女の子が生まれてからの大きなイベントと言えば、ひな祭りがありますね。
雛人形は値段が張るし、アパートだと飾るスペースも無い…
雛人形を買ってあげると言う両親の勧めをやんわりと断るには?
雛人形を買わないってアリ?
雛人形を飾る以外に何かできることってある?
今回は、ひな祭りの時の、雛人形を買うように勧めてくる両親などの勧めをやんわりと断る方法や、雛人形を買わないのはアリなのか、雛人形を飾る以外にできることはあるのか、ということについてご紹介します。
初節句でも雛人形はいらない・・・
雛人形というと、座敷の上に大きな七段飾りを置いて…というイメージがありますね。
コンパクトな物も出ていますが、お内裏様とお雛様を置くにはある程度のスペースは必要になります。
近年、核家族化が進んで生活環境が昔と変わっているので、アパートやマンションなどの集合住宅で雛人形を置く場所を確保するのが難しいという実情があります。
また、不況の影響もあり、高価な雛人形を購入する必要があるのかと考えて、雛人形よりも別の物を購入したいと考えている家庭も多いですよ。
自分達の生活状況や環境・スペースなどを考えて、雛人形が無くても気にしなくていいんですよ。
でも、両親や義両親が雛人形を買うと進めてくる場合もありますよね。
本当は断りたいけど、どうやって断ったらいいのかと悩むと思います。
断る時には、あまりにもストレートに断ってしまうと、相手を傷つけかねません。
その後の関係にも影響してくるので、角の立たないようにやんわりとお断りしたいですよね。
特に義両親には…
親に限らず人が物を贈る時には、相手に肯定的な感情を抱いてほしいと考えています。
贈ったものが役に立ったと感謝されたいとか、受け取った人のためになったと感じたいという感じです。
ですので、思い(心)をしっかりと受け取っていれば、貰いものを断っても相手を傷つけることはないんですよ。
両親や義両親の勧めをやんわりとお断りするには、
1.思いを受け取る
2.どうしても断らなければならない理由を言う
3.必要なら、中間の案を出す
4.再度、その思いが嬉しいことを伝える
という順序で話をすると、相手を傷つけることなくお断りすることができますよ。
そこで!明日から使える具体的な例文をご紹介します!
1.思いを受け取る
・お義母さん、とっても嬉しいです!この子のために雛人形を買ってくださるなんて、この子や私達家族の幸せをいつも願ってくれているんですか?
・お義母さんは、この子や○○さん(夫)と私にまで深い愛情を与えてくださいます。そんなお義母さんのような人に私もなりたいです!
という感じです。
2.どうしても断らなければならない理由を言う
・お義母さんから雛人形を買ってもらうとこの子もとっても嬉しいと思うんです。
でも、アパートの部屋は狭いので、せっかく買っていただいた雛人形を置くスペースも無いんです。
この子も動きが活発になってきたので、雛人形を置いておいてケガをしないか心配なんです。
3.必要なら、中間の案を出す
・折り紙で雛人形を折って飾ろうと思うのですが、お義母さんも一緒に作ってくれませんか?
4.再度、その思いが嬉しいことを伝える
・お義母さんに一緒に折ってもらった折り紙の雛人形は世界に一つしかないですし、この子もとっても嬉しいと思います。
ありがとうございます!
という感じで伝えるとスムーズにやんわりと断ることが出来ますよ。
ただし!後日会った時には、「先日はすみませんでした」と謝るのはNGです。
謝ってしまうと、断ったことが良くないことだという印象を与えかねません。
「先日は本当にありがとうございました」と言って、感謝の気持ちを伝えるといいですよ。
初節句に雛人形を買わないのはアリ?
ズバリ!初節句に雛人形を買わないのはアリです!
買わないことが悪いことではないんですよ。
そもそも雛人形は、女の子の健康と成長を祈る人形です。
昔は成人しないまま亡くなってしまう子供が多かったので、雛人形に生まれた女の子への母親の願いを込めていたんですね。
現代では医療の発達によって、成人までに亡くなる子供は随分減りましたが、今も昔も子供に対する親の思いは変わらないですよね。
雛人形を子供と一緒に飾ることは、子供にとってとても素晴らしい思い出になると思いますが、必ずしも雛人形でなければならない理由はありませんよ。
別の方法で、親子一緒にひな祭りを楽しむことが出来れば、親に愛されているという自信につながりますし、あたたかい思い出が胸に刻まれるはずです。
豪華な飾りではなく、子供に喜んでもらうという気持ちを大切にすればいいんです。
雛人形の代わりにできる事って何がある?
雛人形の代わりにできることには、次の4つの方法がありますよ。
1.写真館で記念写真を撮る
2.折り紙で雛人形を折る
3.市松人形を飾る
4.つるし雛を手作りして飾る
1.写真館で記念写真を撮る
昔ながらの写真館やショッピングモールの一角にある店舗でも構わないので写真を撮る方法がありますよ。
立派な雛人形の前で写真を撮ったり、可愛い衣装に着替えて写真を撮るだけでも立派な思い出になりますし、写真としてちゃんと形に残るので嬉しいですよね。
2.折り紙で雛人形を折る
子供が小さい頃には一緒に折ることは難しいと思いますが、少しずつ大きくなって折り紙が折れるようになったら、一緒に折り紙で雛人形を作ってみるのも楽しいですよ。
雛人形を作るということだけでなく、作る楽しみを感じたり、一緒に作ることで親子のコミュニケーションやスキンシップの場にもなりますね。
3.市松人形を飾る
市松人形は江戸時代に始まったと言われていて、佐野川市松という歌舞伎役者の美しさから、それを模した人形が発売されたことがきっかけです。
佐野川市松のような美しい子になるようにという願いが込められています。
子供が姉妹の場合、長女には雛人形を、次女には市松人形を、という家庭もあるんですよ。
4.つるし雛を手作りして飾る
つるし雛は、江戸時代に雛人形が買えなかった庶民が飾ったものが始まりと言われています。
自宅にある布や折り紙で手作りできるので、折り紙で作る雛人形と同じように子供が大きくなってきたら一緒に手作りすると、思い出になりますね。
また、形として残すだけでなく、両家の祖父母や親戚などを招いて食事会などを開いたりするだけでも、楽しい時間を過ごせて思い出に残すことができますよ。
まとめ
雛人形は必ずしも買わなくてはいけないものではありません。
自分達の生活環境や状況に合わせて工夫すれば問題ないんですよ。
両親などから購入を勧められているのを上手く断るには、相手の気持ちをしっかりと受け取って、断らなければならない理由をしっかりと伝えましょう。
必要であれば中間の案を出て、相手の思いが嬉しいことをしっかりと伝えてくださいね。
雛人形の代わりにひな祭りを楽しむには、写真館などで記念写真を撮る、市松人形を飾る、折り紙で雛人形を折る、つるし雛を手作りして飾ったりする方法がありますよ。
雛人形を買わなくても、ひな祭りは十分に楽しむことができます。
また、何よりも子供を思う気持ちを大切にすることが重要です。
家族みんなが心から楽しめて子供にもあたたかい思い出になる、そんな雛祭りになるように家族で相談しながら決めてみてはいかがでしょうか。
ご家庭のオリジナリティあふれる楽しいひな祭りになるといいですね。