さつまいもが好きな女子は多いです。
ほくほくとした食感、ほんのりとした甘みがいいですよね。
また、食物繊維が豊富だから、便秘解消・美容にも効果があるというのが嬉しいものです。
ところで、さつまいもの茎も食べられると知っていますか?
ここでは、さつまいもの茎の保存方法、下処理のやり方、食べ方について説明します。
さつまいもの茎の保存方法とは?
さつまいもの茎とは、葉っぱから伸び出している緑色の葉柄(ようへい)と言われる部分です。
芋づる(イモヅル)と言われることもあります。
昔、戦争中の食糧難の時代に食べられていたらしいので、年配の方なら知っているかもしれないですね。
栄養価も高く、東南アジアでは野菜として扱われているみたいです。
日本ではスーパーなどに出回ることは少ないですが、農家さんや家庭菜園をしているお家では食べられていて、知る人ぞ知る食材のようです。
さつまいも自体の収穫時期は10~11月頃ですが、茎が食べごろになるのは9~10月頃。
あまりたくさん茎を収穫してしまうと、芋の成長に影響が出て、小さくなることがありますので注意してくださいね。
鮮やかな緑色の若い茎が柔らかくて、食べやすいです。
味はクセや青臭さもなく、食感はシャキシャキと歯ごたえがあります。
茎もさつまいもと同様に、食物繊維が豊富です。
さつまいもの茎を収穫したら、すぐに下処理を済ませましょう。
下処理は次の章で説明します。
早めに下処理を済ませることで、食感を保つポイントになります。
下処理した茎は密封できる袋や容器に入れて、冷蔵庫で3日程度保存OK!
冷凍保存もできるから、使いたい時に解凍しないで、そのまま煮物などに入れられます。
しっかり塩漬けしたり、乾燥させたりすると、さらに長く保存することもできます。
ちなみに、最近では茎の収穫をメインにしたエレガントサマーというさつまいもの品種も出てきました。
エレガントサマーであれば、下処理をしないで、生のまま茎が食べられますし、芋も美味しく食べられます。
さつまいもの茎の下処理はどうしたらいい?
さつまいもの茎の下処理方法は、フキの下処理に似ています。
まず、茎の外側にある固い皮をつまみ、端まで引っ張りながら剥いていきます。
皮を剥かないと、繊維質が強く、噛み切りにくいので、大変ですが、がんばりましょう!
剥く方向は根元からではなく、葉が付いていた方から引っ張ると剥きやすいです。
指が黒くなるのが気になる方は、薄手のビニール手袋をはめて作業するのをおすすめします。
皮が固くなっていない若い茎の場合は、剥かなくても大丈夫です。
目安としては茎を少し折り曲げて、簡単に折れるなら皮むきは不要です。
大体、3~4㎜ぐらいの柔らかいものなら皮むきしなくても大丈夫。
その後、4~5センチぐらいに切り、30分ぐらい水に浸して、あく抜きをします。
水が少し茶色くなり、苦みが抜けていきます。
それから、水から取り出し、鍋に茎がかぶる程度の水と少々の塩を入れて、茹でます。
茹で時間は、細い茎であれば3分ぐらい、太い茎ならば5分ぐらいです。
少し柔らかくなったら、下処理は終わりです。
見た目は山菜のような感じですね。
さつまいもの茎の食べ方とは?
下処理が済めば、いろいろな料理に使えます。
さつまいもの茎に含まれる水溶性ビタミン(ビタミンCやビタミンB群)を活かすなら、煮込み料理より炒め物の方がおすすめです。
例えば、さつまいもの茎と人参でキンピラなんていかがでしょうか。
また、下処理をしたさつまいもの茎を使って、サラダも作れます。
他の野菜と一緒に盛り付けて、お好みのドレッシングをかけるだけ。
おひたし、つくだ煮、甘煮にするのも食べやすいですよ。
さつまいもの茎と言っても、甘みはほのかにあるぐらいで、青臭さもないので、いろいろな料理に使いやすいです。
それでいて、栄養がありますから、積極的にメニューに取り入れたいですね。
さつまいもの茎の食べ方についてはこちらも参考にしてみてくださいね
まとめ
さつまいもの茎は下処理をすれば食べられます。
栄養もあり、いろいろな料理に使える万能食材です。
冷蔵保存、冷凍保存も可能で、塩漬けや乾燥で長期保存することもできます。
スーパーなどで販売されていることは少ないですが、さつまいもの茎を入手できた時はぜひ食べてみて下さいね。