暑い季節になりますと、エアコンがないと生活できない日も出てきますよね。
ただし機械ということで、いつかは故障する日もやってきます。。
エアコンの故障の中には、動かない、冷えない、暖かくならない、、、の他に、「水漏れ」と言う想像したくない厄介な故障も含まれます。
今回は、エアコンから水が落ちてくる原因、エアコン本体からポタポタ水が落ちる原因、吹き出し口から水滴が飛ぶ原因について綴って行きます。
エアコンから水が落ちてくる?
冷房を使っていると、エアコンから水滴が落ちてくることって、たまにありますね(;^ω^)
あっては欲しくないことですし、そんなハズないよ!と思ってしまいがちなんですけど、実際にはありえます。。。
エアコンの下にテレビでもあろうものなら、壊れるんじゃないかと身の毛もよだちますよね。。。
故障なのか、修理が必要なのか、それとも結露なのか・・・
原因によって、対処法も変わってきます。
まずはエアコンのどの部位から水が落ちてくるのか、確認してみてください。
本来外にホースを通って排出されるはずの水が、落ちてきているのであれば、それを本来の形に直すと水漏れは直ります。
たまに、取付業者の施工が良くなくて、水が落ちてくることもありますが(;^ω^)
エアコンの取り付けをする時は、室外に出ているドレンホースに水が流れるように、勾配をつけて設置しないといけないんですよね。
ドレンホースがエアコンの位置よりも高い位置にあると・・・水が野外まで流れず、アルミフィンの下に受け皿としてある「ドレンパン」があふれて下に水が垂れてきます。。。
あとは、室内温度とエアコンから出る冷やされた風の温度差から結露となり、その水滴が落ちてくる場合が考えられますね。
ちょっとしたことかもしれませんが、、、本体に付けている「フィルター」はこまめにお掃除していますか?
フィルターにホコリがたっぷり付いたままだと、アルミフィンで作られた水分が、フィルターについたホコリやゴミを伝って、ポタポタ落ちてくる場合があります。
エアコンのフィルタ―は、コツを知っていれば簡単にキレイにできますよ~!
⇒エアコンのフィルタを掃除機なしでキレイにする。水洗い?洗剤は?
あと、エアコンを動かして、黒いモノが落ちてくる場合は注意が必要です
⇒エアコンから黒いすすが落ちてくる?粒汚れが出る場合の掃除方法は?
除湿運転やドライ運転をしていて水が垂れてくるのなら、こちらも参考になりますよ!
エアコンから水がポタポタ落ちる原因は?
エアコンの冷房機能は構造上、上部のアルミフィンから空気を吸い、冷媒ガスによって冷やされて吹き出し口から出ます。
この時に空気中の水分が結露して水滴となり、アルミフィンの下にある「ドレンパン」が水滴の受け皿になり、ドレンホースを通って野外に排出されます。
吹き出し口以外の場所からポタポタと水が落ちてくる場合は、外部に排出しようとしている結露でできた水分が、何かの原因で漏れてきていることが考えられますね。
ドレンホースの詰まり
エアコン内部の汚れやホコリが原因で、野外に伸びるドレンホースが詰まっているとドレンパンがあふれて水漏れを起こします。。
たまに、ホース内部に小さいゴキブリや虫が詰まっていることも。。。
「ドレンホースクリーナー」といって、詰まりを直す道具も存在します。
こちらがドレンホースクリーナーです。
年季がはいっているので、だいぶボロいですけどね(笑)
あと水が吸える掃除機で吸ったり、逆に息を「フッ!」と強く吹き込む事で、詰まりが解消されることもありますね。
野外のドレンホースから水が出ていない場合は、ドレンホース内部の詰まりを疑ってくださいね!
ドレンホース内で詰まったゴミを、ドレンホースクリーナーを使って吸いだすことで、水漏れが直ることが多いです。
あと野外のドレンホースの先端が、上向きになっていないかも確認してみてください。
先端が上向きになっていて水を排出できないと、ドレンパンがあふれて、エアコン室内機から水があふれる可能性もゼロではないですよ!
ちなみに強い洗剤を使ってエアコン洗浄した場合や経年したドレンホースは、劣化して傷んでいる場合があります。
穴があいたりボロボロになったドレンホースだと、ドレンホース内を真空状態にできないことから「ドレンホースクリーナー」は使えません。
穴があいたりボロボロのドレンホースは、交換が必要になります。
ドレンホース自体は、ホームセンターでも手に入りますよ~。
あとまれに、アルミフィン下のドレンパンとドレンホース接続不良の場合もあります。
ちなみにエアコンクリーニングを業者に施工してもらった後、水漏れを起こす場合は、このパターンが多いです。
⇒エアコンクリーニングをしてもらった後臭い…水漏れ?音がするように?
ドレンパンの不良
洗浄した後に、ドレンパンが破損した場合や歪んで取り付けた場合、水漏れする場合があります。
破損しているなら、簡単に漏れた水は止まらないでしょうね。。。
機種によってですが、ドレンパンを外して掃除する業者もいます。
破損している場合のドレンパンの修理や交換は、プロの人じゃないと無理ですね。
銅管の結露
エアコンの配管は、銅管の上に断熱材を隙間なく被せてあります。
その上からテープを使って、冷媒ガス管やドレンホースを一つまとめているはずです。
でもですね、この冷媒ガス管に水滴ができて、化粧カバーの中で水が溜まっていることがあるんです。
機種や設置した業者にもよるのかもしれませんが、経年したテープや断熱材は劣化から、水滴が発生する場合もあります。
エアコンの吹き出し口から水滴が飛ぶ?
室内に湿度が多い状態で、ルーバーを下向きのまま長い間冷房運転にしていると、冷気がルーバーを冷やし、温度差でルーバーが結露することがあります。
ルーバーについた水滴は、対処する方法がないので、下に滴るしかなくなりますね。。。
ひどい場合は、飛び散ることもあります(;^ω^)
機種によっては、工場出荷の時点で水滴が飛ぶのを防ぐために、ルーバーに薄いスポンジが貼られているものもありますね。
ちなみにプロの空調屋さんは「ユニ結露防止テープ」なんかを、水滴対策で後から貼り付けたりもするんですけど、いかんせん5000円くらいしちゃうんです(;^ω^)
なので1シーズン限定で、窓に貼る結露吸水テープなどで代用してみるといいかもしれません。
エアコンの機種によって違いますが、あまりに水滴飛びが気になるようでしたら、試してみるのもいいんじゃないでしょうか。
あとルーバーを極端な下向きのまま続けて冷房運転をすると、どうしても水滴ができやすくなります。
結露による水滴の落下は、温度差を少なくするか断熱するしか対処法がありません。
しいて言うなら、風向きと風量を自動運転にしていると、結露の発生はマシになりますよ~。
まとめ
エアコン本体から水がポタポタ落ちる原因は、ホコリが原因でのドレンホースの詰まりや、経年劣化からの冷媒ガス管の水滴発生などが考えられます。
業者に依頼すると、修理で解決する場合が多いでしょう。
あと、吹き出し口からの水滴の飛び散りは、長時間冷房をつけていることで結露を起こしていることが多いです。
風向きと風量を自動運転にすることで、水滴の発生を減らすことは可能ですよ!
ジメジメをなくそうと除湿運転をしている時に水が漏れてきた場合は、こちらも参考にどうぞ