秋の味覚にはいろいろなものがありますが、スイーツにもご飯にも使えるものと言えば栗ですよね。
家族で栗拾いに行く方もいらっしゃると思います。
栗って木の実なの?果物なの?野菜って聞いたけど本当?
栗がたくさんあるけれど、常温で保存しても大丈夫?冷蔵庫に入れるには?
今回は、栗が木の実か果物かという分類と常温や冷蔵庫での保存方法についてご紹介します。
栗って果物なの木の実なの?
栗が木の実か果物かと考えたことってありますか?
私はそんなこと全く考えたことがなく、ずっと木の実だと思っていたんです。
実の成り方を見ると木の実だと思いませんか?
でも、栗は果物なんですよ!
なんか不思議な感じしますよね。
農林水産省は、概ね2年以上栽培する草本植物及び木本植物であって、果実を食用とするものを「果樹」として扱うそうです。
となると、栗はやはり果物ということになりますね。
この概念だと、栗だけでなく梅も果物という扱いになるんですよ。
一般的には果物と思われていないのでなんだか不思議な感じがしてしまいます。
そこで意外なものが、私達が普段から果物と呼んでいるイチゴやメロンは一年生草本植物なので、野菜に分類されるんです。
栗が果物でイチゴが野菜ってなんだか面白いですね。
栗を常温保存する方法とは?
栗は硬い皮に包まれているので、日持ちしそうだと勘違いしてしまうのですが、実は時間が経つと乾燥してしまって風味が落ちてしまいます。
ですので、できるだけ早く食べきるほうが美味しく食べることが出来ますよ。
ですが、栗拾いに行ったりご近所さんから栗をいただいたりした時に意外に量が多かったなんていうことはありませんか?
すぐに食べきれる量でしたら問題ないですが、量が多い場合にはどのように保存したらいいのでしょうか。
実は栗を常温保存するのはあまりオススメできません。
それは、栗の中に虫が居て、湧いてくる可能性があるからなんです。
皮を剥いたら虫が出てきた!なんてなったらビックリですし、ちょっとトラウマになってしまいますね。。。
でも、「明日栗ご飯をしたいから保存しておく」などという場合もあると思います。
翌日調理するのにいろいろと手のかかる下処理をして保存するのは面倒ですよね。
そんな時は常温保存でも大丈夫ですよ。
栗を常温で保存する場合は、皮が付いたままの栗を新聞紙で包んでから直射日光や高温の場所を避けて涼しい場所で保管するようにしましょう。
または、栗を洗って水を張ったバケツに入れて保管しましょう。
水は毎日交換して清潔を保つようにして乾燥も防ぎましょうね。
常温保存では1週間以内に食べきるようにしましょう。
それ以降に食べる予定がある場合には冷蔵庫で保存するのをオススメします。
また、皮を剥いて茹でてしまった場合には常温保存はできないので、必ず冷蔵保存するようにしてくださいね。
もし表面にカビが生えてしまったり虫が気になる場合は、こちらを参考にしてみてください
⇒栗の皮にカビが生えても中身は食べれる?保存方法は?冷凍できる?
⇒栗の虫を取ったら食べることはできる?見分け方は?虫は食べられる?
栗を冷蔵庫で保存する方法は?
栗を冷蔵庫で保存する場合は、まず布巾などで栗の表面に付いている汚れをふき取りましょう。
そして、天気のいい日に丸1日天日干しします。こうすることで、栗の中の水分が適度に抜けて甘みが増すんですよ。
天日干しをしたら、栗を新聞紙で包んでビニール袋に入れて野菜室で保存します。
新聞紙が湿ってきたらその都度交換するようにしてくださいね。
湿ったままにしておくと、カビが生える可能性があるので注意ですよ。
これで最長3か月程度は保存できます。
皮を剥いてしまった後に冷蔵保存する時には、ジップロックなどの密封できる袋に入れてチルド室で保存してください。
栗は0℃で保存することによって糖化されるんです。
チルド室は-1℃~0℃なので、ちょうど糖化される温度になっているんですね。
0℃で保存することで、3日で約2倍、30日で最大4倍程度まで糖分が上昇します。
これでより甘い栗を楽しむことができますね。
まとめ
栗は野菜や木の実ではなく果物の分類に分けられます。
栗を常温保存する場合は、新聞紙で包んで直射日光や高温の場所を避けて涼しい場所で保管するようにしてくださいね。
常温保存は長期で保存できないので、1週間以上保存する場合には冷蔵保存するようにしましょう。
冷蔵保存は、布巾などで栗の表面に付いている汚れを拭いてから1日天日干しにした後に新聞紙で包んで野菜室で保存します。
新聞紙が湿ってきたらその都度交換して清潔な状態で保存しましょう。
栗を上手に保存して、栗ご飯やスイーツを作ってみてはいかがですか?
秋の味覚で食欲の秋を思う存分楽しみましょう。