子供の成長はすごく早くて、やっと言葉を覚えて話しをするようになったと思ったら、最近では嘘をつくようになって・・・。
初めて子供に嘘をつかれた時、親はかなりショックです。
どうして? どこでそういうことを覚えたの?
ここでは、子供が嘘をついた時どう対応したらいいのか、子供の嘘をつくことの治し方、嘘をつかないようにする方法について説明します。
子供が嘘をついたとき、どう対応したらいい?
子供はいろんな嘘をつきます。
手を洗ったの?と聞き、面倒で洗ってなくても、洗ったと答えることがあります。
また、公園で芸能人に会ったと言って、驚かせたいだけの嘘もあります。
でも、お腹が痛いと言って、学校に休もうとするような深刻な嘘もありますから、きちんと対応する必要があります。
子供を問い詰める前に、子供に対して厳しく接し過ぎてないか、自分自身を振り返ってみましょう。
子供は親に叱られたくないために嘘をつく場合があります。
そして、自分は親に愛されているのか、確認するように嘘をつくことも・・・
嘘をついているな・・・と感じても、実際に本当はどうなのかを子供からやさしく聞き出すことが重要です。
親に本当のことを言うと叱られると思うから、子供は嘘を言っているのです。
ですから、ここでは嘘をついたことを責めず、まずは何を言っても受け入れる広い心を見せて下さい。
そして、本当のことを正直に打ち明けたら、絶対に叱らずに、よく話してくれたと褒めてあげましょう。
その後、今後はどうするのか、親子で話し合いましょう。
日本人は少し感情表現が苦手なことがあり、子供には大人の感情が伝わりにくいこともあります。
でも、子供の硬くなった気持ちをほぐすにはオーバー気味のリアクションや抱きしめるなどのスキンシップも必要なこともあるでしょう。
親子の絆を深めるためにも、こういった時には大袈裟に自分の感情を表現してみるのも大切です。
子供の嘘の治し方とは?
子供が嘘をついてしまう一番多い理由は、親に叱られたくないからです。
だから、親が叱らないようにすれば嘘はつかなくなっていくはずです。
だけど、親だって本当は叱りたく叱っているわけではないですよね?
子供が悪いことばかりするから、つい声が大きくなって怒鳴ったり、きつく叱ったりしてしまいますよね。
しかし、ここでぐっと堪えて、落ち着いて子供の話を聞くように心がけてみませんか?
叱られないことが分かると、子供は嘘をつかなくなっていきます。
それから、嘘を言ってばかりいると、本当のことを言っても信じてもらえなくなることも、子供に話しましょう。
子供に嘘をつかせないために
子供は悪いことと分かっていて、わざとする時もあるし、うっかりしてしまう時もあります。
親としては悪いことを見逃すことはできませんが、厳しく追及せず、根気よく悪いことをしないように繰り返し教えていきましょう。
嘘をついたことを問いただしたり、真実を暴こうとしたりすると、さらに嘘を重ねてしまいますから、追及はほどほどにとどめてください。
そして、正直に嘘を認めた時はたくさん褒めて、子供を安心させてあげて下さい。
そのような経験を重ねていくことで、子供は悪いことでも真実を話せば大丈夫なことが分かり、自然と嘘をつかなくなってきます。
また、日頃からママの失敗談を話しておくと、失敗しても隠さないで本当のことを話していいと子供が分かるようになります。
例えば、外出先で落とし物をしてきちゃったけれど、電話して見つけてもらったとか、買い物に行ったけれど必要な物を買い忘れて、もう一度買い物に行ったとか。
失敗しても、やり直しが出来るとか、今度から失敗しないように気を付けるとか、そういう母親の行動からも子供は学んでいきます。
まとめ
大人でも、悪いことは嘘で隠したくなりますよね。
そういう気持ち、分かるよと同調してあげると、子供は安心します。
安心できる環境を整えてあげることが、嘘をつかせない近道のようですね。