節分の日に食べる恵方巻。
その年の恵方を向いて黙って食べると縁起が良いとされ、節分の日にはスーパーやコンビニなどでもたくさん売られていますよね。
そんな恵方巻には食べ方のルールがあり、恵方巻の具にもひとつひとつ意味があります。
今回は、恵方巻はお昼ごはんとして食べていいのか、恵方巻のルールや具の意味、恵方巻によく合うおすすめのおかずなどをご紹介します。
恵方巻を昼ご飯に食べてもいい?
お昼に昼ご飯として恵方巻を食べても、特に問題はないですよ~♪
恵方巻は節分の日に恵方を向いて食べると、縁起が良いとされている食べ物です。
恵方巻を食べないといけない時間帯などは、特に決まってはいないんです。
ただ作ることなどを考えると、「夜に食べるもの」という風に思われがちですね。
最近では「恵方巻ランチ」という名前でお昼ごはんに恵方巻を出しているお店もあります。
そんな恵方巻には、さまざまなルールがあることを知っていますか?
まずは、よく知られている「恵方巻は黙って食べる」というルールです。
恵方から幸運が舞い込んでくるとされ、恵方を向いて食べることで幸運を体内に取り込んでいるのに話しなどをしてしまうとせっかくの幸運が出ていってしまうとされているからです。
また別名「丸かぶり寿司」とも呼ばれている通り、切らずに一気に食べるのがよいとされています。
これは「縁を切らないように」との願いが込められているからです。
しかし、小さな子供などで食べきれない場合にはちょうどいい大きさや長さで食べるのでも十分ご利益があるとされています。
さらに恵方巻を食べるときには、「目をつぶってお祈りをしながら食べる」というルールもあります。
無言でただ食べるだけではなく心の中で願いごとや、お祈りごとをしながら食べると幸せになれるといわれています。
恵方巻の具の意味は?
恵方巻に入れる具にはさまざまな意味があることを知っていますか?
恵方巻に入れる具はかんぴょう、きゅうり、だし巻き卵、うなぎ、桜でんぶ、しいたけ煮の7種類が一般的です。
この「7種類」という数字にも意味があり、無病息災や商売繁盛の願いを込めた「七福神」の「7」という数字を元に7種類の具が使われるようになったといわれています。
かんぴょうはその長い形から、長生きできるようにとのゲン担ぎの意味があります。
きゅうりはカッパの好きな食べ物として有名です。
カッパには水と子供を守護するという伝説があることから安産や子育てが上手くいくようにとの願いが込められています。
だし巻き卵は黄色い色をしているので、金運が良くなるように、うなぎは「うなぎのぼり」の意味から出世の意味合いがあります。
桜でんぶは紅白のおめでたいイメージがあるのと、原料の鯛から「おめでタイ」というゲン担ぎがあります。
しいたけ煮は、そのしいたけの形が陣笠という戦国時代の防具に似ていることから災難から守ってくれるという意味があります。
また、恵方巻の太巻の形を鬼のもっている金棒に見立て、恵方巻を食べることで鬼退治ができるといういわれもあるそうです。
恵方巻に合うおかずとは?
お昼ご飯に恵方巻を食べるとき、おかずを何にしようか悩みませんか?
恵方巻はお寿司のようなものなので、お寿司の付け合わせなどを参考にするのがおすすめです。
まずは茶碗蒸しをおかずにするとよく合うと思います。
恵方巻に使ったシイタケなどを入れてもおいしく食べられます。
温かい茶碗蒸しと恵方巻はよく合います。
にんじんの飾り切りを入れたり、かわいいかまぼこを入れたりすると子供も喜びますよ。
またお吸い物もおすすめです。
恵方巻はご飯物なので、汁物があると食べやすくなります。
はまぐりと三つ葉のお吸い物や、お豆腐と油揚げのお吸い物もよく合います。
食べ盛りの子供がいる場合は、揚げ物のおかずがあるといいかもしれませんね。
からあげやコロッケなども喜ぶと思います。
恵方巻は和食なので天ぷらなどをおかずにするのもいかがでしょうか?
かぼちゃやさつまいもなど旬の野菜を天ぷらにしたり、エビやイカなど魚介類の天ぷらでもおいしいおかずになります。
シンプルに野菜の浅漬けでも恵方巻にはよく合うのでおすすめです。
大根や人参で作るなますなどでも箸休めにはぴったりです。
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まとめ
節分の日に食べる恵方巻。
その恵方巻の食べ方のルールや、恵方巻に使われている具の意味、恵方巻に合うおかずなどをご紹介しました。
恵方巻を食べるときには、恵方を向いて、黙って目を閉じて祈りながら食べると幸運が舞い込んでくるといわれています。
ぜひ節分には縁起の良い恵方巻を味わってみてはいかがでしょうか?