冬の寒さが厳しくなると、こたつの暖かさはありがたいですよね。
でも、こたつを出すと部屋の掃除が面倒くさく感じることってありますよね。。
今回は、ホットカーペットがこたつの代わりになるのかということや、ホットカーペットの上で寝てしまう時の影響、つけっぱなしにすると火事になるのかということについてご紹介します。
ホットカーペットはこたつ代わりになる?
冬はいろいろな暖房器具が活躍しますが、こたつの暖かさは本当にありがたいですよね。
私は、こたつに一回入ってしまうと出るのが億劫になって、家事がおろそかに…なんてことも多々あります。
でも、こたつって部屋が狭くなったり、掃除をするのに邪魔になったりするなどして面倒くさいですよね。
そんな時、ホットカーペットが代用できるかも!と思ったことはありませんか?
結論から言うと、残念ながらホットカーペットはこたつの代わりにはなりません。。。
ホットカーペットは、接している部分はとても暖かいのですが、接していない部分は暖かくなりません。
少しは部屋中を暖めることになりますが、ほんわかと暖かくするような感じなので、とても暖かいという感じにはならないんですよね。
ホットカーペットを使うのであれば、部屋全体を暖めることができるエアコンやストーブなどの暖房器具を併用しないと寒いと感じてしまいます。
ホットカーペットのみで暖かさを感じたいのであれば、敷く前に一工夫してみてください。
部屋がフローリングの場合、ホットカーペットを敷く前に段ボールと断熱シートを敷くだけです。
段ボールは断熱効果が高いので、1枚敷くだけで熱が逃げにくくなり保温性が高まります。
断熱シートは銀色の100円ショップで売られているような物でOKですよ。
床とホットカーペットの間に断熱材が出来上がるので、冷たさをシャットアウト出来て、熱が逃げにくくなるのでホットカーペットだけで暖かくなるということです。
この手作り断熱材を使用してホットカーペットを敷けば、足に毛布やひざ掛けを掛けるだけで十分暖かく感じることが出来ますよ。
ホットカーペットで寝る影響は?
ホットカーペットの上にいると、気持ちよくてついウトウトと寝てしまいそうになりますよね。
でも、ホットカーペットの上で寝るのはとても危険なので絶対にしないでくださいね。
なぜかというと、ホットカーペットの上で寝てしまうと、
・低温火傷
・脱水症状や熱中症
を引き起こす可能性があるからなんです。
低温火傷は、湯たんぽを使用する時にも注意が必要なのと同じです。
体温よりも少し高い温度が、肌に長時間触れていることによって起こる火傷です。
ホットカーペットは45℃程度まで暖かくなるものが多いので、低温火傷を起こしやすい温度です。
低温火傷は広範囲に深く受傷するので、治りにくく跡にも残りやすいです。
脱水症状や熱中症は夏のイメージがありますが、冬でも簡単に起こる可能性があります。
ホットカーペットと布団を併用したり、寝てしまった人に優しさで布団をかけたくなりますが、絶対にしないでくださいね。
布団は温度と湿度を中に閉じ込めてしまうので、ホットカーペットと併用すると必要以上に高温になってしまいます。
高温になると、汗を大量にかいたりするので脱水症状になってしまいます。
また、夏と比べると冬は水分の摂取量も少ないので、汗をかきすぎてしまうと簡単に脱水症状を引き起こしてしまうんです。
命の危険もあるので、絶対にホットカーペットの上で寝ることはしないでくださいね。
そもそも、ホットカーペットの取扱説明書には
「寝るための暖房器具として使用しないこと」
と禁止事項に明記されています。
一度確認してみてくださいね。
ホットカーペットをつけっぱなしにすると火事になる?
ホットカーペットでも火事になる可能性はあります。
ホットカーペットで火事になる原因は、
・電源が入れっぱなしになっている
・折りたたまれた状態や、クッションなどを置いて使用している
・電気コードや内部の熱線が損傷している
・適切な収納方法で収納されておらず、内部の熱線が損傷している
この4つです。
電源が入れっぱなしだと必要以上に高温になってしまう可能性がありますし、折りたたまれた状態だと内部の熱線が重なるので、規定以上に高温になってしまいます。
クッションや重いものを置いて使用すると、置いてある部分が高温になりすぎる可能性があり危険です。
ペットを飼っていたりすると、噛みついてしまってコードや熱線が損傷することで火事になる危険があります。
また、適切な収納方法を怠ると、熱線が損傷する可能性があるので、シーズンが終了して収納する際には、適切な収納方法になるように注意してくださいね。
この内容は、取扱説明書に記載されていますよ。
購入時だけでなく、シーズンが始まってホットカーペットを使用する前には、その都度確認してから使うようにしたほうがいいですよ。
まとめ
ホットカーペットはこたつの代わりにはなりません。
ホットカーペットだけでは部屋全体を十分に暖めることはできないので、エアコンやストーブなどの暖房器具を併用することをオススメします。
ホットカーペットの上で寝ることは、命の危険を伴うので、絶対にしてはいけません。
ホットカーペットの使用方法を誤ると、火事を起こす可能性があります。
取扱説明書をよく読んで、適切に使用・収納するようにしてくださいね。
ホットカーペットは正しく使用すれば、安心・安全に使用できる暖房器具です。
使用前には取扱説明書を必ず読むようにして、事故無く使えるといいですね。