毎日一緒に過ごしてきた仲間との別れのイベント「卒業式」
いろいろな思い出が蘇る中、最後にはやっぱりあの人の第二ボタンが欲しい!
卒業式の裏の大イベントですよね。
勇気を出して憧れの先輩にもらえたボタン・・・。
貰ったときはうれしくてずっと握ってたものの、家に帰り「コレ、どうしよう?」と悩みませんか?
勇気と引き換えにもらった第二ボタンの行方を追跡してみましょう。
第一ボタンと第二ボタンの意味についても紹介します。
第二ボタンをもらった後どうする?
ドキドキしながら頑張って勇気を出したあの瞬間!
憧れのあの人の第二ボタンをもらえたあの日は一生の思い出ですよね。
そしてなにより青春の「宝物」。
この第二ボタン、もらった後ってみんなどうしてるんだろう・・・?
卒業式前にはあんなに話題になって盛り上がったのに、みんなの「その後」を知らないなぁ。
そこでいくつかのパターンを挙げてみます。
①ずっと持ち続ける
「あの日、あの時の気持ちを大事にしておきたい!」
「一生憧れの人だと思う!」
当時の思いや気持ちを大事に取っておく人も多いと思います。
実際私もかれこれあれから〇年経っていますが、まだ持っています。
というより、実家の机の中にあるだろう・・・という程度。
時がたち、実家を離れると昔の引き出しや思い出の品ってそのままだったりしますよね~。
気持ちの違いが大きいですが、持ち続けていますよ。
②捨てちゃう
「え、そんな!ひどい!」と思いますが、中にはいるんです。
捨てる理由は様々ですが、
・第二ボタンをくれた人と付き合ったが、別れてしまった
・新しい恋人ができた
・整理整頓の時に捨てた
などなど・・・。
確かに第二ボタンにあるのは「思い出」だけで、モノとしては使わないですよね。
その当時の思い出に未練がないのなら捨ててしまうのもアリです。
心機一転、新しい出会いが舞い込んでくるかも?!
③無くした
せっかく勇気を出して貰ったもに無くすの?と思いそうですが、気持ちはすごくわかります。
だってあんなに小さいし・・・。
貰ってから大事すぎて毎日持っていたら無くした、なんてこともありそう。
私の時代、携帯電話のストラップ(今の若い子はわからない?!)にボタンを通して着けていた友人もいました。
大事にしすぎて無くすパターン、もしくはズボラさんで単純に無くすパターンですね。
人それぞれの思いと保管方法によって第二ボタンのその後も違ってきますね。
第二ボタンの保管方法は?
勇気を出してもらった第二ボタン。
できれば長くいい状態で保管しておきたいですよね。
そして何より、小さいからすぐに無くしそう。
私は長い間保管していたのですが、家の学習机のペンケースに入れていました。
無くすことはなかったのですが、ペンが取りにくくて最終的には取り出してそのまま引き出しの中に転がっています。
今は大人になり、普通のボタンや細かい裁縫道具を使うこともでていました。
そこで使っているのが、アクセサリーケース。
今は100円ショップでも簡単に手に入りますし、裁縫のゾーンにも小物入れとしてあったりもします。
ボタンの大きさをちゃんと確認すれば、かなりいい状態で保管ができるはずです。
眺めたいなら透明な、秘密にしておきたければ透けない色で。
今の時代はいろいろなケースが安く手に入るので、これならもらった大事な第二ボタンはちゃんと保管ができそうですね。
もう一つは、キーホルダーにしてしまう方法。
かばん等に付けて思い出の第二ボタンと常に一緒にいたい場合はオススメです。
このキーホルダーにするパーツも100円ショップで売ってますしね。
簡単に自分だけのオリジナルキーホルダーが作れちゃいますよ。
これなら憧れのあの人とずっと一緒です!
1つ注意しておきたいのが、無くさないことです。
どこかに引っ掛けてしまったり、落としてしまわないように気をつけてくださいね。
第一ボタン第二ボタンの意味は?
卒業式の定番行事が憧れの人の「第二ボタン」をもらうこと。
しかし、そもそもなぜ第二?第一ではだめなのでしょうか?
少し話はそれますが、まず第二ボタンをあげるという風習の歴史を見ていきましょう。
この風習の始まりはなんと戦時中にありました。
戦争へ向かう男子が、大事な人に「これを自分だと思って大切に持っていてほしい」といって託した想いの深いボタンでした。
その後その話が広まり、「第二ボタン=大切な人にあげるもの」として今にも伝わってるわけです。
昔は戦争へ行く覚悟を表していたんですね。
そうなると恋人だけでなく、家族にも渡していたかもしれません。
そこでなぜたくさんある軍服のボタンの上から2つ目を渡したのでしょう。
私の知ってるところだと「胸に一番近い」から、というもの。
心臓に近いということでとても大切な体の一部だし、なにより相手の想いが託されてる場所ですよね。
とっても特別感があります。
そして第一ボタンは本人のもの。
そういう話を聞いたのを覚えています。
しかし、実際は戦時中の「軍服」であることに理由がありました。
第一ボタンは、外してしまうと首元が開いてだらしなくなります。
服装にも厳しかった当時は、首元がキュっとしまった軍服で戦いに挑まなくてはなりません。
第一ボタンはそういう意味でも「自分のモノ」ですね。
そして第二ボタン。
他にもボタンがありますが、実は第二ボタンって取ってしまっても型崩れしないんです。
下のほうのボタンは裾が開いてしまいますが、第二ボタンだけなら外しても軍服が乱れることがなかったんです。
心臓に近く、さらに着崩れない場所のボタンであったことが大きい理由。
最初に始めた人は、本当にきちんと考えていた責任感のある男性だったんだな・・・と想像がつきますね。
まとめ
卒業式の裏の大イベントはみんなの青春物語。
実は深い思いから始まったこの風習は、想像以上の重みでした。
戦時中の覚悟の想いから、現在の恋のイベントまで長期に伝わったこの風習。
ボタンがある限り、今後も歴史をつないでほしいですね。
そして勇気を出して貰えた第二ボタンは、みなそれぞれの理由・それぞれの方法で思い出に残しています。
たとえ今、ボタンがどんな形になっていようとも当時の「青春」はあなたの胸の中に。
その思い出が一生の宝物ですね。