空気が乾燥すると、心配なのがウイルス感染のリスクが高まりますから、風邪やインフルエンザの予防には加湿が大切です。
美肌を守るためにも、部屋の加湿をしたいものですが、加湿器を使っていますか?
加湿器を使うとなると、置く場所に困るし、手入れも面倒ですよね・・・。
そこで、おすすめなのが濡れタオル!
でも、濡れタオルの加湿って、カビとか臭いとかが気になりますよね。
ここでは、濡れタオルで加湿するとカビが生えるのあ。臭くなるのか、どれくらいの目安で加湿するといいのかについて説明します。
濡れタオルで加湿すると室内にカビが生える?
たしかに、部屋を加湿したいのにカビが生えてしまっては困りますよね。
でも、濡れタオルをしっかり絞って、水滴が滴り落ちるようなことがなければ、カビが生えることはありません。
カビはついた水滴を放置していると発生してしまうものです。
もし、濡れタオルを部屋に干していて、水滴が落ちてしまった時はすぐに拭きとるようにしましょう。
濡れタオルを絞るのは、意外と難しいです。
洗濯機の脱水を短めにかけるのが便利ですよ~。
また、濡れタオルで加湿していたら、室内の壁などにカビが生えるか、心配ですよね?
しかし、濡れタオルの加湿で、室内の家具などの木材にカビが生えるほどにはなりませんから、安心してください。
けれども、室内を加湿することで、窓に結露が発生しやすくなり、これがカビを発生させる原因になりやすいです。
加湿していても、時々、窓を開けて、換気することで、結露を軽減することもできますが、結露が発生したら、速やかに拭き取るようにしましょう。
濡れタオルで加湿すると臭くなる?
室内に濡れタオルを干して、室内干し特有の生乾きの臭いがしてきたら、最悪です。
通常、きちんと洗濯されているタオルであれば、臭うことはありません。
臭うということは、タオルに雑菌が残っている証拠です。
洗濯していても、タオルの繊維の中で雑菌が繁殖してしまうことがあります。
もし、臭いが気になる時は、除菌効果のあるハッカ油をたらした水にタオルを浸して、しっかり殺菌してから洗濯してみてください。
また、酸素系漂白剤をお湯で溶かして、30分~1時間ほど漂白しても、しっかり臭いが取れてくれます。
さらに、ハッカ油をたらした水にタオルを浸して、濡れタオルにし、それを部屋干しすれば、加湿していても、臭いを抑えることができるでしょう。
それから、加湿のために濡らしたタオルは使用していなくても、再度、洗濯しましょう。
こうすることで、雑菌の繁殖を抑えられます。
濡れタオルでの加湿するならどのくらいで?
目安としては、8畳の部屋ならバスタオル2枚干すと、一晩、就寝中、ほどよく加湿されます。
薄手のフェイスタオルでは2~3時間で乾いてしまいますので、厚手のバスタオルがおすすめです。
また、これはあくまでも目安で、部屋の大きさや暖房の有無などによって変わりますので、自分の部屋に合った量に調節してみてください。
それから、濡れタオルは漠然と室内の置くのではなく、加湿をたっぷりしたい顔周りの近くに置いたり、エアコンの吹き出し口の近くや風上の近くにおいて、部屋全体が加湿されるようにしたり、工夫しましょう。
わざわざ濡れタオルを用意するぐらいなら、寝室に洗濯物を部屋干しする人も多いようです。
部屋の広さや洗濯物の量にもよりますが、およそ20%程度、湿度が上昇するといわれています。
空気が乾燥する寒い季節は外干ししても乾きにくいので、就寝前に洗濯して、部屋に干しておくのも、加湿もできて、一石二鳥ですね。
まとめ
濡れタオルで室内を加湿すると、カビが心配になりますが、水滴をすぐに拭きとれば大丈夫です。
濡れタオルから水滴が滴り落ちないように、洗濯機の脱水機能を利用すると簡単です。
また、加湿することで、窓に結露が出来やすくなり、これがカビを発生させやすくなりますので、小まめに拭き取るようにしてください。
濡れタオルから嫌な臭いがする時はハッカ油や酸素系漂白剤を利用して、漂白しましょう。
濡れタオルで加湿するなら、目安としてはバスタオル2枚で一晩加湿できます。
加湿器を利用するより、手軽ですから、ぜひ、試してみてくださいね。