ゆず湯でリラックスしたり香りを楽しみたい。
冬至の日にゆず湯に入ると1年風邪をひかないと言われていて、ゆず湯を楽しむ人も多いと思います。
でも、ゆず湯をしたら追い焚きはしていいのか疑問に思いませんか?
そもそも、ゆずの入れ方って?お湯が勿体ないから残り湯で洗濯したいけど出来る?
今回は、ゆず湯の時の追い焚きはしてもいいのか、ゆずの入れ方や残り湯で洗濯可能なのかについてご紹介します。
ゆず湯は追い焚きしても風呂釜は大丈夫?
冬至の頃は寒さも厳しくなった時期ですし、ゆっくりとゆず湯で体を温めるという人も多いと思います。
私も、毎年冬至の日にはゆず湯に入ってリラックスしています。
リラックスしすぎてそのまま寝てしまうこともあるのですが…
さて、ゆず湯をする時期は真冬で寒い時期だと思います。
家族全員がお風呂を終えて「さぁ、私も入ろう!」となった頃には、お風呂のお湯が冷めてる?なんていうことはありませんか?
「追い焚きすれば温かいお風呂に入れるからいいか」と思うかもしれませんが、実は、ゆず湯をしている時は追い焚きはNGなんです。
それは、衛生的に良くないからです。
追い焚きはお湯が追い焚き配管内を循環して温まって出てきます。
ゆず湯をしている時に追い焚きをすると、追い焚き配管内にゆずの果肉が入ってしまい、それをエサにして配管内に潜んでいる微生物や細菌が繁殖する危険があるので追い焚きはNGなんですよ。
でも、追い焚きをしない場合でも、配管内には果肉などが入ってしまうこともあります。
「じゃあ、ゆず湯には絶対入れないじゃん!」と思ってしまいますね。
大丈夫です。
冬の寒い時期に追い焚き無しで寒い湯船に浸かるのは無理ですから追い焚きしたいと思いますし、ゆず湯だって楽しみたいですよね。
でも配管内に果肉などが完全に入らないようにするのは難しいです。
ですので、ゆず湯をした日には家族全員の入浴が終わったら、すみやかに配管内を掃除するようにしましょう。
そうすれば、微生物や細菌のエサとなるものは排除されるので、翌日からも安心して入浴できますよ。
ゆず湯のゆずの入れ方とは?
ゆず湯の時、ゆずを切ったりそのまま入れたりと家庭によって違いがあると思います。
私個人的には、ゆずをそのまま丸ごと湯舟に浮かべると温泉地に行ったようで風情があって好きなんですが、肝心の香りを楽しむことができないので、丸ごと入れるのは諦めています。
ゆずは何個入れても問題ないので、自分や家族の好みに合わせて個数を調節すればいいですよ。
ゆずの香りを楽しみたい場合には、2個以上入れるのがオススメです。
半分に切る、輪切りにする、数か所だけ皮を剥く、切り込みを入れるなどすると香りを楽しむことが出来ます。
ただ、切ったりしたゆずをそのまま湯舟に浮かべてしまうと、果肉などが散らばって掃除がめちゃくちゃ面倒くさいことになるので、ガーゼなどの布の袋に入れるようにしましょうね。
私はゆず湯の為だけにガーゼの袋を準備してしまいました…
また、ゆず湯の為だけに買ってくるのは勿体ないという場合には、料理やお菓子作りで残ったゆずを使ってもゆず湯の効果を実感することが出来ますよ。
料理やお菓子作りで皮が残ったり果実を絞って残った時には、ゆず湯をすれば1個のゆずで2回も楽しむことが出来ますね。
しかもゆず湯の為だけに買わなくてもいいので節約にもなってラッキーですね。
ちなみに、ゆず湯にはリラックス効果や血行促進効果、美肌効果が期待できますよ。
ゆずは柑橘類の果物の中でトップクラスのビタミンC含有量で、肌に潤いやハリを与えてくれます。
肌の保水性を高める作用もあるんですよ。
乾燥する冬には乾燥予防とバリア機能向上を期待することが出来ますよ。
また、血行促進効果によって肩こりや腰痛、冷え症の改善に役立ちます。
日ごろから家事や育児でお疲れの奥様にはありがたい効果ですよね。
ただし、ゆず湯は日中には入らないようにしてくださいね。
柑橘類には、光毒性があり紫外線の影響を受けやすくなります。
日中にゆず湯に入ってしまうと紫外線を浴びた時に湿疹やシミを作ってしまう可能性があるので、夕方から夜にゆず湯を楽しむようにしましょう。
肌の弱い人もゆずの影響を受けやすい可能性があります。
ゆず湯に入って、肌がピリピリするような感じがあれば入浴をやめてシャワーで体を流したほうがいいですよ。
ゆず湯の残り湯や洗濯に使える?
普段からお風呂の残り湯を洗濯に利用している家庭も多いと思います。
ですが、ゆず湯の時には残り湯を洗濯に利用しても大丈夫なのでしょうか。
もちろん、大丈夫ですよ。
でも、注意しなくてはいけないことがあります。
それは、黄ばんだりシミが出来てしまう可能性があるんです。
デリケートな服などはゆず湯の残り湯で洗濯しないほうがいいですよ。
使い古したタオルなど、洗濯後の仕上がりが気にならないような物であれば、全く問題なく使えますよ。
ただし、洗濯機の給水ポンプがゆずの果肉や種などで詰まってしまう可能性があるので、ゆずはガーゼなど目の細かい袋に入れておくようにしてくださいね。
まとめ
ゆず湯の時には基本的には追い焚きはやめましょう。
しかし、真冬で寒いので追い焚きなしで入浴が厳しいなら、追い焚きをしてもいいですが入浴後には速やかに追い焚き循環の配管内を掃除するようにしてください。
ゆず湯の残り湯は洗濯に利用することもできますが、黄ばんだりする可能性も捨てきれません。
デリケートな服などは洗濯せず、仕上がりが気にならないような物の時のみに利用するようにしましょう。
今年の冬至にはゆず湯でリラックスして、日ごろの疲れをスッキリさせましょうね。