わーい、雪!と嬉しがる子供たち。
だけど、大人たちは明日の外出が気になるところ。
雪が降るのは年に数回程度の地域にお住まいの方にとって、慣れていない積雪にどう対応したらいいのか分からないことばかりですよね。
外出できるように玄関から道路まで、または車を出せるように雪かきを自分でしなくてはいけないとは思うけど、思い付くまま雪かきをしていいものなのでしょうか?
実はよく考えないで雪かきをしたために、ご近所とトラブルになってしまうことがあります。
ここでは、近所に迷惑かけない雪かきのマナーについて説明します。
雪かきをする時間帯は、いつがよい?
ラクに雪かきするには、雪がやんだらすぐに行うのが一番おすすめです。
積もった雪を低温のまま放置しておくと凍ってしまい、雪が固くなってしまうからです。
固くなる前に雪かきをするのが簡単です。
ですから、ずっと雪が降り続いている場合も小降りのタイミングで、少し雪かきしておくと、後からまとめて雪かきするより、ラクになります。
それから、雪がやんで、晴れ間が見えてきた場合はどんどん雪が溶けてきますが、溶けた雪は水分が多いので重くなってしまいます。
また、寒さ対策の厚着が裏目に出て、雪かきすると汗だくになることもあります。
そういったことを考慮すると、とにかく雪がやんだタイミングですぐに雪かきし、このまま夜も降り積もりそうという時は小降りのタイミングで雪かきしておき、翌朝も早起きして、もう一度、雪かきするぐらいの心構えが必要になります。
雪かきでご近所とトラブル?
ラクに雪かきをするタイミングは上記の通りですが、だからといって、早朝深夜の雪かきは禁物です。
雪かきは自分が思う以上に大きな音が出て、近所迷惑になることがあるからです。
アスファルトにスコップの先が当たる「ザクッ」って音とか、結構響いちゃうんですよね。。。
具体的には夜21時以降、朝6時前は避けた方が無難でしょう。
除雪車が来ていたり、近所の人も雪かきしていたりすれば問題ないかもしれませんが、十分に周囲に気配りして雪かきを行いましょう。
それから、雪かきした後の集めた雪山の位置が近所迷惑になってしまうこともあります。
自分だけに都合がいい場所ではなく、近所の迷惑にならず、通行の妨げにならない場所を選びましょう。
ちなみに、道路・下水道・河川などに雪を捨てるのは法律違反です。
豪雪地帯では地域ごとに雪を集める場所が指定されていますが、指定がない地域では基本的に自分の敷地内に雪を集めましょう。
持ち主の分からない空き地などに勝手に雪を捨てると、損害賠償を請求されることもありますから、くれぐれもご注意ください。
雪を積む場所がないからと、車道や道路に雪を撒くのは、やっちゃダメですよ!
あと駐車場での雪かきの場合も、トラブルにならにように注意してくださいね!
⇒駐車場の雪かきのコツ!トラブルにならないために。誰が除雪?
雪かきしないとどうなる?
近所とトラブルぐらいなら、雪かきするのをやめてしまおうと考える方もいるかもしれません。
そもそも、雪かきなんて寒いし、大変だし、できれば、やりたくないですよね。
でも、雪かきをしないまま、雪が凍ってしまったら、明日の朝、自宅のドアが開かず、外に出られない恐れがあります。
それから、玄関から道路までの通路や階段も雪かきしなければ歩くのも大変だし、滑って転んで怪我をしてしまう可能性もあります。
駐車場の車だって、雪が邪魔で発車できなくなるでしょう。
屋外にあるエアコンの室外機やガスの給湯器などが雪で凍ってしまうと、使えなくなる恐れもあります。
普段、雪に慣れていませんから本当に大変ですが、こんな大変な時こそ、近所の方と協力し合って雪かきしましょうね。
まとめ
雪が滅多に降らない地域では、雪かきに困っているのは自分だけではありません。
近所の方もみんな慣れずに大変なのです。
お互いに声をかけあい、相談し合えば、きっとトラブルことはないでしょう。
雪かきする際は自分の都合だけでなく、ぜひ、近所の都合も考えるように心がけてくださいね。