食欲の秋到来!
秋を感じる時期に、栗はかかせない食材ですよね。
しかし、皮もあるし剥くの大変だし・・・
せっかく手に入れても、無駄にしてしまってはもったいないです。
季節ものなので、大量に仕入れて長く楽しみたい方も多いはず。
今回は、栗を皮ごと冷凍する方法、栗を冷凍すると甘くなると言われる理由、冷凍した栗の解凍方法についてご紹介していきます。。
栗は皮ごと冷凍できる
最初に書いてしまいますと、栗は冷凍できます!!
栗はなかなか頑丈な鬼皮に覆われいるので、そのまま保存しても大丈夫のような気もしますが、不安にもなりますよね。
固い外側の鬼皮と、中の渋皮。
そのまま冷凍しての?
下処理したほうがいいの?
皮の存在がとっても気になります。
では各方法の、栗の冷凍の仕方を紹介していきますね♪
生栗の冷凍方法
◎皮つきの生栗の冷凍方法
①しっかり水洗いをしてから水分をよくふき取ります。
②そのままフリーザーバッグに入れ、空気を抜き密閉して冷凍庫へ。(簡単!)
保存期間目安【約6か月】
×皮むきした生栗の冷凍方法
皮を剥いての生栗は乾燥してしまうので、冷凍保存にはあまり適しません。
もしどうしても保存したい場合は、フリーザーバッグに入れ、栗の倍の砂糖を加えてよくまぶし冷凍庫へ入れてください。
保存期間目安【約2か月】
ゆで栗の冷凍方法
○皮つきのゆで栗の冷凍方法
①皮つき生栗と同様、茹でたあとしっかり水洗いをし、水分を拭いてフリーザバッグへ。
②しっかり密閉して冷凍庫へ。
保存期間目安【約3~6か月】
一度調理しているので、皮つき生栗より早めに食べたほうがいいです。
×皮むきゆで栗の冷凍方法
①茹でた後はしっかり粗熱をとり、ラップにしっかり包みます。
②そしてラップに包んだ栗をフリーザーバッグへ入れ、しっかり密閉して冷凍庫へ。
保存期間目安【約1ヶ月】
皮を剥いている点と、調理済みの点で他の方法より劣化しやすいです。
生でも茹でても、皮つきのほうが保存に適しています。
また、鬼皮ごと冷凍すると皮が剥きやすくなるので、保存以外のメリットも。
中の渋皮も一緒に簡単に剥けてくれるので一石二鳥ですね。
栗は冷凍すると甘くなる?
栗は寒い環境に置くと甘みが増す傾向にあるようです。
じゃあ冷凍したらすっごく甘くなるんじゃない?
保存する気はないけど冷凍させてみようかな?
なんて思いますが。
きちんと甘くなる適温があります。
寒くすればいいわけではなく、0度~1度の環境が適温です。
寒くなってきたなぁくらいの状況下に置くと、栗は必死に凍らないように頑張るらしいです。
そこでデンプンが糖に変わるので、結果甘くなるんですよ♪
場所としては冷凍庫ではなく、冷蔵庫のチルド室がちょうどいいです。
期間としては、長ければいいというものではないです。
もちろんあまり長いと劣化してきてしまいますもんね。
ベストは10日~20日ほど。
チルド室にいれて3~4日で甘さは増してくるようですが、約20日ほどまでは増し続けるようです。
すぐ食べないようであれば、チルド室で数日寝かせておくのもいいですね。
「甘くするならチルド室で10日~20日ほど寝かす!」
同じ栗でもこれでワンランク上のおいしい栗が食べられそうです♪
冷凍した栗の解凍方法とは?
せっかく最善の方法で冷凍保存できても、解凍時に台無しにしたくないですよね。
美味しく食べるためには、ここまでが勝負ですよ~!
生栗の解凍方法
皮つき生栗の解凍方法
自然解凍せずに、皮ごとそのまま蒸すのがオススメです。
熱湯で茹でてもいいですが、少し味は落ちます。
調理の際は火を通したあとでもいいですし、熱湯につけて解凍し皮をむくと生栗として同じように調理可能です。
皮むき生栗の解凍方法
解凍してしまうとぱさぱさだったり味も落ちてしまうため、冷凍されたまま調理するのがいいです。
冷凍時に砂糖をまぶしていたので、しっかりと洗い流しましょう。
ゆで栗の解凍方法
皮つきゆで栗の解凍方法
皮つき生栗と同様に、熱湯につけて解凍します。
解凍状態により、電子レンジでチンしても大丈夫です。
乾燥しないよう、できるだけ熱湯のほうがいいですが少しの時間なら心配ないでしょう。
皮むきゆで栗の解凍方法
皮つきのように熱湯で解凍するのは向いていません。
守るものがなく逆に水分を多く吸ってしまうので、ほくほく感が損なわれます。
調理方法により、しっとりさせたい場合はいいかもしれません。
皮つき、皮むきによって解凍方法が変わってきますね。
まとめ
固い皮に覆われてるため保存がききそうですが、意外とそうでもない栗。
予想に反して繊細な食材のようです。
保存したければ冷凍することが大事ですよ~!
そして保存方法に大切なポイントは「皮」。
栗の弱点は乾燥です。
乾燥しないよう皮は剥かずに冷凍がベストです。
冷凍やけで味が落ちてしまう心配も皮が防いでくれます。
皮は常温保存より冷凍保存のほうが大切な役を果たしてくれそうです。
秋の味覚の栗。
上手に保存しておいしく食べましょう!