先日、僕がいた会社に労働基準監督署が臨検調査に入りました。
調査に入って下さいと申告したのは僕です(笑)
昨日「是正勧告書を会社に渡した」と、労働基準監督署から電話がありましてね。
労働紛争真っただ中なのですが、少し綴って行きます。
労働基準監督署に査察を依頼した
僕の場合、会社をクビになることは無いと甘い考えでいたら、解雇されましてね。。
会社経営をするなら義務であるハズの、厚生年金、健康保険、雇用保険などを不正に処理して、キチンとかけてくれていなかったわけです。
経費削減を理由に、姉妹会社を使って給料を二つに分けて支払って、ごまかしていたというね…
そして雇用保険を受けることになったのですが、家のローン分くらいしか受給できないことになり、いろんな役所に相談にいくハメになりました。。。
正直労働基準監督署って、怖いイメージがありませんか?
僕も、警察と同じ権限を持っていると聞いて、最初はためらっていたんですよ…
僕がいた会社の経営者も、労働基準監督署を恐れていましたしね。
なぜ労働基準監督署に査察(本来は臨検という)を依頼したかというと、他の役所では歯が立たたず、自分の生活が苦しくなるのが見えていたから。。。
労働基準監督署に申告(査察をお願いすること)をして、是正勧告してもらうしか方法が思いつかなかったんです。
裁判も考えましたが、時間、手間、お金がかかることを考えると得策ではないなぁと。
僕が狙ったのは、労働基準監督署の調査→帳簿訂正→離職票訂正→雇用保険の適正額受給 でした。
ちなみに、僕がいた会社のブラック具合の全容はこちらになります
友達や知人だけでなく、相談にいった役所の人にまで、ブラック企業具合をドン引きされました(笑)
社長から解雇を告げられた時は、「自分で辞めたことにしたいし、辞表をだすか一筆かいてくれるか?」とサラッといわれました笑
会社の不正を相談
会社の不正を相談しに、いろんなところに行きましたね~。
いろいろ相談に行って知ったことは、労働基準監督署を含め、役所が持っている権利を越えたことはしないということです。
「越権行為はできない」、この言葉を何度聞いたことか…
そして、役所同士の横のつながりが全く無いことですね…
「どうなっていますか?」みたいに役所同士で連絡を取ってくれることは全くなかったです。
ただ「ウチでは無理なので○○に行ってみてはどうですか?」みたいなアドバイスはくれました。
僕が役所からアドバイスをもらって、相談に行った順番を書いてみると
ハローワーク→労働局→労働基準監督署→ここからはまだ秘密(笑)
ハローワーク→年金事務所→労働局→市役所の労働相談→県の労働相談
まぁ、あっちこっち何回も飛び回りましたね(笑)
年金のごまかし、帳簿の不正、他にもブラック案件を山ほど抱えていた会社だったので、どこか役所が動いてくれないか証拠となるものを持って相談に行きました。
僕が証拠として持ち歩いていたものは、「離職票」「5年分の給料明細」「お金の流れがわかるように数年分の銀行通帳のコピー」でしたね。
ちなみに、僕が労働基準監督署に相談に行った時の顛末はこちらです
⇒労働基準監督署に退職後に申告に行ってきた!相談の流れと必要なものは?
労働条件を不利益に変更されたり、解雇の撤回、パワハラ・いじめ・嫌がらせへの金銭補償を求めたい場合は、労働局に相談してみるのも一つの手ですよ~
⇒労働局に労働相談!労働基準監督署との違いは?あっせんの意味は?
労働基準監督署が是正勧告書を渡し指導してくれた。でも…
"申告"という形で労働基準監督署に査察のお願いをしたら、土日を挟んだ4日後に、会社に査察が入りました!!!
あまりの動きの早さに、僕もビックリ!!( ゚Д゚)
ただ、僕が願っていた、帳簿の訂正→離職票の訂正→雇用保険の正しい額での需給 は、実現できませんでした。。。
理由は、、、「タイムカードが無いので、どういう形で、どれくらいの時間働いていたのか、帳簿を不正につけた証拠がない」とのこと…
というか、法定三帳簿のうちの「労働者名簿」と「出勤簿」が、意図的に作られていないのか処分されたと聞かされました。
僕のいた会社、普通の会社の常識がまったく通用しないところで、タイムカードがなかったんですよ…
なので、残業代や休日出勤代も…
銀行通帳の記載を見ると、絶対におかしいとわかるそうなのですが、タイムカードなど証拠となるものが無いので、「帳簿のつけかたがおかしい」と突っ込みようがないそうです。。。泣
労働基準監督署から会社に対して「是正勧告書」が出されましたが、働いた時間が明確にわかるように、年に一度の健康診断を実施するように、等の勧告で終わったようです。
まぁ、他の従業員は働きやすくはなるのかなぁとは思いますね♪
ただ、このままでは終わりませんわ。
次は○○が動きます。
続く…
労働基準監督署に相談に行ってみて、知ったこと・思ったことはこちらです
⇒労働基準監督署に相談したらどうなる?密告の方法は?バレる?
~追記~
この後、労働基準監督署では手が出せない「賃金台帳」の是正を求めて、税務署に税務調査の依頼に行きました!
税務署に行くようにアドバイスしてくれたのは、相談と申告をした時の労働基準監督官と社会保険労務士です
⇒脱税を税務署に通報した!後から呼び出しされて調査に協力!?
まとめ
僕の性格もあるのでしょうが、何度も役所に足を運ぶと名前と顔を覚えられます。
最初の頃は「お役所!!」という対応でしたが、段々と対応も人間味あふれるものに変わって行ったのが印象的ですね。
そのうち、越権行為なんじゃないの!?と思えることもチラホラ㊙
僕は、あきらめずに戦います。
ある役所に顔を出しに行ったのですが、そろそろ動く予定だとか…
動きがあったら、また書きますね('ω')