今日は家で焼肉にしよう!とメニューを決めたものの、いざ終わってみると床が油でベタベタ、そしてツルツル、おまけに部屋中が焼肉のにおいで充満・・・そんな経験はありませんか??
これではせっかくの楽しかった焼肉パーティーが台無しです。
あのベタベタとにおいのせいで家で焼肉をするのをためらってしまう主婦の方はきっと多いはずです。
そこで今回は、焼肉をした後のお掃除方法、焼き肉の後で部屋中がベタベタする場合の対処法、焼肉した後のニオイの消し方について綴って行きます。
どれも簡単に出来るものなのでご家族皆さまでお試し下さい!!
焼肉した後の床のお掃除方法は?
焼肉をした後の床のベタつきの犯人は、油はもちろんのこと、お肉に含まれる中性脂肪の場合が多いのではないでしょうか。
ホットプレートで焼肉をすると、パチパチと油がはねたり飛んだりしますが、煙や湯気もあがりますよね。
煙や湯気にも肉の脂が含まれていまして、部屋の中に拡散しちゃうんです。
しかも床についた脂は、人間が部屋の中を歩くことで足の裏にくっつき、ご丁寧に家の中の床に脂汚れを運んでしまうわけです(;^ω^)
サラダ油に代表される食用の油とは違い、お肉の中性脂肪は「アルカリ性」を示す油用洗剤では落ちにくいこともあるんですよね~。
焼肉をした後の床のベタつきには「重曹」が効果的です!!
重曹は沢山種類がありますが、食品系で口に入れても大丈夫なモノ、工業系で使用するもの違いはあれど、お掃除の効き目に特に大きな差はありません。
100円ショップにも置いてありますよね(*'ω'*)
ホームセンターで市販されているモノは、1kg500円位ですのでとても経済的ですし、市販のお掃除洗剤に比べて手が荒れにくいので主婦の強い味方です。
床のお掃除で用意するものは、重曹と水、そして雑巾があればOKです。
分量は水1Lに対して重曹大さじ山盛り2杯位が目安です。
特にベタベタがひどいならば水よりお湯のほうがよく落ちます。
水は温度が上がることで、水分と汚れがなじむようになる「界面活性効果」が現れるんですよね~。
冬場にお湯で洗いものをすると、手の脂分が取れて、ガサガサになったことはありませんか?
あの作用ですよ~!
あとは雑巾にしっかり重曹水をしみ込ませてひたすら拭くのみ、です。
少しでも楽に脂汚れを落としたいと、メラミンスポンジでこすろうかな?と思うこともあるかもしれません。
メラミンスポンジはとても便利なお掃除道具ですけど、床の表面に細かい傷がつきやすいですよ~!!
梱包されていた袋にも、注意事項として、傷がつきやすいことが書かれていると思います。
メラミンスポンジは、クレンザーを塊にしたような、汚れを「削り落とす」シロモノだとイメージしてもらうといいと思います。
プラスチックや塗り物のみそ汁のお椀なども、メラミンスポンジでこすると細かい傷がついてツヤがなくなってしまいますので、使い方には注意が必要ですよ!
メラミンスポンジを使うのなら、食器を洗う時に使うスポンジがおすすめです!
お味噌汁のお椀など、傷がつきやすい素材でも使えるスポンジですし、床材やワックスの表面にも傷がつきにくいですよ♪
ただし・・・
上の写真のような、お鍋のコゲを削り落とすことができるスポンジは注意が必要です。
研磨面は、サンドペーパーや紙やすりのような、傷をつけながら汚れを落とす効果があるんです。
なので、茶色の研磨面を床に使うと、床に傷がつきますよ!!
黄色のやわらかい面なら、傷はつかないです♪
必要最低限の洗剤をスポンジに含ませ、軽くこすってからすぐに固く絞った濡れタオルで回収してください。
特にフローリングなど木製床は水分に弱いです。。。
放置せずにすぐに洗剤分を回収してくださいね!!!
お肉のベタベタ感が取れましたら、最後は仕上げに水拭き&から拭きでお掃除終了です。
ただし、床にワックスが塗られている場合は、重曹や洗剤の使用に気をつけてください!!
油分がワックスに浸透してしまっている場合は、重曹や洗剤で油分を分解すると同時にワックスも分解してしまい、はがれてしまう場合も…(;^ω^)
ワックスが塗られている床を、指でキュッキュッとこすってみて、消しゴムのカスのようなゴミが出る場合は、確実にワックスがはがれてしまいますね。。。
ワックスが部分的にはがれてしまうと、「はくり」というお部屋全体のワックスを剥がす作業をしないと、目立つようになってしまいます。
目立たないところで試してみてから、重曹を使ってくださいね!!
もしも床のワックスが剥がれてしまった場合は、こちらを参考にしてみてください
部分的にワックスのはがれを直したい時や、アパートやマンションの床のワックスが剥がれた場合はこちらが参考になりますね
⇒賃貸物件のワックスが剥がれた場合、自分で直すことはできる?
ちなみに、過去にジンギスカンのお店の掃除をしたことがあるのですが、お湯に中性洗剤という組み合わせが非常に脂肪分を溶かしてくれましたね㊙
お肉の種類によっては、効果のバラつきがあるかもしれませんがね・・・
中性洗剤を使う場合は、「中性」と書かれた食器用洗剤で充分ですよ~(*'ω'*)
キッチンの床に油をこぼしたり、油でギトギトする場合はこちらを参考にするといいかもです。
焼肉したら部屋中がベタベタする…
壁やドアなどもかなりベタベタするので、こちらも重曹水で拭きあげて下さい。
専用のお掃除洗剤より綺麗に落ちます。
重曹は拭き残しがあると結晶が白くスジのように残ってしまうので、最後は水拭きやカラ拭きをお忘れなく。
テーブルや床、レンジや冷蔵庫など、台所においてある家電もべたつくので忘れず拭いて下さいね。
ベタつきがひどいところには、キッチンペーパーに重曹水を含ませて、しばらく浸しておいてから拭きあげるときれいに落ちます。
重曹水はとても万能なので、普段からのお掃除にも是非ご活用下さい!!
あと元掃除屋だった僕としては、普通の綿タオルを使うよりも、マイクロファイバータオルを使った方が、汚れをお落としやすいと感じています。
お値段は綿タオルに比べるとちょっと高い気がしますが、100均でも手に入りますしね♪
ちょっと感触が独特ですけど、試してみる価値はありますよ~!
ただマイクロファイバータオルは、メーカーによって水分の含み方が違います。
あまり吸水してくれないマイクロファイバータオルは、拭き跡が残りやすいかもしれません。
この場合は、床では使わない方がいいですね。
あとかなりマニアックな裏技で、お掃除したいモノの素材を選んでしまいますが・・・エタノールって脂分を溶かしてくれます㊙
塗装面とかプラスチックなど樹脂のものは、表面を溶かしてしまう場合があるので、使っちゃダメなんですけどね。。。
床のワックスも成分が樹脂なので、エタノールや消毒用アルコールで拭くと、溶けて白くなったりツヤがなくなったりするので、注意してくださいね。
焼肉した部屋の臭いの消し方とは?
焼肉のニオイが部屋につくのがイヤな場合は、ベストは換気扇の真下で焼肉をするってことなんでしょうね(笑)
まぁ冗談は置いといて、あらかじめ窓を開けて風通りを良くしながら換気扇をまわして、部屋の中の空気を循環しておくのがベストです。
でも、お天気が悪い時や真冬に家中の窓を全開、というわけにはいきません。
空気清浄機は効果がある程度感じられますね。
ただし、モノによってはフィルタ―の掃除が大変なことになる場合も・・・
ニオイは特に布製品につきやすいので、カーテンやカバー類など洗えるものはすべてお洗濯して、ニオイの原因となる成分を洗い流しましょう。
ファ〇リー〇やリ〇ッ〇ュを使うって手もありますけどね(笑)
また洗えないものに関しては、クエン酸をスプレーします。
クエン酸は、レモンに含まれる成分で、酸味があり消臭効果がとても高いのでおすすめです。
作り方はとても簡単で、スプレーボトルにクエン酸小さじ2に対して水300ml位を入れて混ぜ合わせるだけです。
市販の消臭スプレーよりも消臭効果が高いので、是非お試し下さい。
クエン酸は100円ショップやドラッグストアにおいてあるので簡単に手に入りますよ。
我が家は焼肉のスタート前に、床やソファには新聞紙を敷いておきます。
お客様が来る場合はさすがに新聞紙というわけにはいきませんが、家族だけなら問題ありません。
新聞紙にかなりの脂分やにおいがつくので、効果は十分にあります。
濡らしたタオルを1枚干しておくとそちらに煙やにおいが吸収されるので
あらかじめ部屋に1枚準備しておくのもおすすめです。
あと優しい効果ですが、出がらしのお茶っ葉をフライパンで煎ると、お茶の成分が部屋のニオイを緩和しくれますよ~!
もしエアコンの風から焼肉のニオイがする場合はこちらをどうぞ
⇒エアコンから焼肉の匂いがする。臭い場合の対策ってどうしたらいい?
まとめ
お家焼肉の後はとにかく家中ににおいが充満してしまい、特に翌日はもう油もにおいも染みついてしまっています。
そのままにしておくと、ホコリを巻き込んでますます汚れがひどくなっていきます。
でもできるだけ早めにお掃除に取りかかれば、それだけ早くお悩みも解消します。
終わったらすぐにお掃除してくださいね。
「もう絶対自宅で焼肉はやらない!」と誓っている方も、是非この解消法を参考にされてみて下さい。
子供たちも実はお家焼肉を楽しみにしているかもしれませんよ~♪