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冬のエアコン

エアコンの暖房が止まる原因は?対策は?ランプが点滅する意味は?

 

冬将軍の到来。

エアコンをフル稼働させているのに、気づくと、全然、部屋が暖まっていない経験をしたことありませんか?

もしかして、停電? それとも、消費電力過剰でブレーカーが上がった?

でも、他の電化製品は動いているし、エアコンの運転ランプも付いているし。

しかし、エアコンを確認してみると、冷たい風が出ている感じ。

エッ!まさか、エアコンの故障・・・?

ここでは、エアコンの暖房が止まる原因、エアコンの暖房が止まるのを防ぐ方法、エアコンの暖房が止まった時にランプが点滅することについて説明していきます。

 

 

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エアコンの暖房が止まる原因とは?

一番多いのが、エアコンの室外機の霜取り運転です。

この暖房が止まる症状は、ヒートポンプエアコンの宿命といっても過言ではないですね(;^ω^)

外気温が10度以下になると、どうしても室外機の霜取り運転が多くなってしまいます。

なので朝や深夜、大雪の時やすごーく寒い日に限って、霜取り運転を行うことが多いです・・・

 

エアコンは暖房運転をしている時、室外機から冷たい風を出しています。

この時に室外機の中にある熱交換器が冷やされてしまい、霜がついて凍った状態になってしまうことがあるんです。

熱交換器が凍ってしまうと外気の吸い込みができなくなり、部屋の中を暖めるための動きができなくなってしまうんです。。

 

エアコンの霜取り運転とは?

熱交換器が凍って部屋の空気を暖めることができなくなると、「プシュー」という音と供にエアコンは室内への熱供給を止めて、室外機の霜を溶かす霜取り運転に切り替わってしまいます。

「霜取り運転」は暖房運転とは反対の運転で、室外機の熱交換器を温めることで霜や凍結を溶かします。

「シャー」とか「プシュー」という音は、冷媒のガスの流れを切り替える音なんですよ。

霜取り運転は約10分間ほどですが、その間室内への温風がストップしてしまうのです。

その後、暖房運転が自動で再開されますが、その間に部屋の温度は5℃程度下がってしまうこともあります。

 

ちなみに寒冷地仕様のエアコンは、室外機にヒーターがついている機種が多く、霜取り運転で暖房が止まりにくいように設計されています。

ただし寒冷地仕様のエアコンは、普通仕様のエアコンと比べ、どうしても割高になりますね・・・(;^ω^)

 

エアコンの暖房が止まるのを防ぐ対策とは?

室外機に霜がつきにくくする対策を書いていきますね。

 

室外機に防雪フードをつける

雪が積もる地域では、室外機が雪で囲まれて冷えないように、防雪フードや防雪ネットを取り付けたり、室外機自体を高い位置に設置したりする対策がなされています。

 

室外機のまわりをふさがない

室外機のまわりに発泡スチロールの箱やタイヤ、スコップなどを置いたままにしておくと、吐き出した空気の逃げる場所がなくなってしまいます。

そして空気を取り込む動きに悪い影響をおよぼし、たまった冷たい空気で霜が付きやすくなることがあります。

 

室外機に霜が付き始めても水やお湯をかけない

絶対にやってはいけないのは、室外機に水やお湯をかけることです。

一時的には霜を溶かすかもしれませんが、のちのち凍りつくことがあります。

あと室外機内部に水が侵入し、故障する可能性があります。

内部には水分厳禁の基盤がありますしね。。。

 

毎日できる対策

室外機に除雪フードを付けたり室外機まわりのモノをどかす以外の、簡単にすぐに出来る対策を説明しますね。

1. 室外機に雪が積もっていないか毎日確認し、積もっていたら取り払うこと。

2. エアコンの設定温度を低くし、外気温との差を縮めること。

 

室外機の存在自体、忘れがちですが、外出前などに日ごろからチェックできるといいですね。

それから、エアコンの設定温度を低くすると、寒くなると考えがちですが、頻繁に霜取り運転に切り替わって、暖房が止まると結局寒くなってしまいます。

それなら、設定温度を低く、霜取り運転に切り替わらないようにした方が、暖かさが継続します。

また、暖房をエアコンだけに頼らず、ストーブなども併用するのもおすすめです。

霜取り運転中だけ、ストーブの代用もいいのですが、それよりもエアコンの設定温度を下げて、ストーブも使用した方が電気代の節約にもなりますよ。

 

霜取り運転を減らすなら

霜取り運転を減らす方法を挙げてみますと

・フィルタ―の掃除をこまめにする

・エアコンの容量を大きいモノに

・室外機を高い位置に設置

・寒冷地用のエアコンにする

の4つです。

 

エアコンの容量の拡大や室外機の位置変更、寒冷地用のエアコンへの変更は、次の買い替えの時に意識してみるといいでしょう。

高い位置に室外機を設置すると、雪に埋もれる状態がなくなります。

室外機の位置に関しては、エアコンを買い替える前に高い台に置き替えたりもできそうですが、ドレンホースやガス管の長さの変更などちょっとした問題も出てきます。

エアコンのフィルタ―が汚れていると、霜取り運転の回数を増やす原因になりますね。

 

また先の章で書いた寒冷地向けのエアコンは、室外機の凍結防止や熱交換器性能(暖房能力)を向上させ、霜取り運転の頻度を減らした高性能になっていますから、暖かく快適です。

しかし、販売価格は通常のものより3~5割程度割高で、消費電力も上がり、家庭によってはブレーカー交換が必要になることもあります。

さらに、メーカーによっては、霜取り運転中も暖房が継続できるものもあります。

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エアコンの暖房が止まった時、点滅する?

大体のエアコンが運転ランプの点滅などで、霜取り運転を知らせるようになっています。

けれど、他の理由でも運転ランプが点滅することがあります。

例えば、フィルターの掃除不足だったり、オープンカバーなどが閉じられていなかったり。

 

運転ランプ点滅時には、リモコンでエラーコードが表示されることもあります。

また、運転ランプの色や点滅スピードや回数によって、試運転や霜取り運転などの状況や故障箇所を知らせる機種もあります。

 

メーカーや機種(型番)によって異なりますので、詳しくは取扱説明書や各メーカーのホームぺージで確認しましょう。

エアコン本体に書かれている品番を、GoogleやYahoo!の検索エンジンで検索をかけると、ランプの点滅回数などに関する記事を見つける場合もあります。

 

「あれ?」と思ったら、検索してみるといいですよ~。

 

霜取り運転が始まったらどうする?

雪が積もっている状態で霜取り運転が始まったなら、室外機に密着している雪をどかす作業が必要です。

できれば室外機と雪とのスペースを30㎝ほど、できれば50㎝ほど確保しておきたいところです。

雪と密着したままだと霜取り作業がなかなか進まないのですが、スペースができることで室外機の霜取り運転がスムーズにに行われますね。

 

上の章にも書きましたが、雪を溶かすために、室外機やアルミフィンの部分にバシャっとお湯や水をかけるのはNGです。

溶けた水分や残った水分でさらに凍りやすくなって霜取り運転が長引いたり、入ってはいけない場所に水分が入り、基盤へのダメージなども考えられます。

注意してくださいね。

 

エアコンが止まっても部屋の暖かさを維持するには

窓サッシや部屋の入口の扉付近に隙間があると、どうしても気密性が落ち暖気が逃げてしまいますね。

スキマは専用のテープなどを使って埋めてみるといいですよ~。

あとガラスは室内の熱をってしまう傾向が強いです。

断熱シートや梱包用のプチプチシートを貼ったり、厚手のカーテンを使ってみるのもいいです。

あとはファンヒーターなど、他の暖房器具を予備に準備しておくのもいいですね。

 

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まとめ

今や生活必需品であるエアコン。

エアコンが急に止まっても慌てずに、霜取り運転のことを思い出してみましょう。

他の原因の場合もありますから、まずはよく確認してみてください。

間違った対応をしてしまうと、さらに故障してしまうこともあります。

暖房をエアコンだけに任せず、他の器具も一緒に使って、暖かくお過ごし下さいね。

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