用できません。
石油ストーブは水平でない場所、不安定な場所、振動の激しい場所では耐震自動消火装置が作動してしまうことがあります。
キャスターの乗せるのが移動の時のみにしてくださいね。
まとめ
石油ストーブには四角い対流型と、丸い放射型の2種類があります。
対流型は窓際や壁際に置くのがおすすめです。
放射型は、部屋の中央に置くと、部屋全体が暖まるでしょう。
石油ストーブを置いた床は暖まり過ぎて、床材を損傷させてしまうことがあります。
断熱シートを敷くと床へのダメージを抑えるだけでなく、床をしっかりと保護してくれます。
ストーブの移動にキャスターは便利ですが、使用する際はキャスターから降ろしましょう。