寒くなってくるとエアコンの暖房って重宝しますよね。
でも暖房をつけているのに風が冷たかったり、温風が出ない状態が続くと寒くてイライラしてしまいます。
「壊れたのかな…」と不安になることも。
今回は、エアコンの暖房の風が冷たい場合の原因やや対策について綴っていきます。
故障でないことの方が多いですよ!
PICK UP
▼その他エアコンの暖房の使い方疑問ついて▼
エアコンの暖房の疑問やトラブルを解消!冬の寒さを乗り切る方法
エアコンの暖房の風が冷たい…
まず室内の温度が元々暖かい場合や設定温度に達した場合は、温度を調整するためにも冷たい風が出ることがあります。
この場合は、設定温度を一番高い温度まで上げたり、「送風運転」にしてから「暖房運転」に切り替えると、暖かい風が出ることがあります。
冷たい風が出ている時は、風量が最弱になる機種が多いですよ。
室外機の霜付き
室内の温度が高くなく、エアコンの暖房運転をしているハズなのに冷たい風しかでないと、「エアコン自体の機能が低下している」もしくは「故障している」ということを疑うかもしれません。
でも「室外機の霜つき」の場合が多いんですよー。
「室外機の霜つき」については次の章で説明するとして、故障を疑っている場合は、まずはエアコン自体の様子を見てみましょう。
ガス漏れ
暖房運転を始めて、1時間以上冷たい風が続くようなら、故障している場合もあるかもしれません。
ただ故障しているのなら、ランプが点滅して運転が止まったりする機種も存在します。
冷媒のガス漏れが起きている場合は、ランプの点滅はぜず、冷たい風のまま運転し続けるかもしれません。
室外機の故障
あとは室外機のトラブルも、可能性としてはありますね。
まず室外機が動いているか確認してみましょう。
室外機には冷暖房切り替え弁があるのですが、ここから冷媒のガスが漏れることがあります。
あとはコンプレッサーの圧縮圧力が低下した場合、室内機から暖かい風がでなくなります。
ファンからでる風が、外気の温度より2℃~3℃低い状態なら、正常運転を行っています。
それより暖かい温度なら、冷暖房切り替え弁が故障しているのかもしれませんね。
もし「故障している」可能性が高くて業者に依頼をするのなら、まずは買ったお店に聞いてみてくださいね。
お店で保証しているところもあるので保証しているならそっちのほうがお得です。
フィルタ―にホコリが詰まっている
フィルタ―にホコリがたまっていると、エアコンの機能は落ちます。
ホコリがたまりすぎてしまうと、アルミフィンの部分で充分に吸えなくなるのか、うまく運転しなかったり風が弱くなってしまいまうんです。。
最低でも月に1回くらいは、フィルタ―をキレイに掃除するようにしましょう。
私もめんどくさくて、家族に頼りっきりなんですけどね(笑)
ちなみにフィルタ―にホコリが積もっている場合は、エアコン内部まで汚れている可能性も高いです。
そして温度センサーに汚れやホコリが付いている場合は、正確に温度を感知できなくなることもあります。
ちなみに「お掃除機能付きのエアコン」でも、内部は汚れますよ㊙
完全にキレイにするのは、難しいですね。。。
室外機が汚れている
室外機のアルミフィンの部分が汚れすぎると、エアコンの性能が発揮できなくなることがあります。
室外機をモノでふさいだ状態や囲ってしまうと、同じく暖まりにくくなりますね。
エアコンから温風が出ない原因とは?
エアコンの暖房は、野外の気温が5℃を下回ると「室外機」のフィンの部分が凍ってしまい、能力が低下してしまいます。
2℃以下の寒い状況になると、暖房が機能しなくなる機種もありますね。
で、凍った室外機の機能を戻そうと行うのが、1章で軽く触れた「室外機の霜つき」を溶かす「霜取り運転」になります。
簡単に言ってしまうと、エアコンの暖房機能って、野外からの熱を室内に持って来ようって仕組みなんです。
家の中の私たちは暖房をつけて「暖か~い」と感じます。
それでも「まだ寒いな~」と思うと、エアコンの温度を上げて調整しようとしますよね?
熱を持ってこようとすればするほど、室外機は冷えてしまうんです。
外の気温が5℃以下になると、室外機は凍って霜が付いた状態になります。
霜で覆われた室外機のフィンの部分は、まともに運転できなくなっちゃうんですね。
そしてその霜を溶かすため、「霜取り運転」を始めるわけです。
「霜取り運転」は暖房運転の逆で、冷房運転のように室内の熱を室外機の方に持っていって、室外機の霜を溶かそうとします。
なので、「霜取り運転」をしている時にエアコンから出る風は、温風ではなく冷たい風になるんですよー。
室外機を見ると分かりやすいかもしれませんが、普段普通に暖房運転をしている時は室外機のファンは回っています。
霜取り運転をしているときはファンが止まっているか微弱に回っています。
機種によっては、リモコンに「暖房準備中」とか「除霜中」などの表示されるモノもありますよ!
ちなみに「寒冷地仕様」のエアコンだと室外機にヒーターがついているので、凍って霜がつくことはないですよ~。
もし冷媒のガスが漏れたり足りなくなっている場合は、冷房も効かなくなります。。
あとフィルターにホコリがたまって目詰まりをおこしている場合も、エアコンの能力は落ちてしまいますね。
アルミフィンの部分にホコリがたまっていたり、カビが層になっているようでしたら、エアコンクリーニングを考えても良い時期なのかもしれません。
エアコンクリーニングの業者は、施工する前にエアコン自体が故障していないかなどを確認します。
この動きの確認は、クリーニング後にエアコンが壊れたなどのクレームを防ぐ目的もあるんですよ。
見積もりで訪問してくれた段階で、聞いてみるのもいいかもしれませんね。
もしエアコンクリーニングを依頼するのなら、なにかあった時にキチンと保険対応してくれる、おそうじ本舗など大手の業者に依頼することをおススメします。
中には責任もとらず逃げていくような業者も存在しますしね。
エアコンから温風が出ない時の対策方法とは?
「室外機の霜月」を溶かす「霜取り運転」をしているのなら、これと言った対策はないかもしれません…。
「ナカヌナラ ナクマデマトウ ホトトギス」状態ですね(笑)
霜取り運転が終わるまで、待ちましょう。
「リモコンで電源を切って、もう一度暖房運転を再開!」という行為は、霜取り運転を止めてしまうことになるので、余計暖かい風が出るようになるまでの時間が長くかかるようになりますよ!
少し面倒くさい事を言うなら、外と家の中の温度を測ってみるといいかもしれませんね。
温度を測ってエアコンの温度を調整してみるとか。
特に朝晩は外気温が低くなってしまうので、エアコンの負担が高くなり能力の低下がしやすくなるので難しいかもしれません。
それなら!と室外機を囲ったりしないでくださいねー!!
室外機用のカバーって市販されていますよ。
室外機用のカバーで覆ってしまうと、外からの熱をうまく家の中まで届けることが難しくなってしまいます。
うまく運転ができなかったり、悪影響が出てしまいます。。。
諦めかもしれませんが…霜がついてしまうときは、ついちゃうんです!
急激な温度変化もあると思うし、いちいち対応なんてできないですよね?
なので…霜取り運転が終わるまで待ちましょう(笑)
あとどんなに外の気温が寒くても「霜取り運転」をせずに、冷たい風がエアコンから出続けるようなら注意が必要ですね。
冷媒のガスが漏れてしまっているといことも考えられます。
自分でガスの補充は無理ですし、業者に依頼することになります。
料金としては目安として10,000円~30,000円といったところでしょうか。
もしガスを入れてもまたガスが抜けてしまう場合は、管のどこかに穴が開いている場合が多いです。
管に穴が開いている場合は、修理するより機種を買い替えてしまった方が安上がりの場合が多いですよ。
エアコンで部屋が暖まらない原因
エアコンの暖房が作動しても、あまり暖まらない場合は次の4つのことが原因のことが多いです。
・エアコンの容量と部屋の広さがマッチしていない
・エアコンの機能が低下してきている
・エアコンが汚れて機能を発揮しきれていない
・気密性がそれほど高くない
エアコンの容量に関しては、室内機に書かれているメーカーと品番をGoogleなどの検索エンジンを使って調べてみると何畳用の機種なのかを調べることができます。
機械モノは5年以上たつと、劣化して機能が衰えていくこともありますね。
部屋の入口の扉や窓サッシに隙間がある場合は、どうしても部屋の暖まりが悪くなります。
室内の暖かさにムラがある場合は、サーキュレーターや扇風機を使って室内の空気を流してみるのもおすすめですよ~。
まとめ
エアコンを暖房運転しても温風が出ない原因は、「室外機の霜つき」の場合が多いです。
室外機に霜がついた場合は、霜が溶けるまでエアコンから暖かい風が出ることはありません。
あと温風が出ない原因としては、何らかの原因で中のガス漏れを起こして、エアコンの能力が落ちている可能性もありますね。
エアコンから出る風がずっと冷たいままの場合は、業者に見てもらうことをおすすめします。
機械モノのエアコンは正直当たりハズレもありますし、使い始めて5年をすぎると不具合を起こすこともありますよ。
▼こちらの記事もどうぞ▼
エアコンの暖房が効かないので寒い。暖かくならなくても効くように?
冬のエアコンの暖房の適温は?夜の温度?扇風機と併用するといい?
エアコンのフィルタを掃除機なしでキレイにする。水洗い?洗剤は?